いつかね

君は飛べるのさ



ずっとそんな場所にいるわけじゃない

ずっとそこにいるわけじゃない



飛び立てる羽が君にはあるのだから

そのときがきたら

羽ば ....
間違えないで、空


ざくざくと刻んで煮込む白菜も
頬を薄く赤く染める風の痛みも
機械みたいにぎこちないゆびさきも
そろそろ片付けようと思っていたのに


ちらほらと芽吹いている梅の ....
G線上の旋律を
独りぼっちの風が流している
聴衆は
梢たちの林
純白のドレスを着た君に似て
痩身な それでいて 気高く聡明な

巡る四季に彩られることなく
いつまでも白い壁
ひっそり ....
ねえ
もっと
私を駄目にしてと
強請ったのは
かつて

木製の時計が
カツカツと
足音を立てる
カツカツと
あの人のようだ
去っていく


涙の味を
暫し忘れました
 ....
破れては縫い直してる恋心自由な恋をさせない縫い針

故郷に残した想い下を向き都会暮らしに馴染めない肌

新しい道路を作る目的であらゆる武器で山を虐める

雪が降り黒ずむ想い白に変え風に揺ら ....
夕食の後、

ふと、机の下を見たとき

父親の座っていた所に

おかずだったにんじんが落ちていた。


年をとったなぁ、と思った。
自転車で


それは
全身がうす桃色に塗られており
まるで幸せを知った少女みたいだった
現実に乗っているものとは違い
錆なんてどこにも見当たらなかったし
ペダルはきいきいと不快な音 ....
見慣れた風景が流れてく


電車の中で



「梅は咲いたか、桜はまだか」





そんな言葉を


思い浮かべては



あなたの事を


想うん ....
あのね、


こころには、


なにがはいっているの?
どうか死なないでください。


かなしいからと、死なないでください。

つらいからと、死なないでください。


あなたが死んだら、だれかが

そのかなしみをうけつがねばなりません。 ....
授業中におなかがすいて

胃がぐーとなる。

それを聴いたとなりのこが

おなかすいたんだね

って笑った。


あーあ、わたしのこころも

淋しくなったらなればいいのに
 ....
     俯いている
  
     苛立ちはこころを駆け
     涙は机に下垂る

     ー愛に育まれた女たちは
      夜は眠る時間だと
      知っているから
   ....
まっさらな 白いガーゼを 赤く染め 私は大人になりました



きっと前世は 人魚だったのかも 私の間に 海があるから



体内に 地球を抱いて 丸くなる 愛おしむ程 母になってく
髪の毛を切ってもらう


ばさり、ばさり、



あぁ、この人の芸術品になってゆく


ワタシ
きっと君は
まわりのいのちと深く関わり過ぎてしまうんだね
それはどうしようもない
どうしようもないことだけど

空に小鳥がさえずり
天は飽くまでも高く
雲は雄大にたなびく
大地は鬱蒼と ....
「正義はかならず悪に勝つ!」


今日も流れるヒーローの決めセリフ


でも「正義」って勝手に自分が正しいと思っているものでしょう?


「悪」っていわれてる人たちにも正しいと思って ....
「わぁ、このハムスターやすーい!」


「ねぇ、かってかってー」


ハムスターの命がたったこれっぽっち

人間の命は計り知れないのに


「そんなこと言ってたら、ペットなんて飼 ....
 
 
一人行くと 決めていた

闇夜に去ると 決めていた

頭上の月は 虚しくも

一人の影を 映し出す

あの日二人で 見上げてた

優しい光の ままの月

今の僕には それさえも
 ....
母が愛用していた足踏みミシンは
居間の隅っこを定位置にしていた
毎日使っていたわけではないが
学校で雑巾を持って来いなんて言われると
その夜はかたかたと音を立てていた


ミシンは
物 ....
山頂に登れば見える恋の色星の光と混ざり合う愛

梅雨入りし届く葉書を湿らせて滲む言葉に哀しみ宿る

一言も話そうとしない今日の君香水だけが何かを話す

夢の中離婚のことで話し合う浮気相手の ....
道端に転がる言葉だって

拾い集めれば

心響く魔法になる

ありふれた言葉だって

心がこもれば

心に残る力になる

頑張った時の失敗も

諦めていなければ

その ....
えー… ちょっと待ってよー…

これはないでしょう。ねぇ。

もっと別の場所はなかったの?

終わったわ。私。

今世紀最悪だよう、神さまのばかー。


こんな、こんな、

 ....
 
 
父は風呂に入りながら
トランジスタラジオを聞いていた
湯船に落としてしまっても
乾かせば直ると言っていた
実際お湯に沈んでも
ラジオの音は止まなかった

僕も父の真似をして
 ....
沈みゆく

この夕日は


どこかの国の

朝日になる


未だ行かないで とせがまれながら

やっと昇った と喜ばれながら


無限にめぐる 太陽に


どうしよ ....
青白く光る 脊椎に

透き通る 鎖骨に

規則正しく並ぶ 肋骨に


指をつぅと這わす

吐息をほぅと吐きながら


その 

冷たくて怪しく光る写真を眺めながら

私 ....
誰もいない 夜の草原を

あなたと二人で 歩いていた


それも 手をつないで


だけれど むこうから

あの子が 歩いてきたから


繋いでた手を振りほどいてしまった
 ....
桜の花をみて 情緒を感じるのは日本人だけなんですって

桜の花弁に 想いを馳せて

愛しいあの人を 瞼の裏に 浮かべつつ

新たな場所へ 希望を抱く


俳句って 日本にしかないん文 ....
アイスの蓋に

ヨーグルトの蓋

ケーキのフィルム


みーんな舐めちゃう 私

だって おいしいんだもーん


だけんど そのたびママは

やめなさい! もうっ はしたな ....
こっこけ こけっこー

けっこ けっこ こけっこー


わたしは にわとり こけこっこ

3ぽあるきゃ すぐわすれる 


きのうの ごはんは なんだっけ

さっきは たまご  ....
 先日、2月14日日曜に夫と二人で秩父に行ってきたのでした。もう一年半以上前の紅葉の頃、一人で三峰山に登ってきました。秩父鉄道の三峰口という駅からバスに乗り、大輪というバス停で降りると、以前はロープウ ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君はいつか飛ぶのさ- 桜 歩美自由詩2*10-3-11
春のてまえ- あ。自由詩10*10-3-10
G線上のアリア- 乱太郎自由詩10*10-3-10
もう春だ- さき自由詩210-3-8
縫い針- 夏川ゆう短歌410-3-6
私が成長して、その分- くろきた自由詩510-3-6
夢でぼくは、旅人だった- あ。自由詩12*10-3-5
片想い- 自由詩6*10-3-4
ねぇねぇ、かあさま- くろきた自由詩410-3-4
みしらぬひとへ- くろきた自由詩510-3-4
ぐー- くろきた自由詩310-3-4
俯いて- 鵜飼千代 ...自由詩22*10-3-2
女子- ミツバチ短歌7*10-3-2
美容師さん- くろきた自由詩310-3-2
巫女- 渡辺亘自由詩110-3-2
正義はかならず悪に勝つ!- くろきた自由詩3+10-3-2
ハムスター- くろきた自由詩210-3-2
‐月‐- ‐弘‐自由詩510-3-2
ミシン- あ。自由詩8*10-3-1
恋の色- 夏川ゆう短歌310-3-1
メロディ- ☆くるみ ...自由詩310-3-1
ノンフィクション_『回転すし屋にて。』- くろきた自由詩510-2-28
トランジスタラジオ- 小川 葉自由詩510-2-28
太陽- くろきた自由詩210-2-26
レントゲン中毒- くろきた自由詩410-2-26
- くろきた自由詩310-2-26
愛国心- くろきた自由詩310-2-24
舐める- くろきた自由詩410-2-24
にわとり- くろきた自由詩3*10-2-24
秩父の三峰神社のとばくちで- 白糸雅樹散文(批評 ...110-2-24

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