含まれてこその『わたし』で
一部ではなく
全てでもない
そんな存在(モノ)
真実の投影機でもあり
嘘の映写機でもある
そんな存在(モ ....
いつも心に砂時計。
感情が、さらさらと、砂になって滑り落ちる。
濡れていれば、掴めるのに。捕まえるのに。
心の隙間を通り抜け。
神経の間に滑り込み。
涙腺に入り込む。
....
夏ごとに
おしゃれになってゆくおまえが
自慢のミュールで前を行く
{引用=
(なぁ、おまえが選んだっていう
(このお父さんの水着
(ちょっと
(トロピカル過ぎやしないか
}
いつか
....
朝
カーテンを開けて
入道雲と対峙した
…むっ
負けた…
いいよ
今日も真夏日和で
『思』
損をする
誰かを思うこの気持ち
知らないままに大人になれば
『子』
育て方一つで変わる性格に
リセットボタンはあるはずがない
『師』
人として ....
白い紙
鉛筆で詩を書く
間違えた文字を
消しゴムで消した
ごめんね と呟いた
なんとなく切なくなった
白い紙の上
黒い塊見つめ ....
あたしはエゴイストだから
自分のしあわせしか考えない
だから
笑って
あなたの笑顔が
あたしをしあわせにする
他の誰かとでもいい
笑って
あなたに
しあわせになってほしい ....
玄関の向こう側で
人の声がする
それは私の知らない人の声
玄関の向こう側で
行き来する自動車の声がする
それは忙しいと街が嘆いている声
玄関の向こう側で
ジェット戦闘機の声がする ....
ヒグラシの声が
夕焼け空に木霊して
夜を誘う夏の宵
沈みゆく夕陽に
背を向け歩き出す
影法師を連れて
我が家へ
煌々と光る月を見れば
頬に伝う雫
何故か懐かし ....
あたしは今
君と出会い
揺るぎない感情を
初めて手に入れた
君色に染める
純粋な
『恋心』
真夏の陽炎の向こうから
短い編成の列車はやって来る
そのいっぱいに開かれた窓から
ショートカットの後ろ姿が見える
列車の外から
車両の様子は
ありありと伺えて
制服の脇に置かれた ....
小さい頃
ラムネのビー玉は
取れると思っていた
母と行く縁日
たくさんの人混みに
少し怯えて
けれど
ピー、ポンポン、シャラシャラ
音に惹かれて
駆け出した
ー手を離さない ....
言葉よりも不確かなものを
信じてみようと
努力なんてしなかったけれど
それはあるのだと
人づてに聞いた事があるの
だけど眼に見えないものを
その語感だけで捉えようとしても
は ....
いつか
あのひとに
花を渡そう
薔薇のように豪華ではないけど
わたしの想いのような小さな花を
きっと
ちょっと
困った顔して
でも受け止めてくれるかもしれない
あの笑顔で
昨日の夜
君と見た花火が
めっちゃくちゃ綺麗で
花火に照らされた君の顔も
めっちゃくちゃかっこよくて
浴衣に身を包んだあたしは
真っ赤になりっぱなしやった
....
心にぽっかり空いた
大きな穴を
欲望に身を焼いて
埋めようとしましたが
だめでした
心と心が
つながらなければ
何もないのです
心のつながりが
希少なことは
夜空にひとつだけ
....
空は高く澄み渡り
雲一つない快晴に
ふいに恐怖を覚える
揺れるアスファルト
伸びて行く木々の影
落ちていく星の輝き
乾いたグラウンド
白球の汚れや誇り
遠く響く ....
愛したいものがそこにあります
守りたいものがそこにあります
だから私は泣くのです
離れないでと泣くのです
愛していた場所はここです
守りたかった場所はここです
だか ....
「暑いよぅ」
…だから
お家に入りなさいってば
汗をかきながら
夏の太陽を浴びながら
のぼってく さかみち
のぼりきったとき
君の笑顔と。。。。。
生き方にレールは必要ありません。
好きに決めて進めばいいの。
だけどこれだけは約束してほしい。
責任取れる範囲で決めて。
あとはもう自由自在に突き進め!!!
まっ ....
月が
滲んでみえる
わたしにだけ
今日と明日の夜の谷間に
微かだが
感じるあなたのため息
ソプラノ歌手よりも
こころに染みる
透き通ったそのひとの言葉
最上の音楽に聞こえる
胸のふくらみがさらに大きくなり
木管の寂 ....
かわりばえのない
窮屈な日常も
とりとめのない
退屈な会話も
それはそれで
何らかの意味があるんだと
そんなふうに思えたなら
自分が自分である事を
思い切って許してあげ ....
知らないうちに
あなたを傷付けてしまいました。
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
わがままだけど、
最期まで知らなきゃよかった
でも
知ってしまいました。
で ....
闇に溺れ時が潜る
普通な一日だるさが目立ち
日々むしょうに愛が欲しくなり
飛びたくて羽が欲しくて
洞窟の中を訳も分からずただ
止まる針の先の数字でしか決まらなか ....
たくさんの
言葉を交わしたはずなのに
覚えているのは
「さよなら」
の四文字だけ
もう
顔も思い出せない
その仕草も
でも
まだ
あなたが好きです
瑠璃色の地球とは
どんな色なのでしょう
そもそも地球は
どんな色なのでしょう
ある人は
青と言っていました
私は実物を
肉眼で捉え ....
つぼみをずっと見つめている
このつぼみが開いたら
あのひとが
電話をくれる気がして
漲っていく深夜の街を
あなたと走りぬける
夜風も何も感じない
景色なんか見る余裕ない
いまスピードは230km/h以上
だから
このしがみついている感触がすべて
この手を離せば
....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244