うたかた
泡となって
消えないよう
輪郭を撫でる
せめて
触っても
壊れない程に
うたかた
私によく似ていた
静寂に
手のひらから
生まれた 蝶
....
「おかえりなさい^^」の一言が
君の心を
あたためられるような
そんな二人が
あったらいいと思うンだ
言葉に表せない物は
心の中で具現化している
それを口から吐き出し
言葉にするまでには
何らかの障害やそれを言葉に出来ない
理由や意味がある
ここちよい言葉を重ねて
....
私の朝は
ご飯に
スクランブルに
ベーコンに
ハシュドポテトに
野菜ジュースに
ドレッシングたっぷりの野菜サラダ
剣と盾
アナタはどっちを選ぶ
破壊を繰り返し殺戮の
レクイエムを流す剣と
心を守り自分を守り
自分を否定し何事にも
否定を繰り返す盾か
剣と盾どっちとも
....
苦しかった
何にが苦しいのかわかんなかったけど
とにかく苦しかった
最終バスに乗り遅れて
もう君に会えなくなっちゃった
虹の上を走ってる
最終バスを見ながら
....
暗闇の中に
わずかに流れる
悪魔の歌声を耳にしたよ
心細くて
コンクリートの壁に叫んだ
外の光の誰の叫びか
ブラックボイスが脳髄の
芯を揺らす
僕にはそ ....
雨が降り出したら
相合傘しようよ
雨に邪魔されず
二人の空間作ろうよ
雨よ
止まないでおくれ
二人の愛が完成するまでは
止まないでおくれ
相合傘したら
二人を包むように
甘 ....
大量のノイズが流れる
真っ暗な部屋で
ぼくは耳を押さえながら
必死に絶えていた
ぼくはずっとこの部屋にこもっていた
そとは輝いて希望に満ちてた
だがそれは表の顔
....
乾燥した空気がぼくをつつみ
心まで乾燥してしまいそうだった
僕はキミと肩をならべてあるいていた
やはり紅葉がきれいだった
キミはぼくの手を握り下をむいて歩いていた
二人と ....
真夏の太陽がじりじりと
僕の体を焦がしていた
人がほとんど居ない
秘密の海辺で今日は
キミとふたりっきりでデート中
僕はサーフィンで波を自分の者にしていた
キミはず ....
桜並木の下で
花吹雪が舞
気持ちがいい春の風が
ぼくの傷ついた心を癒してくれた
やっとあの冬が終わってくれた
あの悲しい過去は過ぎていく
今はただこのままでいい
....
俺はどこに向かっている
がたがたなる列車に体をあづけて
どこまで続いているのかわからない線路を
列車はただの鉄の塊となって走っていた
周りを見渡しても誰もいない
どうやら俺一人しかこの列車に ....
涙の滴が落ちてきた
そして水たまりに落ちていった
そのはじけた弾みの波に
ぼくは巻き込まれていった
もがいても上へは上がれなかった
苦しくて意識がもうろうと
してき ....
ひと昔前
電子の森ですれ違った人がいる
早くにお母さまを亡くされ
病弱な彼は
小さな町で古本屋を営んでいた
古いエレクトーンの音を聴いていると
彼の一句が思い起こされてきて
切なくな ....
クリスマスという
魔法にかかる
哀しみの涙も
魔法にかかれば
幸せの涙に変わるかな
強がっていないで
今夜は素直な気持ちで
あなたに甘えよう
ライトに照らされて
魔法の効 ....
{引用= 空をイチョウが渡っていった
最初は一枚
次には乱舞
真上を通った瞬間に
くるくるイチョウの形が見えた
落ちてきながら
落ちてはこずに
....
3分間で あなたの愛に 火照らされて
私の心を いっぱいにしたと 思ったら
当然のように 3分間で 食べ尽くされ
殻になったら棄てられるだけなんですね
私が持っている鍵を使って
あなたの心に入り込む
でも今は
鍵穴が新しくなり
私の鍵では入れなくなった
私への想いがなくなった証拠
使えなくなった鍵は
捨ててしまおうか
私の ....
余がルクセンブルグのハイデルカイアットホテルに滞在の折り
夜の列車が汽笛を鳴らしてコーマ駅を出発するのが聞こえた
ホテルの二階 赤茶けた電話機に接続すると
余はコンピュータースクリーンにコード ....
めくるめく展開する青
それは淡い水彩画で描かれた
青いヌードだった
彼女のくれた画集の傍らで
煙草くゆらす僕
灰色が包み込んでいく涼し気な青の女体
けして君を汚したりはしない
....
ランブルのデミタスを
すするように飲むと
僕の舌先に
震えるような秋が来た
ドミ二クチノの蒼い絵が
氷のように冷たく見え
飲み干して
しばらく歓談していても
僕の胸のうちの秋は
....
新幹線のぞみ22号で
トンネルも
山も
街も
風景をシャッフルだ
ああ
僕は恋人に逢いに行く
携帯のメールも
僕のはやる心も
空に弾けて
砕けそう
銀緑の光線が
四 ....
告白します。
ぼくは詩の書けない詩人なんです。
歌わず
炎の中の薔薇のように燃えもせず
気の抜けたペリエのような者に過ぎません
涙でいっぱいになった空から
雫が落ちてくるのを見なが ....
あなたに 伝えたい言葉があります
それは 春の日差しのように優しく
時には 漆黒の海に荒れ狂う波のように
様々な想いが交錯する言葉です
伝えたくて 伝えたくて
どうしようもないのに… ....
赤い綱渡り師
青い空の片隅に
白い乙女をみとめ
緑の海へまっ逆さま
こすもすもくもく
ゆけむりもくもく
おはなむずむず
おなかゆるゆる
よかぜぶるるん
こすもすゆらゆら
あかトタンやね
くずれておちた
いつかわらった
こすもすころころ
みづ ....
か細いわらの詩人が
明るい月の下
カバと話した
「僕の詩を読んでくれよ。
これが僕の他愛ないけれど、
たった一度の人生なんだ」
カバは当惑しながら読もうとするのだけれど
ちんぷん ....
恋に目覚めたとき
君は書くだろう
恋に焦がれた
男の詩を
愛に恵まれているなら
君は書くだろう
優しさ満ちた
日々の詩を
性に欲望したとき
君は書くだろう
交尾に狂う
獣 ....
人はみな
いずれかの地に 生きる場所を求めるもの
山に
野に
海に
ここで生きてゆくと 決め
その地を愛するもの
それが
国を愛するということなら
その土を愛せよ
丁寧に耕し
....
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