わたしは、思い出す。
緑青色に変化する刹那に

わたしは、思い出す。
貴賎の値札を貼らないと不安な人々が
まだ陽気だったころ
西欧の文化道理の規範と日本とは別であったころ
学 ....



明るすぎる崖
やけに落ち着いた たたずまいで立つ
青すぎる空が 海の照り返しで
光が私に立ち上ってくる


憎悪 わたしの憎悪
おもいだせない
憎悪から ここまで ....
すうっと染みてくる

とても自然で
ひんやりとして

あたしの
脳細胞に
刻まれる

なめらかな言葉

遠くから
キラキラとした
あなたの姿を
見つめていたの

だんだ ....
すぐ気づいても
遠ざかる距離が悲しくて
どこにあるって確信があった
なのに
その確信もプラスチックの虹玉のように
くしゃくしゃとしぼみ
ちっぽけな捨てられるガムみたいな
塊になってしまう ....
午前2時、パブ。
カウンター、酔ったマスター、酔った女、酔った男、酔った僕。

僕は誰かのタバコに火を点けて呑んだ。
グラッときた。何杯か呑んだ焼酎より回る。

タバコをやめて1年と1ヶ月 ....
あなたの詩に抱かれていたい
僕は乾燥し切ったせんべいです

あなたの詩を抱いていたい
僕は受信感度の悪いラジオです

あなたの言葉の調べで眠りに就きたい
僕は炭酸の抜けたコーラ

 ....
私を包んで
私を忘れないで

強い個性と指導力 で
同情から始まる愛。

とても幸せです。美しい日々

爽やかな性格
おしゃれ だけども ちょっと変人
貪欲・空想
 ....
今年初めての茄子が採れたので
お義父さんが好きだった
茄子味噌炒めを作ってみました

だけど、いつまでも残っています
冷蔵庫には
茄子一本分の茄子味噌炒めが
ぽつん、と

美味しくな ....
同じ距離を相乗りするだけ

毎日ではなく週に二、三度

それでもあなたの隣に居たい気がして

何も言えず 何も出来ず

同じ車両の違うスペースの
あなたが見えない角度に

何気なく座ってみる
私の恋人は

私の寝言を知っています。

その寝言の裏にある

私のこころを感じます。

「最近うなされているね」

恋人はいいました。

「私の名前を呼んでいた」

私の ....
思考推考
考え抜いてる酩酊状態
それでもやはり
風は吹く

無為無意味
価値無き生の営み
それでもやはり
風は吹く

かわいた風吹け
心を濡らす
抒情はいらない

野わ ....
慣れること
あさ
お昼ご飯の準備をして
洗濯物を外に干して
夕ごはんの下準備もして
少しのんびりして
いちにのさん
車に乗り込む
安全運転して25分
そこから
教えてもらいながら働 ....
会いたいなぁ、



空で繋がってる。なんて

くさい言葉思い出して



ふと見上げてみたら
湿った夏の匂いがした。

そっか、もうすぐ

君と夏が来るんだね
ひととして
いきるためにこいをしてきた
そうして
けっきょくいきられずに
こきゅうをして
えらでこきゅうをして
すいめんかをおよぐ

めぐりあうことをただおそれ
しずみこんでゆく ....
  未来のような
  だだっぴろい草原で
  詩を読んでくれたのは誰だっただろう



  幸福のような
  雨が降っていたのはどこだっただろう
  なにからなにまで
  や ....
アダムスファミリーのハンドさん。
勝手にそう呼んでた。
まさに「手」だけの存在で
不気味にはならず
指を使って歩く仕草が
タカタカ タカタカと発する音と
一緒に好ましく思えて
愛嬌まで感 ....
私は名付けられます
飼い主が逃げるたびに
何度も何度も 私の名前が変わります

今年も名前が違います
飼い主に左右されながら
今日を生きています

今日も此処に足を運んでくれて
フラ ....
ことと
置いた所から

緑の深い村の
ひび割れた
土瀝青が広がる
夏のまひるは
黒く歪んで

両の手におさめ
土の道を
寂しくあるく
芒の夕闇
底溜まりに見て
目を細くした ....
その右の掌 その左の掌 {ルビ杯=さかずき}に似せて
差し伸べてみれば
その酒 その味わい 幸せの恵み
汲めば 掌の溝 幸せが埋まる

あの幸せ{ルビ購=あがな}えば その努力と引換え
喜 ....
昼間に紛れて 星が踊る
人混みに紛れて 星が転がる
想いを{ルビ鏤=ちりば}めて 星が{ルビ瞬=またた}く

一瞬でも失いたくない この{ルビ瞬=まばた}きさえも
永遠に戻らない一瞬 逆回転 ....
窓を打つ鬱陶しい雨も
君を引き止める口実になれば


他愛もない話と
少しのアルコール
それぐらいしか用意できないけれど


君が笑ってくれるなら


踊る雨粒も
薄暗い街も ....
いつもの席に君は現れない
私はふらふらと視線を向けながら、
その後ろの後ろの席に着いた

{引用=
・・・は、一つの核となるタンパク質に、一本、あるいは多数のグリコサミノグリカン鎖が結合して ....
わたしがこんなに苦しいのは

心のコップが、からっぽだから。

輝く人に囲まれて、「自分も」と思うたび

心のコップの水があふれて、

気づけばコップは、からっぽになる。

自己実 ....
村上春樹のスピーチを聞いて、何かしら心動かされるものがあった。震災から3ヶ月、少しだけ立ち止まって考える時間ができたように思う。あの日から私は何も変わっていない。しかし、大きく変わっている。原発の問題 .... 雨暖簾 指で弾けば せせらぎの歌
風暖簾 指で弾けば {ルビ和=やわ}らぎの歌

雲からの弦がピンと背筋を伸ばし
南からの弦が未来に引っ張られる

雨音 風音 音の階段 一気に駆け上がれば ....
綺麗に洗われた
牛乳瓶の中から
片目で空を見る。
歪んで見える景色は
太陽の眩しさに隠された
真の素顔かもしれない。
もう片方の目で見る
眩しすぎて直視できない
煌く姿も素敵だ ....
詩ってなあに?

一糸{ルビ纏=まと}わない心のストリップ
恥ずかしがらずに心を{ルビ曝=さら}け出し
妖艶にお客さんを魅了すること・・かな


ご馳走ってなあに?

野山を駆け巡っ ....
 むすんで ひらいて

むすんで ひらいて 手をうって むすんで またひらいて 手をうって、その手を 上に
むすんで ひらいて 手をうって むすんで


     *


  結んで ....
{ルビ天空=そら}に浮かぶ 三日月のゴンドラ
{ルビ暗夜=あんや}の海を 月夜のウサギが{ルビ操舵=そうだ}する
ボロボロになったアナタを迎えにいくよ

夜と夜の隙間から覗き込む金の帯 月色涙 ....
食欲がなくなったうさぎの糞に異物が混ざっていたのであわてて医者に連れて行った

催花雨降る午後3時
猫が毎日パトロールする学校の裏庭ではメトロノームだけがなっていた

医者は云う
「球体からの指令 ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
燐光- るるりら自由詩12+*11-6-30
- るるりら自由詩9*11-6-28
好きな人の言葉って- 森の猫自由詩11*11-6-28
忘れ物- 真坂木自由詩611-6-28
タバコどろぼう- トキハ  ...自由詩5*11-6-27
抱かれてみたい- 乱太郎自由詩17*11-6-25
お花畑での初恋- マロニエ自由詩211-6-25
茄子味噌炒め- 小原あき自由詩12*11-6-24
電車- 真坂木自由詩4*11-6-24
幸せな朝- M.N.自由詩111-6-24
風吹け- シホ.N自由詩311-6-24
日常生活力のための覚え書き- はなもと ...自由詩7*11-6-23
もう一年が過ぎた- 愛心携帯写真+ ...211-6-23
あなたのてがおおきかった- かんな自由詩5*11-6-23
喪失- 草野春心自由詩411-6-22
アダムスファミリーのハンドさん- 電灯虫自由詩5*11-6-21
ネーミングライツ- subaru★自由詩15*11-6-20
茶碗- 塩崎みあ ...自由詩11*11-6-19
両手一杯の幸せ- subaru★自由詩7*11-6-19
目立たない星- subaru★自由詩8*11-6-18
rainy_day- 涼深自由詩3*11-6-18
生物化学- 鳴海自由詩3*11-6-17
今しかないから- M.N.自由詩111-6-17
私たちを支配するもの- 遠藤杏散文(批評 ...3*11-6-17
梅雨空の調べ- subaru★自由詩10*11-6-17
牛乳瓶- 電灯虫自由詩8*11-6-16
なあに?- subaru★自由詩8*11-6-16
むすんで_ひらいて- 乱太郎自由詩15*11-6-15
三日月のゴンドラ- subaru★自由詩5*11-6-15
球体からの指令- 阿ト理恵自由詩7*11-6-14

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