コンクリートの壁は
滑らか過ぎるくらい滑らかで
虚無が手を通して
伝わってくる

その平らな壁は
計算に計算を重ねた
蓄積そのものだった
自然への抵抗

しかしそれは同時に
自然 ....
時計が丸いのは
時間が丸いから

時間が回る
だから時計も回る

時間が回る
だから地球も回る
時間は丸い星だから

時間が回る
だから星も回る
時間は丸い宇宙だから

時 ....
人が創る地獄絵は
恐怖と醜さが鮮明で
人が想う天国は
幸福と美しさが不透明

人の批判は瞬時に知れ渡り
功績はすぐに消えてゆく

否定することはたやすい
ひとたび否定の沼に溺れれば
 ....
愛されたいなら
愛して欲しいと言う前に
愛されるに値する人になりなさい

孤独が嫌なら
寂しいと言う前に
手をつなぐ方法を考えなさい

認められたいなら
愚痴をこぼす前に
きちんと ....
正しい生き方
というものがあるのなら
それは果たしてどんなものだろう

正しい生き方は
少なくとも規則正しい生き方では
ないようだ

無駄があってこそ
その人はその人になれるのだから ....
未来は雷雨とともに降ってきた
次から次へと
激しく地上に落ちてくる未来

あるものは大地に地響きを唸らせ
あるものは風に吹かれ
ゆらゆらと漂いながら
音もなく落ち
誰にも気づかれないま ....
朝から風鈴が鳴るも
どこか寂しげなその音は
いつもよりも小さく
張りがなく聞こえる

昼にはセミも鳴くも
何か物足りないその声は
いつもよりも遠く
弱ったように感じる

夕方のテレ ....
涙を流した分
人はそれだけ大きくなれるから
泣きたい時は素直に
泣けばいい

でも
涙をこらえる方が
もっと大きくなれるから
泣きたいこそ
笑顔を見せれるほど
強くなってほしい
 ....
一期一会のその時を
誰よりも大切に
互いに互いを認めあい
その時を尊び
行く末を見守る心を結びたい

一期一会のその時が
何よりも大切に
人を人として分かりあい
その場を敬い
共に ....
誰のためにでもなく
ひたむきに
がんばる人がいる限り
自分もがんばれる限り
がんばれると思う

結果が大事というけれど
結果にならない結果だって
大事なんだということを
がんばる人は ....
ぼくから見えるこの空は
広いというよりも大きい

首を回すだけでは
すべてを見ることができない
空の中に包まれてゆくようだ

ぼくから見えるこの空は
高いというよりも太い

そばの ....
風が穏やかにゆっくりと
空へと舞う朝
葉がかすかに揺れ
鳥が一日の生の活動を歌う

空は青色のまますべてに渡りきり
今日一日の大地を見守る

風がゆるやかに高く
空へと向かう朝
葉 ....
地下につくられた大きく広い駅
地上に出るまでの小さく細い通路
急ぎ足ではないと
後ろとぶつかってしまう

機械から出される熱い風を
暑いと錯覚する
めまぐるしくファッションと経済が
身 ....
畑の真ん中から
どっしりと重い夏をもいで
両手で抱えた
なんだか地球を抱えている
そんな気がした

畑の真ん中から
重い夏を汗を流しながら運んで
丸い大きな宇宙の中にそっと入れた

 ....
ひっそりとした山の中に
一筋の銀色の水が
きらきらと輝きを放ちながら
そばに開く大きな葉に
花を咲かせるように
静かに脈をうつ

時折り光が流れの中で止まり
うたかたとともに消えてゆく ....
誰かが歩いたその道は
とても綺麗で心地よく
一つ一つが細やかな
心を配る安らぎに
できればじっと止まりたい

誰かが歩いたその道が
通行止めと閉じられる
一人一人が大切な
心の中の入 ....
暑き夏歌を詠もうと外出れば
  流れる汗に言葉は止まる

詩を放棄しなくてはならないほど
言葉が出せない
頭の中で淡く思いつく言葉たちは
ペンに伝わるまでに溶けてしまう

それは熱した ....
月明かりの眩しい夜
少年は天使に出会った
天使は白いワンピースを着た少女で
淡い空色の瞳に純白の翼が生えていた

少年は天使に尋ねる
「どうして翼が生えているの。」
「神様のお使いをする ....
平和は考える前に
願うことから始まる

一人一人の願いが集まり
それが社会となることを
みんなが願う

歴史はその願いを
裏切ってきたのかもしれない
けれども
これからの未来には
 ....
ぼくは歩き続ける
歩き続ければ
何かがあるかもしれない
何かが見つかるかもしれない
何かを感じるかもしれない

立ち止まれば楽だけれど
止まり続ければ
昨日のぼくのままで
今日という ....
いつも一生懸命予定を立てて
ひとつひとつ階段を登るように
こなしていくあなたへ

肩の力を抜きましょう

予定は未定であるわけで
至る道が閉ざされちゃったように感じても
今の一歩をどう ....
からからと跳ねつつ下り
流れゆく清らな水の
その音に誘われたのか
遠くから鳥も近寄る

さらさらと弾みつつ行き
進みゆく青らな水の
その色に魅せられたのか
高くから雲も眺める

ゆ ....
生きるものにとって
その生の躍動が大きく羽ばたく頃
森の中にそっと足を踏み入れる
静かな朝

光が遮られた場所には
シダの葉が青々と続き
時よりの木漏れ日は
地面の土を黒々と照らす
 ....
荒れ地に自由が生まれた

わずかな緑が生まれ
小さいながらも花も咲く

荒れ地はどんどん広がった
同時に大きな草花や大木も
かわいらしく鳴く小鳥たちも
やってきた

いつしか荒れ地 ....
あなたの夢は遠くとも
歩み歩めば辿りつく
前へ前へと進みゆき
自ずと見える日々の道

あなたの夢は高くとも
続き続けば届きつく
上へ上へと積み重ね
自ずと気づく日々の徳

あなたの ....
私たちはこれから
一人で歩いていかなければなりません
今いる場所はとても安定した
自分にとって慣れたところ
でもここにいては
ここにいるだけの人です

ここにいる人から
ここにいた人に ....
人はみな詩人である
言葉を操る才をもち
その感情を記号化する
その文字は伝達に止まらず
心と心を伝えあい
いつしか人に詩が生まれる

人はみな画家である
色を操る術をもち
その感性を ....
嵐の去った夏の空は
純粋な空が広がり
地上には青い風が流れる
暑い気温でも空を見れば涼しい

雨の通った夏の道は
透明な雫が続き
地上には青い風が流れる
汗が落ちても雫を見れば清々しい ....
微笑みは遠くに。

麦わら帽子は陽射しを遮り
君の表情も影で隠す

君の小さな口元
囁く声は蝉に掻き消された

神社の境内までの一本道
轍がこの頃良く目立つ様になり
 ....
遥かかなたの
赤い想いをめがけ
心をこらしている

届くだろうか?
私の想いは
この矢と共に

{ルビ宇宙=そら}をわって
君の心を射抜いておくれ
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不規則な規則- ぽえむ君自由詩6*06-8-24
時間は丸く回転する- ぽえむ君自由詩6*06-8-23
否定の沼- ぽえむ君自由詩13*06-8-23
箴言- いとう未詩・独白5+*06-8-23
生き方に迷う- ぽえむ君自由詩6*06-8-22
空から未来が降ってくる- ぽえむ君自由詩17*06-8-22
次の季節へ- ぽえむ君自由詩14*06-8-21
悲しみも喜びも- ぽえむ君自由詩5*06-8-21
一期一会- ぽえむ君自由詩9*06-8-20
がんばる人がいる限り- ぽえむ君自由詩9*06-8-19
ぼくから見えるこの空は- ぽえむ君自由詩7*06-8-19
風の舞う朝- ぽえむ君自由詩8*06-8-18
孤独な都会- ぽえむ君自由詩13*06-8-17
重い夏- ぽえむ君自由詩13*06-8-17
渓流- ぽえむ君自由詩13*06-8-16
誰かが歩いたその道は- ぽえむ君自由詩7*06-8-16
言葉は溶けてゆく- ぽえむ君自由詩7*06-8-15
空を飛ぶ夢- ajisai自由詩6*06-8-15
平和を願う- ぽえむ君自由詩9*06-8-15
ぼくは歩き続ける- ぽえむ君自由詩3*06-8-14
*あなたへ*- かおる自由詩8*06-8-13
清らな水を追いかけて- ぽえむ君自由詩7*06-8-13
過ぎゆく時の中で- ぽえむ君自由詩8*06-8-13
荒れ地- ぽえむ君自由詩5*06-8-12
あなたの夢は- ぽえむ君自由詩6*06-8-12
旅立ち- ぽえむ君自由詩5*06-8-11
いつしか人に- ぽえむ君自由詩8*06-8-11
青い風- ぽえむ君自由詩10*06-8-10
思い出は、朧げに。- 海月自由詩2*06-8-10
Sagittarius- 春日野佐 ...自由詩5*06-8-10

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