背伸びして掴んだギリシャ文字を
ノートの隅にしたためる
方程式をプログラムした紙飛行機
その切っ先は水銀の鍵ということを
疑いもせず
七時間目の学校
屋上の手すりから放つ

サッカーボ ....
窓辺の鉢植え
赤いスイートピー
 
穏やかな陽を浴びて
そよ風を受け
真白なカーテンと共に
ゆらゆらとリズムをとる
 
 
この部屋とも
今日で別れ
 
明日には
新たな一歩 ....
隣に誰かが住んでるのは
わかっているのだ

ときおりの咳(しわぶき)
まだ夜になりかけの時間に
聞こえるラジオの音
ゆるやかにまわる
洗濯機の水音

彼は
食事を終えると
すぐに ....
幼子の手引く母の
足取りは重く
歩道の上
アスファルトに滲んでいく

いつの日も繰り返される
出掛けてしまった後悔を
抱いたまま家路を急ぐ

手に取る物がそこに在る
確 ....
なんだかゾクゾクする。
身体中の関節が痛い。
熱があるんじゃないんだろうか。

もちろんあるに決まってる。
鼻は詰まるし
喉が痛い。
咳が止まらず
食欲も失せる。

彼は医者に行く ....
長い長い
旅の終わりが

こんなところだといい

荷を降ろして
火を焚く

そのとき
感じるのは

暖かき
密やかに囁く
木々の擦れ合う音

朝はまだ
こんなにも早くて

この木々の下

わたしは
誰にも見られず
泣くことができる

誰も慰めず
心配もせず
手を差し伸べることもな ....
三が日終えて初めてパスタ食う

新年に去年の仕事終わらせる

白菜が「鍋にいれて」と言ってくる
孤独は

暗い

明かりが足りない


誰かの温もり

明かりにしたい
愛の実は
赤い色で揺れている

ひとつ
またひとつ
色づいて
赤い赤い糸

運命のひととは
小指と小指で
繋がってるんだってね

結ばれなくても
せめて
近くにあればいいのに
昨年の餅は今でも冷凍庫

我家では色とりどりの餅を搗く

七草の香り懐かし里思う
久しぶりの屋台
2人で食べるお好み焼きひとつ

分け合ってあつあつを頬張った

マヨつける?
ソースもっとかける?

何気ないことばも
すごくあたたかで

こんな瞬間
あっとい ....
何をどこに忘れたのですか?
駅の係員は開いた記録簿に目を落とし尋ねた

普段から乗りなれた通勤電車
それなのに今夜は何かが確かに違っていた
勧められるまま飲んでしまった新年会
赤ら顔の同僚 ....
 さらさらと

お前は何しに来た

 こんこんと

お前は何を話しにきた

 しんしんと

お前は何を聴きにきた


 さらさらと

また人々の掌に舞い降りてきた
 ....
溜息が零れ落ちてく仕事始め

賀状には相手の匂いついて来る

お年玉幾らくれるか想像す
こころ鎮めて
そっと引いたおみくじは

大吉だった

「清風朗月一銭の買うを用いず」
清々しい風や美しい月は、何時でも何処でも手に入れることが出来る

気になる恋愛運は
固い絆で結ばれる相手があらわれ ....
こんなに
たくさんの
人混み

やさしく繋いだ
手と手が嬉しくて

はぐれないように
離れないように
年逝けば新たな自分作り出す

初日記今年の抱負書き綴る

正月の姿川面に映り込む
君との最後にしては満足できたのだろうか
今までの経験に比べたら上手に出来たのだろうか

君の呼吸は少しずつ深く遅くなっていく
微弱な鼓動だけが僕の手を伝い届く

「ありがとう」と唇が微かに ....
コンビニに
止まった
大きなトラックから
油が滴り落ちて

なんてきれいなんだろと
一瞬立ち止まる

けれど
美しき虹も
結局は自然破壊でしかなくて

見惚れた自分に
苛立ちを感じる

この
とめどな ....
鼓動を知っている
急激に階段を上がり
寝床に入ると
生きている苦しみと共に
息切れと共に
脳を覆う

熱を合わせると
寝床が海に変わり
大海原を旅する船になる




鼓動 ....
初夢の続きが見たく二度寝する

初茜微かに響く朝の音

初春や三日過ぎればダイエット
雲は水面(みなも)空に浮かぶ水たまり

細かな細かな水滴が
集まって雲になり

時にはさざ波

風に揺れて
風に吹かれて

真っ白な
水たまり

空を見上げて
雲を深呼吸した
やっとなついたグレイが
背中をまんまるにして
竹輪を食べている

冬のおだやかな昼間
あたたかな日差し

どうか
この子が
元気に生きていけますように

わたしは祈りながら
日々の糧を
少しずつ与える ....
いつもあったかい
きみの手は
やさしさが かくれてて
あんしんする

あっちへ行っても
こっちへ行っても

待ってて くれるし


まよっても


止まっても
 ....
正月のお笑い番組もう飽きた

正月の凧あげる人見かけない

年賀状貰うばかりで胸痛む
いつもと同じ場所から何ら変らずに
初日がひょいっと昇ってきただけなのに
「ありがたや」と皆で拝んだりする

昨日までの日の出とどっか違うのかな

江戸時代の「つけ」とかの借金って
支払期 ....
あさのひかりのなかに
あなたのかげがとける

なみださえもきはつせいなのか
からだなどはすでにみえない
ないてもないても
いつまでもそらはそらのままそこでひかる
でんわのべる ....
大っ嫌いって
コトバ

ほんとは

大好きの
裏返しなの
ペポパンプさんのおすすめリスト(7305)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ソクラテスの左側- 悠詩自由詩6*08-1-10
スイートピー- 秋桜自由詩4*08-1-9
A_Man_Next_Door- 風音自由詩5*08-1-9
ゆらぐ- 川口 掌自由詩4*08-1-9
風邪- 風音自由詩1*08-1-9
旅路- 風音携帯写真+ ...1*08-1-9
たとえ悲しみが体を波のように満たしたとしても- 風音携帯写真+ ...2*08-1-9
新年- 夏川ゆう俳句108-1-9
孤独- 夏川ゆう自由詩108-1-8
ハートの小箱を開けたら- ユメミ  ...自由詩1*08-1-8
結ばれないけど- 風音携帯写真+ ...3*08-1-8
七草- 夏川ゆう俳句108-1-8
広島焼き- 風音携帯写真+ ...2*08-1-7
忘れもの- 恋月 ぴ ...自由詩31*08-1-7
- 乱太郎自由詩20*08-1-7
お年玉- 夏川ゆう俳句108-1-7
おみくじ- 風音携帯写真+ ...3*08-1-6
初詣- 風音携帯写真+ ...2*08-1-6
初日記- 夏川ゆう俳句108-1-6
君に向けて- 海月自由詩408-1-6
道を渡る虹- 風音携帯写真+ ...6*08-1-5
鼓動- 小原あき自由詩20*08-1-5
初夢- 夏川ゆう俳句208-1-5
雲は水面- 風音携帯写真+ ...2*08-1-5
まんまる- 風音携帯写真+ ...2*08-1-5
やさしさが_かくれてて_あんしんする- ユメミ  ...自由詩2*08-1-4
正月の凧- 夏川ゆう俳句108-1-4
「生まれ変わったね」と君が言ったから一月一日はリセット記念日- 恋月 ぴ ...自由詩22*08-1-3
20060115- 自由詩4*08-1-3
- 風音携帯写真+ ...2*08-1-3

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