何気なしに グラスに注いだサイダー

しゅわしゅわしゅわしゅわしゅわ・・・・・っ

甘い匂いを弾かせながら ぷくぷくと泡を出す

グラスを弾いた

ちりん

もう一度

ちりん ....
どうせ歩くのなら
なるべく遠くまで歩いてゆきたい
みんなが知っているところよりも
知らないところを歩いてゆきたい

どうせ歩くのなら
なるべく遠くまで歩いてゆきたい
自分だけが知りたいと ....
草原の海に身体を沈め
その波音を聞きながら
清らな青空は
入道雲に右から左へと染められつつ
その上を鳥が大きな翼を広げ
背中で滑ってゆく

風は波音を強くし
潮の香りを濃くし
今の季 ....
人間とは不思議なもんさ...
舌打ちをしながら老人は街の雑踏に消えた

スケッチブックを広げて
素早く行き交う人々を描く
名もない絵描き
色彩鮮やかな水彩絵の具が
いつも傍で ....
今日という日を大切に
誰かが決めたことを
何も考えずに過ごしてしまったら
あなたの一日は
誰かの一日になってしまうでしょう

今日という日を大切に
自分が決めたことを
何か考えて失うも ....
あれや、
と、使いもしない関西弁で
独り言を言った。

あれや、あれや。
あれやになるよ。
あれ、を売る店をひらきます。
あれ、のトレンドを、
過去の情報から
綿密、かつ、
独自の ....
白いノートに綴られて
想いを馳せる言の葉に
緑の草も踊りだし
涼しい風が身を結ぶ

心は文字に改まり
文字は心と伝えあう

赤い夕陽に染められて
夢を奏でる音の葉に
青い小鳥も歌い ....
待合室には
女の子を連れた母親と
少し離れたところに
人の良さそうなおばあさんが
座っていた

熱のせいでボゥッとなった私の目も耳も
何も見ようとも聞こうともしていなかった

「お子 ....
そら
 そう
  ほら
   みて
  ここ
 そこ
むこう
 ぜんぶ
  ぼくに
   とって
    ふかく
  やさ ....
いつからあったのか
窓の外に雲が浮いている

今までぼくは
何をしてきたのだろう
今までぼくは
何を残してきたのだろう

人と同じことをしていたら
人と同じことしか残せない
あの人 ....
ベランダに出て涼しい夜風を感じて
長い髪に風がすり抜けて
ふわり
と、夢の中に落とされた

目を閉じれば一番最初に君が浮かぶ
それ程に今に満足していないのかな?
会いたいと願えば願う程に ....
暗い闇と 細い雨

その中の か細いシルエット

それが あたしだってコト 彼方は 気付かないんでしょう?

待ち合わせ してたのに 何時間も 待ったのに

誰も いなくなった時間に  ....
水面にゆがむ月よ
滑らかならぬ蒼白い顔は
私を待っていたのでしょうか
それとも見送ってくれるのでしょうか

足を止めると
あなたはきらりと
涙を放ったように見えましたが
驕りだったよう ....
昼になると
車の隅で蝉が鳴く
夏だなと
思いたいのですが
冬でも鳴くので
幻聴かなと思ったり
耳の錯覚だと思ったり
本当は
死なない蝉が住みついて
気分がよいと鳴きだして
雌を呼ぶ ....
眠れぬ夜が
大きな口をあけ
数珠繋ぎの言霊を
ひとつ食み
またひとつ食み
私をおいて
月の光ばかりが蒼白く
           強くなる

溢れた涙を
瞳に返せはしないけれど ....
海の方へと走らす車の中
僕は何を考えて運転しているのだろう
自分に質問しても何も答えは出ず
アクセルを踏む足に力を入れた

優しさなんて口先だけ
と、思えてしまう
信じる程に失望は大きく ....
刻むビートの中で

すれ違った人の思いを切り刻む

夏の日じっとしてられなくてパジャマのまま

夏の風のなかをはしりぬける

繋いでとぎれない笑い声

手をのばしてつかみ ....
痛いとかかゆいとか
間抜けな人は嘘でもいいやと
マルをつけた
早く治るといいね

ピンクが好きだと言ったのね
そんなのもう
鳴り響かない
ずっと弾いてないから
静電気を放った
早く ....
短所

破滅願望
自殺願望
仮想願望

心 弱体化

半信半疑
人物 嫌


憂鬱

自我 消滅
快楽 取得
世界 崩落

未来絶望
過去 ....
ぼくは詩人

季節の思い出は
大きなものよりも
小さいことの方が
存在として大きい

今日もまた

夜の散歩をしていると
花火に出会いました

夜の空に咲く大輪の花が
その一 ....
私は言葉だ
私は日々 消費される 切り売りされている
切り花のように美しく 華美でいて
造花のように どこかしら胡散臭い
私は言葉という散財好きな令嬢である
はたまた この世で最も蔑視される ....
{引用=お嬢ちゃん、夕凪ドロップって知ってるかい?}

駅前で老人は呼び止めている
誰も足を止めずに長い髪を風に乗せて歩く

夕焼けを写真に撮る
カメラマンが其処にいた
近づくと後ろに周 ....
月は高く窓ガラスをすり抜けて
フローリングの床で優しく揺れている

君の声は夜風に乗って流れて
頬を伝う涼しさは本のページを捲って
私は一枚と一枚と戻している

扉を叩く音が静 ....
イワシの缶詰を

買ってきて

もらった

イワシの缶詰の空き缶は

魚臭いから野良猫が咥えて

行くんだ

カランコロンと音を立てながら

猫がイワシの油を舐めるんだ
ひかりの断片がまちまちに彩る景色の
これ以上無い非日常さに腕をひかれたように
散らかった部屋を放ってわたしは外に飛びだした
今日の天気がうすくもりなのか
目にかかるレンズのうすくもりなのか
 ....
今日 あなたが死んでも
明日 私は泣かないだろう

一瞬の悲しみは
空しい夜に飲まれてゆく


今日 私が死んでも
明日 誰も泣かないだろう

一瞬の衝撃は
儚い朝に吸わ ....
雲色のミルクをコトコトと温めて
お鍋はグツグツと音を出す

夜空を優しく撫でる様に流れ星が堕ちる
三回願い事を声にすれば願いは叶う
でも、本当の願いは胸の中に在る

北風は窓枠 ....
炎の塊がどんどん大きくなっていく

僕の心もどんどん大きくなっていく

知らず知らず僕は少しずつ大人になっていった

まだ子どものままでいたい

ピーターパンシンドロームでもい ....
彼女のハンモックは
ピンク色だったそうだが
僕のハンモックは…

完全な漆黒であり
プランクトンの雪の舞う
蟹のいる深海の黒

練炭より
エスプレッソコーヒーより
悪魔の翼より
 ....
(でっかいのが、死んだ。)

風殺すようないかり肩に丸刈りの白髪頭乗せて来るのは あれは
ロブス 漁師で 工房の隣の教会の管理人だ
逆光でも分かる お調子者の いつものいたずら ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
サイダー- 愛心自由詩6*06-8-3
なるべく遠くまで- ぽえむ君自由詩7*06-8-3
夏空の下で- ぽえむ君自由詩7*06-8-2
十年越しの想い- 海月自由詩1*06-8-2
今日という日を大切に- ぽえむ君自由詩6*06-8-2
あれや- 神島 に ...自由詩206-8-2
言の葉・音の葉- ぽえむ君自由詩10*06-8-1
病院- さち自由詩14*06-8-1
- 水在らあ ...自由詩37*06-8-1
今までぼくは- ぽえむ君自由詩9*06-8-1
夜風- 海月自由詩1*06-7-31
- 愛心自由詩306-7-31
渡月橋- Rin.自由詩19*06-7-31
ニイニイゼミ- あおば未詩・独白2*06-7-31
蒼白の月- Rin K自由詩20*06-7-31
君に会いに行くために海へ行く- 海月自由詩3*06-7-30
夏休みって何で長いのに短くかんじるの?- こめ自由詩706-7-30
早く治るといいね- アサリナ自由詩10*06-7-30
自我詩- 海月未詩・独白1*06-7-30
ぽえむ君−花火−- ぽえむ君自由詩8*06-7-29
「愛している」- きりえし ...自由詩8*06-7-29
夕凪ドロップ- 海月自由詩2*06-7-29
家出少女の置き手紙- 海月自由詩1*06-7-28
鰯の缶詰- たかよし自由詩7*06-7-27
夏の次の季節- 明日殻笑 ...自由詩9*06-7-27
遺言- ラプンツ ...未詩・独白606-7-27
ホットミルクデイに優しいキスを・・・- 海月自由詩2*06-7-27
大人と子どもってなにが違うの?- こめ自由詩1206-7-27
「黒いハンモック」- たかよし自由詩4*06-7-27
パサヤ・ドニバネには道が一本きりしかない- 水在らあ ...自由詩56*06-7-27

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