風ぬるむ 水ぬるむ 肌ゆるむ
光暖たむ

笑顔ほころぶ
次々に組み立てられるビルは

まるですくすく育つ木のようだった

永久の命などないのは知っている

人格などいくらでもつくられる

都合のいいことばかり吐くこの世界

少 ....
きみに逢えた日に
桜が咲きました


花壇にはたくさんの花
わたしは名前を知らないけれど
きみと同じくらいかわいかったことを忘れません


かわいい花と空と季節ときみを
気付かぬう ....
控えめに訪れる
波の繰り返し
耳鳴りは怒りを洗い流して
眩い光りの群れが
手のひらで踊り出す

地平線で別れた
青と蒼が
波打ち際で
何億年ものの歴史を
そっと置いて行って
未来 ....
友達が上京してきました。私に会いに。

夏に会ったとき、彼女はもう1つ道を持ってて、まだ持ってなかった私はいいなぁと思って憧れの眼差しで見つめてました。

私も2つ道を持ち始めたところで春になって会い ....
しあわせを数えて
ありがとうを発信する


予報よりも少し早めに
桜のつぼみが開き始め
相変わらず月も綺麗で
喉の奥がきゅっ、と鳴る


ひとりでもふたりでも
ひゃくにんでもせん ....
? 蝶

シ/モクレンの一秒は
蝶の魂と同じ

奇妙に歪んだ美醜の契りが
爪先で蠢いて翅にかわる


うす紫がゆっくりと溶け出し
バスタブの温度を下げる

浴室で眠る蝶の夢は
完全に対称 ....
?さなぎ


蝶になる夢は決して見ない
蝶はさなぎの絶命

羽化を怖れる振り子は
細かく震えつづけている



?さなぎの夢

夢を見た
全ての扉の色彩を留めたまま
完成を拒んで
壊れ ....
父の命日がある季節


お墓参りもあまり行けず
貴方がどんな人だったか

よく知りません

私が私として生きている中で
一番イヤだったのは
貴方の世界に引きずり込まれ
貴方の ....
悲しい流れ星はただひたすらに

空を駆けては消える

初恋なんて基本的に細胞戦争

港で起きる波は

一定の旋律を奏でながら波をうつ

彼岸花が咲く季節に人は死ぬと
 ....
異国の地を歩く
知らない街を歩く

静寂

遠く修道院の
尼僧の溜め息が
聞こえそうな

遠く眠っている
赤ん坊の寝息が
聞こえそうな

このトンネルを抜ければ
あそこには光がある

あの光が
わたし ....
私の苦手な春がやってくる

暖かい風に誘われ
木々が芽吹き
やわらかい日差しに
恋が飛び跳ねる春

陽気な笑い声に
振り向けば

そこには春がいた


ガラスの向こうなら
 ....
虚空
イラつくタイムラグ
コーラの空き瓶
晴れた空
「ねぇ。」
「ねぇ、キミ。」
「ねぇ、ねぇキミ。」

無限廊下の、うさぎいすが鳴きました。
淋しいうさぎいすは、死ぬのです。



無限廊下に並ぶのは
無限個数のうさ ....
偶然はいつしか奇跡にかわる

コンクリートとコンクリートの間で

巻き起こる突風を浴び

どこかからながれる

なんらかの原因で流れ込む黒いガスを

僕は吸い込み体内にと ....
カルピスの底みたいな白濁色に
おぼれてしまう人を笑うことなど出来ない


明かりがいつも灯っているわけではなく
でも闇ばかりというわけでもない
はっきりしない色に囲まれて
遮られた視界を ....
大きな声を上げて喜ぶ子どもと肩車する父親
隣でカメラを構える母親
恐らくまだ若いのであろうカップル
日曜日の動物園は賑わう


君の口からは
たくさんの刃物のような言葉が発せられ
こん ....
からっぽのぼくだけど
きみでは満たされない
本を読んだら
真っ黒のジュース
ぼくに満たされる

からっぽのぼくだけど
よれよれにはなっていない
天日干し一夜干し
流れ星がいいな
目 ....
ぼんやりした世界には、そこにしかない風景がひろがる。

つるんとして、水色がかったウロコ外して
酸素を与える。

ほらほら、たっぷり吸いねえ。

なーんも見えない世界。

私と外界を ....
やさしさが
五臓六腑に染み渡る
思ったより簡単に得られた評価に
少し戸惑いながらも
ほくそ笑みを浮かべてみる

あぁ なるほどこうすれば
良かったのかというよりは
たまたま天邪鬼だった日に
思った事と逆の事を
口 ....
空だけが高い 世界の隅っこ

風が通ることも難しいくらい
君の息遣いが近い

呼吸と伴に薫る 林檎ジュースとカレーの匂い

あれ?

ねぇ君
昼休みに食べたの?

不安な顔はしないで
別に気持ち悪くな ....
甘い香りに全てを奪われ
何から伝えたらよいのかわからなくなった


不意に瞳に触れるのは
隅に佇むすべりだいと
少し汗ばむわたしの右手


人の手では作ることは出来ない
きっと生ま ....
私は弱虫

だからいつも笑ってます


悲しい事があっても

苦しいトキでも

私は笑う事をやめません


馬鹿にされたって

下げずまれたっていいんです

笑 ....
赤い紅した微風吹いて
柔らかい肌した土の香りが
スギの種と一緒に
舞い踊る

君の鼻のてっぺんだけは
赤ら顔だけど
目尻はすっかり
春うらら

コートを脱ぎ棄て
日和に飛び込 ....
ハートがいっぱいで

あなたへの想いが
わからなくなりました。

あなたからの想いも
わからなくなって。

すっきり整理したくて、
でもそれも虚しくて。

それでも
明日を迎えるために
きちんと整理し ....
朝、
窓を開けたら

そこに春があった。

柔らかい日差し。

爽やかな風。

甘い花の香り。

鈴蘭の白が
新しい季節を呼び込んでいる。

そう、
否が応でも
季節は ....
例えば

絡まった糸を

丁寧にほどいていくように


例えば

築かれた壁を

一つ一つ壊していくように


話して、泣いて、理解して

受け止めて、笑って


 ....
憧れのあの先輩の
おはなから芽が出ていたよ
悲しい事実
季節を生む長針は
花の踊りを軽やかに刻み

日常を運ぶ短針は
轟音の突風で
踊り子のフリルをゆらす


瞬間風速
一面に立ち込めるのは、この春の香り



シャッター音
静止する時間が ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7305)
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