今日も失敗ばかりで嫌になってしまう
そんな時はこの言葉を思い出して欲しい
ナンクルナイサ
人は誰でも間違いをするもんさ
別に君だけじゃないさ
今日の失敗の神様は君を選んだだけで ....
秋に咲く
花の淡さの可憐さに
光が射し
風が舞い
そっと揺れる
土の道では
こおろぎが
自分の場所を求めて
秋の見物席を探している
自分もどこか
秋の席
探せど落ち着く場 ....
ゆっくりと少しずつ時計は時を刻んでいく
叶わないとしていながら
行動に移してスグに失敗
悲しみの奥底の小さな穴から見える
希望絶望そのほかの
万華鏡に反射した波 ....
ぼくは詩人
その季節にはその季節でしかなく
その人にはその人でしかない
今日もまた
夜の散歩をしていると
秋風に出会いました
その風は
暑くもなく寒くもない
夏でもなく ....
昨日の夜
ちゃんと確認すればよかった
空っぽのランドセル
学校に着いてから
気がついた
空っぽのランドセル
歩いている途中でも
軽いとわかっていたけれど
今日は体育の授業が多いから ....
いつのまにか
ぼくのゲームソフトが無くなっていた
さては弟の仕業だ
だからぼくは
あいつの部屋に入っていった
やはり机の上においてある
弟は今は友だちと外で遊びに行っている
小さい自 ....
後悔しない生き方を探すんだ
最初は手探りで触れてみるんだ
誰しも捜し求める幸せの定義
数学で云う所の公式に当たるものを探す
宝探しは見つけるより探している時が宝
遠い昔 ....
その部屋と
その人は動いていた
その人がここに来てからずっと
何もかもが止まることなく
動いていた
その人が
うれしいときには
その部屋も笑い
悲しいときには泣きもした
....
コスモス揺らめくかの丘に
置き去りのままに鐘が鳴る
なにも言わず別れた日さえ風に鳴らされ
君は今は誰かと
夜に沈むのでしょう
明日は晴れです
君なしで始めた暮らしが
君な ....
コンクリートだらけのこの町に
ポエマーがやってくる
その名は
スーパーポエマー
マンションだらけのこの町に
スーパーポエマーがやってくる
聞くところによると
早打ちらしい
キー ....
「すいません
コイツ俺のなんでさいならっ!」
私は手を引かれ
更衣室に放り込まれました
「着替えたらすぐ帰るぞっ」
「え?あっ・・・うん」
私は急いで着替えると
水着を持って外に出 ....
何もできなかった
昨日の自分が悔しくて
今日も努力はしたけれど
結局は昨日と同じまま
何もできなかった
昨日の自分が悲しくて
今日も必死になったけれど
結局は昨日と変わらない
....
だから僕が書きます。
僕が生まれた時
町の中に小さな森と小さな川があった
森も川も縮こまっていて/肩身が狭そうだった
本当は大自然の中に/町が点在しているはずなのに
子供が認識できる世界 ....
同意書を確認して下さい
忠告を受けたのは一瞬だった
その忠告は余計なお世話と勘違いして
目も通さずにサインをしたのが間違いだった
優しい瞳の奥は混沌の世界が渦を巻く
ジキル ....
ぽえむの国の
ぽえむの村に
ぽえむ君が作る
たくさんのぽえむ
いつでも作りたて
春はぽかぽか
夏はぎらぎら
秋はぽくぽく
冬はほかほか
ぽえむ君の家には
ぽえむを仕舞う場所 ....
流れる秋に
ススキが揺れる
過ぎ去るものは
夕焼けの風
気づけば空に
真っ赤なトンボ
心吸われる
我が想い
染めゆく秋に
紅葉が騒ぐ
置き去るものは
夕焼けの風
気づけば道 ....
?.
あなたを
あなたのすてきなところを
一日
大切にする
あなたを
あなたの汚れたところを
裏返して
日に透かしてみると
おかしな影ができるから
その影に指で ....
そうだ、そうなんだ。
納得していなくても頷くんだ
反抗期は大分前に過ぎたから
手より先に頭が動く
冷静に分析する事は決して悪い事じゃないけどね
時折、悲しくもなったりする
....
部屋の中で物思いに耽り
外で鳴る虫の音を聞きながら
ふと想うことを書き記し始める
書くそばから
一匹の蝿が
頭の後ろで勢いよく飛び回る
ブンブン
ブンブン ブンブン
ブンブン
....
今日君に会える
そう聴いた瞬間の私の気持ちを
貴方は気付いてる?
私の周りに散らばった服
鏡の前で何時間もにらめっこ
貴方に私を可愛いなって
思って欲しくて
貴方の瞳に移るのが
....
雨が上がったその道で
どこからともなく吹いてくる
シャボン玉
次から次へと線となり
弧となり
連なる透明の球
曇った空を照らしながら
やがて溶けてゆく
風に流れるシャボン玉
....
夕闇の
あの色が好きです
切なさをひとつぶ
いとおしさを一粒
弄んでは
つぶすたびに
広がってゆく葡萄色
甘いあまいのは
街の匂い
あなたとはぐれた
秋の匂い
五 ....
入道雲の夏をして
暑い{ルビ思い出=おもいで}した後に
夕焼け空の秋をして
心も揺れる紅葉する
冷たい雪の冬をする
寒い{ルビ思い出=おもいで}する前に
赤いトンボの秋をして
心も揺 ....
人は通る事ない道だけど標識があるんだ
錆付いていて何を標しているか分からないが・・・
寧ろ、分かろうともしないままに
僕は進んだ
左右に揺さぶれらながも必死に縋り付く
皮製の手 ....
「ありがとう」と言われたその瞬間
なぜだろう
口の中に栗が入ってきた
思わずその栗を噛み砕く
栗の味とその匂いが
自分を包み込む
なぜだろう
食べてもいないのに
そういえば ....
いつしか子どもたちは
走り方を忘れていった
いつしか大人たちも
走らせ方を忘れていった
走ることの大切さよりも
走ることの危険さが
叫ばれるようになった
走ることによって
強くなっ ....
心地良い風が吹く
深夜零時の屋根の上
ぽつり
ぽつり
数えられる程の灯りしかない
後、一時間もすれば全てが消える
月明かりと星明り
僕を照らすには眩しすぎる
僕はまだ浴びる ....
僕の道を歩き続ける
僕は僕なのだから
僕の道はどこまでも続く
あの丘の向こうにも道がある
僕の道を歩くのをやめない
僕は僕以外にはなれないのだから
僕の道は果てしない
あの丘が終わり ....
わずか25cmの彼女は
メルフェンだった
愛くるしい顔をした
庭の番人
彼女の周りにはいつも
伸びてくる草や
季節の花々に囲まれ
笑顔を絶やすことはない
時折り
トカゲや大き ....
できないことを
できないと思っていれば
いつまで経ってもできないさ
できないことを
できようと思うだけでは
それは思うだけで
これも
いつまで経ってもできないさ
できないことを ....
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