陽射しが緩む毎日に
空が
ひとつ
忘れ物をしました
宇宙まで透き通る空は
あおい色を
キラキラ煌めかせて
風に総天然色の花を
ふりまいていても
コートの襟を
かき寄 ....
カフェの窓辺の席
ぼんやりと外を眺めてた
交差点を行き交う人々、車
ガラス越しに
水族館の魚を見ているよう
水族館の魚たちも
人間たちをじっ ....
森の中に
タイヤは捨てられた
誰にも見つからない
誰も見つけようともしないだろう
タイヤは毎日
真上の青空を
口を丸くして眺めるだけだった
たまに流れてくる白い雲を見ては
無理をして走 ....
いぇね、たぶん無いと思うんだよね。
生きてるとは思えないからさ。
もし、生きてるなら、水洗トイレでジャァーっと流されて黙ってるはずが無いと思うんだよ。
それでも、こう「意思はある ....
この季節になれば
川幅いっぱいに押し寄せる銀鱗
浮ぶ屋形船を押し退け
向う岸まで
命をかけ
届けようとするもの
人生の在り様
私の意思
立会川の岸辺には
あなたへ
手渡そうとした手 ....
つないだ手を
そっ、と離して
春までの距離を
歩数で測っていた君は
三十一歩でくるり、と振り返って
僕に何かを伝えてきた
如月駅を走り出した始発列車が
僕を追い越して
君を ....
詩と心はこんな感じですかね
たぶんそれはこの世界で
一番愉快な行進曲
普段は寝てばかりのコアラたちも
この時ばかりは飲めや歌えやの大騒ぎ
いつもはおしとやかなあの娘も
イタズラ大好きなやんちゃ坊主も
....
以前、同じタイトルがありますが、アニメで楽しんで下さい。
どうしようもないくらいに
あなたが好きなのに
上手く言葉にならないの
想うだけじゃ伝わらないって
よく分かってるんだけどね
積み重ねた想いの数だけ
臆病になっちゃう
....
いわゆる
ぜんじどうせんたくき
洗濯物が洗えます
たまんねーな
ぜんじどうせんたくき
自らの全てが動きます
どこいっちゃったんだろう
洗濯物がどうなった ....
毎日のように
貯金箱に
ストーブを入れている
調子がいいときには
やかんごと入れる時もある
毎日中を見るのが日課にもなっている
昨日は大きな入道雲が
もくもくとしていた
その下でアリク ....
他人の痛みを理解しようとして
無理して心の奥底まで覗き込む
其処には自分の顔が映っていて
今にも泣き出そうな顔だった
春の音が別れの時を読む
残された日々の短さ
二度と会う ....
タイトル通りですかね。
冬の星座を
天体望遠鏡で観察してみた
丸いレンズの中には
大きな歯磨き粉が写った
どうやら粒塩が入っているらしい
プカプカ浮いている
歯磨きはどこにも見当たらない
キャップを取ったまま
....
春が来たのかこの風よ
ゆったりとした時がゆく
澄みきる空にまぶしさを
連なる山に豊かさを
春の命を運んでる
春のときめき抱きつつ
春に咲く花見にゆこう
道には雪があるけれど
春の命 ....
風を動かしながら作ってみました
ビスケット生地の甘さ
やわらかい青
赤いチューリップ
幸福感にも似た
さみしい音のする 午後
ゆっくり 歩いてみたけど
あたしたち
不器用な感じが
似てるかも しれない
....
十年以上も大切に飼っていた玉ネギが
逃げてしまった
「探しています」を電柱や壁に貼り付けたが
反応は全くない
街を隈なく歩いたけれど
それらしいものもなく
みんなはそれぞれの玉ネギを幸せそ ....
こういう表現もありかなと思って投稿しました。単純ですが…
静かに
静かに
この道で
風が眠っています
起こさないように
そっと歩いて
通ってください
風はとても敏感で
すぐあなたに
気づいてしまいます
静かに
静かに
この ....
?チョコいる??って聞いたら
?たけ里で?って言うから
今年も去年に引き続き たけのこの里
来年も再来年も
あなたに たけ里 あげたいなぁって
うん ちょっと ....
海は凪いで
時折水面の灯りが膨らむ
こんな場面に身を置くと
ゆめを見たくなる
会いたい、の裏側にある
まだ微熱を残した感情から
目を背けずに
鞄ひとつぶんの希望を詰め込んで
夢のつ ....
笑って泣いて喜んで怒って
そんなキドウアイラクが楽しかったりする
進め進めどこまでも地平線も飛び越えて
誰にもツバサがあるんだよ
落ち込んでる顔よりも
笑顔の方 ....
石ころにつまずいて
ころんで痛くて痛くて一人泣きじゃくり
太陽はいつもそらの天辺で輝いてるよ
ほらそこの泣き虫君とりあいず
笑ってみなよ
みんな笑顔になれば幸せ ....
あなたが
雪を詠う
切ないのは
届かなくなりそうだから
冷たくて
だけど
どこかで
愛している
雪を
今年は
初雪も
降りそうにない 空が
窓から見える 私
....
木漏れ日が
骨だけの大きな大きな傘を回した隙間から
傘の役目を果たすため
たくさんのいろんな帽子をのせて
落っこちそうな大きな隙間には骨を渡そう
回すのが重いからベダルをつけよう ....
コーヒーカップの中に
スカートをはいたライオンがこっちを睨んでいた
動物図鑑を投げ入れたら
羊の写真でセーターを編み始めているので
砂糖を入れてスプーンでかき回した
匂いを嗅ぐと春の草が漂っ ....
いつもそうやって
自分をごまかすのね
{引用=それは何用の仮面?}
ねぇ 時々は見せるの
自分の心
{引用=扉は開けないほうがいい?}
話してみれば
あなたの心の色
{引用=そんな ....
小さな小さなガラス玉
空に向かって眺めたら
白い雲が動いてる
自由に鳥が飛んでいる
小さな小さなガラス玉
海に向かって眺めたら
白い波が動いてる
自由に魚が泳いでる
小さな小さ ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244