よーいドン
ピストルが鳴る
まるで花火のよう
今日は
運動会
元気な
子供たちの
応援の
掛け声が聞こえる
元気に
走っている姿は
とても
たくましく思う
赤勝て ....
母の日は
思い出すなぁ
スーパーで
子供たちが
描いた
母親の絵を見ることがある
いろんな顔があって
正直言って
びっくりしてしまう
私は
絵ではないけれど
プレゼントは
....
君の笑顔が好き
それに
僕は少し
憂鬱だから
君の笑顔を
見ていると
心が
晴れたように
明るくなる
好感が持てる
誰からも
愛される
誰からも
負けない
君は強いから ....
生きていく事がひどく
滑稽に思えてきたのです
紡いでいく朝
邪な思いを甘やかす小部屋
この道の先にあるものは
高が知れているだろうに
私は今日も滑稽な光に
身を委ねる
怒声が聞こえない
クラ ....
朝の散歩に出かける
浜辺に梱包されたものが置かれている
私が梱包をほどいてしまったばかりに
宇宙の内側に居たはずの私達は
混沌とした宇宙の外側に放り出された
そこに収められていたピアノ
....
雨上がりの夕焼けはせつないね
全てがオレンジ色に染まって
ただ輝いている
ーでも
明日はきっと晴れる
そのことを信じて
私は家路につく
明日もみんなの笑顔が見られるようにと
祈りな ....
身体とこころが、一番遠い日
時計はひとつだけではない
空腹を知らせてくれるのも
まぶたに重みを加えるのも
呼吸を始めるのも終えるのも
全部がばらばらに針を向けていて
アラームはそれ ....
小さな手で握り返した
精一杯の自己主張は
脆くも崩れ去り
斜めの世界で
命を耕しては
空の彼方が憂いを帯びる
いつもさようならは
口に出来ずに
終わりのない結末を
月の欠片が反射 ....
わたしは
あなたの音楽でいたい
あなたのくちびるがそっと開いて
嬉しそうに口ずさむ
空に向かって呼ぶように
わたしは
あなたの水でいたい
奇跡の泉にはなれないが
乾いた心を潤し ....
風に
吹かれながら
野原に咲いている
たんぽぽが
ひとつ
ひとつ
空へと
ゆっくり
飛んでいく
風に吹かれた
たんぽぽの
白い綿毛は
どこに
行くのだろう
ふわふわ ....
友達と
いるのだけが
楽しみだけでもなく
毎日を
友達と過ごすことが
人生でもない
自分だけの
ひとりの
時間があっても
良いんではないかな
たまには
ひとりで
のんび ....
花を
育てるように
心を育てていこう
心に栄養を与えよう
花を植えるように
夢を大切に
育てていこう
花を一つ一つ
植えるように
自分の道を
一歩一歩
進んでいこう
花 ....
肩を寄せ合う店先 雨に濡れた君は太陽のように笑う
しとしとと 雨は全てを 濡らしてる てるてる坊主 願いよ届け
湿気を含んだ空気に 母の胎内を重ね 丸まって眠る
あなたの胸に頬つけて
やわらかな海へ泳ぎだす
ねえ
....
廃棄された自動車のモノトーン
雑草に埋もれ かろうじて見える車体
タイヤもなく ほとんど原型をとどめていない
昔に思いを馳せたところで
この草むらから抜け出る術を知らない
....
あの人の元カノが判明
なんと隣のクラスの
あきやまさん
容姿端麗
博学多才
元バレー部エース
わたしなんか
霞んで見えちゃうほどの
オールマイティーガール
か、
敵わな ....
夜空の裂け目に祈りを捧げ
彼らは湿地帯を彷徨い
鏡のような水面を呈している
池の畔に辿り着いた
今宵は下弦の月
王の前で繰り広げられる
ガラスの破片の上での
....
お母さんの手のぬくもりを
知らない私は
今お母さん
お母さんの手ってあったかいのかな
お母さんの手って柔らかいのかな
ときどき小学校の教科書に
お母 ....
人間が理性に疑問を抱いた時
世界が終焉の時をむかえる
嗚呼 私は知っているんだ
この一瞬の空白の時間を・・・
ちらりと交し合う視線 その先に乗せた言葉
音にしたら きっと私の心をぐっさり傷つける
その 一瞬で終わる空白の時 ....
猫はどこ
テレビの後ろに
私の背後に
どこかの小説の中に
難解な映像の中に
猫はしなやかに溶け込む
動かない物達に囲まれ
居たい所に居る
見つけた時の安 ....
目をとじると
僕の
思い出の中で
君はいつも
笑っている
懐かしい
あのころ
楽しかった
何もかも
素敵な日々
忘れることのできない
懐かしい
あの日が
僕に
帰っ ....
いるはずのない
あなたの姿が
そっと目を
閉じていると
現れる
遠い昔
私が
初めて
愛した人
今は
思い出にしかない
あなた
どこにいるのか
なにしているのか
わ ....
雨の中を
ひとりで
立っている
ずぶぬれになるまで
家に
帰らず
雨の中を
ひとり
立っている
あいつと
別れたから
あいつに
ふられたから
わたしのこと
真剣 ....
看護師の熱い思いを膨らませ高いレベルの看護を目指す
哀しげに僕を見上げる捨て犬の心の扉半開きのまま
庭に出る
土蔵に這う蔦
蔦に絡まる男
死をまとった男が動き
辺りに美を放つ
扉を開く
路上に咲く貴婦人
貴婦人の厚化粧
紅が滴り落ち
鳩と同化する
一本の直線
石灰で描か ....
当てどなく 単の着物 袖通す
ここは
自由の国
掟も
常識もない
極楽だけの場所
そう
ここは
楽園なのだ
長生きしたものが
魂を
永遠に葬る場所
ここは
亡くなった者たちの
極楽の場所なのだ ....
夢への旅が
今始まった
ここからは
自分との戦い
自分への
新しい人生への
旅立ちでもある
夢への
終着駅までは
まだまだ遠い
必ず
手にしよう
夢という名の切 ....
長く
生きたものたちよ
ここは
お前たちの魂を葬る
天の世界だ
何も
苦しむこともなく
悲しむこともなく
滅んだ魂を
休ませるがいい
安らかに
眠れ
亡者たちよ
....
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