なんて幸せで可哀想な子なんだ!タカちゃん

大人用の洋ナシのタルトには
洋酒が効いている
一口もらって『辛い!』と評した
その味覚に驚いた
ひねた舌には
たいした刺激にもならない隠し味を ....
【青い鳥】

涙はない 思えば おもうほど 青い空しか
浮かばない
人は かならずしも 真正面から むきあうことで
力を その胸に宿すのではなく 
同じ方向に そっと居る
そ ....
僕の瞳の奥で
針を手に持って微笑む君

それって
拷問と呼べないか
いつの日にか 同じ道を歩いていた
あの頃と変わらぬ
人々の群れ
忙しく動くバス
排気ガスだらけのビルの谷間

いつか私が落とした心は
残っているのだろうか?

薄汚れた歩道橋の階段は ....
麗しい時代は終わって君も魔女になるのだろうか

いまでも充分怖いが


僕は亀仙人にでもなってやり過ごすとするか

ボブディランが時代は変わると歌った


僕は生命は変化だ ....
ああ
恋しいあの人の海で溺れたい

そして
きつく抱き締められながら終わりたい


秋の夜は
ロマンチックに
エロチックに
milk色の雲  わたしのブレーカーが落ちる音
ひろって そばかす 
氷の溶ける間に ひろって
さわって 


曲線を描き 瞬きを交差させる 光景
ゆうぐれの歩き方を
わすれてしまいま ....
木枯らしが吹き

去って行った男たちを
つらつらと思う

あったかい口づけ
厚い大きな手
柔らかな髪
広い背中
甘い匂い

熱くなる
ほめ言葉

リフレインする 声
声  ....
降り積もる季節になりました
おもいが
私は忘れていた何かを思い出し
振り向いたり振り向かなかったりします
移ろう
というのは少し悲しいことかもしれません
それとも私は悲しいということば ....
茶色い段ボール箱
何を入れてあげようか

寒くなってきたから
やわらかい膝掛と
寒くなってきたから
暖かい手編みのマフラーと

あの子が寒くないように



茶色い段ボール箱
 ....
暗い
クライ
夜のものおと

かすれて
滑稽なホイッスルが音を上げて
町ぢゅうの
道みちを
めぐりつつ

そのおとに
くらい夢の中のごとく
深夜の
現実空間が
めぐりつ ....
くるっと

くるっと回って
見つけた

影法師

地面に寝転べって
空とかくれんぼしている

くるっと回って
いなくなった

影法師

僕はまた別の影法師になって
あなたの見つめている空拭いておく
ただいま

大きい声で叫んでみた

あなたにも
あなたにも
あなたにも
会いたかったんです
ずっと

でもね
詩の神様が留守だったから


ただいまが言えなかったんです
 ....
わたしは、また、根をおろそうとしている。



移ろわないことに、安定と安心を見出だしつつ、反面、息苦しさも感じている。何をどうしなければならないか、決まっているところがある。それ以外に、わた ....
おおらかだ
笑い声って おおらかだ
笑い声に出会えた日は 幸せだ

高台にある 小学校に
ソプラノの歌 響いて
ひざしが からっぽになる
水は だしっぱなし
生けすの 魚がはねた
 ....
きみが覆いつくした 世紀は輝く

きみは高らかに筆を降ろし 画布から水面につたう

きみは光と水を 調合する

きみは招待で

振向くきみは侵食のようだ

きみは廃棄物マニフェスト ....
下弦の月が押し殺した笑い声で見降ろしている夜は

やり場の無い紅い狂気がぼくを支配する


沈潜する魂は追いつかない時を追いかけて

それでもワインの薫りがなつかしいのだが


1 ....
青く光る水槽に逆さまに泳ぐ魚
聞こえるのは酸素の音。

ずっと一人で魚を見ていた。
この水族館には人がいないから
あなたもいないから。

生きているモノもいないから。

なぜ私はここ ....
月夜の晩
森の駄菓子屋で
自由を買ったら
孤独がおまけでついてきた

晴れた朝
海の駄菓子屋で
自由を買ったら
涙がおまけでついてきた


月夜の晩
森の駄菓子屋で
束縛を買 ....
色んな事で
頭が胸がいっぱい

誰かに聞いてほしいけど
誰かに聞いてほしいのに
誰にも言えなくて

まるで湖の底で
蝶を探しているような


ビルの屋上から
釣り糸をたらして ....
私たちの救いとは何か?
共感か、賛辞か、批判か、自己満足か?

私たちは何を求めているというのか?
世間の目か、玄人の目か、仲間の目か、自己満足か?

私たちのゴールは何処にあるのか?
 ....
いっしょに
としをとっていこうと
きみが
つぶやいたのは
わたしの
うまれたひ

かんそう
ちゅういほうの
あきばれのそらのした
あかい
ばらをいちりん
きみが
わたしに ....
血を流して働くのだね

愛のために


世界はとても素敵なシステムでそれを搾取してゆく

欲望は限りない狡さをもって知恵を滅亡させようとするのだね


世界は愛ではなりたっていない ....
きみにメールを送る

会社でたまさか遭遇した雨蛙の写メそえてね


いつまでも距離の縮まらない亜空間を超えて

ぼくの小さな宇宙船は緑色に飛翔するんだね


カエルgoods好きの ....
眠気眼のサラリーマンは
今日も大きなあくびをする
長いコートに包まれた
少し猫背なその背中

「いってらっしゃい」と声をかけたら
「いってきます」と言って
背筋をピンとのばした

 ....
悪玉菌

キットカットかじりながら

大人になったら
食べさせてあげるね
きっとね
幼なじみだった君は
お姉様気取り

自然の成り行きか
一緒になった僕たち

わさびの入った苦言を
ちょこちょこかじ ....
せわしなく
忙しいのは
好きじゃない
空想したい
イメージしたい





キャンドルの光で
頭の中 照らし
ぼうっと浮かぶ
理由 占う



 ....
場が照りつける炎天下

文学は言語の恐ろしく立体的なホモトピーだよとぼやいていた
あの方達はお元気か

あついあついこんなに暑くてはかき氷も冷めてしまうよ
しかし衝突が起こりますなあ

 ....
蛍・樽・足る
君の瞳は 眠ってる
翡翠色の 淡い光を
胸に 宿したまま

何となく 美しい
ぼんやりと 夢・現に
想ったこと

どうしても 一度
感じてみたくて

君と 蛍の地 ....
朝ひとつ
文鳥を買う
老朽の小鳥店で囀るけたたましさに呆然として
毱のような歪んだ標(まと)を見上げた

アクリルを
内側を
痛めつけながら悲鳴(いのち)は
雛たちから剥 ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
幸せで可哀想なタカちゃんへ- 相差 遠 ...自由詩5*11-11-18
青い鳥- るるりら自由詩9*11-11-17
想い- 乱太郎自由詩911-11-17
記憶- 菜穂自由詩5*11-11-17
魔女の季節- 梅昆布茶自由詩411-11-17
秋の夜は- 舞狐自由詩4*11-11-16
夕暮れ- マーブル自由詩111-11-16
去って行った男たち- 森の猫自由詩10*11-11-16
冬眠しないことば- かんな自由詩12*11-11-16
- 舞狐自由詩9*11-11-16
Cry- シホ.N自由詩211-11-15
くるっと- 乱太郎携帯写真+ ...1811-11-15
ただいま- 舞狐自由詩4*11-11-15
ホーム- はなもと ...自由詩711-11-15
ただいま- るるりら自由詩13*11-11-14
アイビー_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩13*11-11-14
寡黙な月と饒舌な孤独- 梅昆布茶自由詩411-11-14
青の水族館- 影法師自由詩111-11-14
いらない- 舞狐自由詩8*11-11-13
孤独- 舞狐自由詩8*11-11-13
【エール】- つむじま ...自由詩5*11-11-13
かんな/うまれたひ- かんな自由詩9*11-11-13
ワークソング- 梅昆布茶自由詩311-11-13
旅と月と雨蛙- 梅昆布茶自由詩211-11-13
いってらっしゃい、いってきます- 三奈自由詩1511-11-13
悪玉菌- 乱太郎携帯写真+ ...1211-11-12
時使い- Wasabi 短歌411-11-12
星図としての家系図- 宮岡絵美自由詩311-11-12
群生地- 藤鈴呼自由詩2*11-11-12
白文鳥- 乾 加津 ...自由詩9*11-11-12

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