すべてのおすすめ
無理は無理無理無理無理よ無理は無理
むーりむーり嘆き むーりむーり黙る
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荒れ果てを 摘芯すれば 我在りと 一語苺の 花言葉咲く
我が庭の 季節外れの 花々よ 主も咲けよと 無理を言うなよ
寂しさは 活けもされず ....
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夏も過ぎ 名残り惜しいか 時鳥 胸の模様を 花に残して
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手入れする 者無く捨てて 置かれし ....
銀翼の先が震えている絶対零度の闇のフライト
期待値の乱高下近似値の生活相対値の憂鬱
固体にもなりきれず水のようにも流れない不活性な期待
城砦のかなたにかかる月澄み渡る理想液体の夜
....
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遅れ咲 ただ一輪の 白き花 朝の寒さに 凛と美し
秋詠 木の若芽
すすき若く光る穂いまだ幼しや なれど利きその弓なりの茎
我を恋うにはあらずと知りつつもこの窓に鳴く虫は愛しき
どんぐりにコスモスそろえ一 ....
飛び立った鳥の行方を捜してる 夜に焦がれて夜に怯えて
いつだって夜は味方じゃなかったし別れの電話も覚悟してたし
アイドルと政治家が並ぶ深夜枠誰も嘘つき誰も正直
真夜中のテレショ ....
やさぐれた溶液中の異分子の半透膜越し無垢への憧れ
直下型で僕を揺らすものってきみいがいはこの世にいないよね
骨格って素敵なトロピカルドレスの隙間からのぞく吐息さ
不定愁訴を身にまとい ....
愛憎は一雨ごとに深くなり黒髪に落ちる椿の骸
「台風一過」
木の若芽
草手を合わせ鳥祈る朝
野分きを知る獣の動き見つめいる
色づいて人なぐさめよ草紅葉
色づいて勇気わかせよ大いちょう
虫の音高い十四夜 小さきもののいのちの炎高く燃え
心と月を狐色に焦がす
月の盤 地の良き声を反響す
清き心で詩い得ば 虫の声に我の声も混じらむ
月詩う夜
静けさまさり ....
暗い部屋の窓の外あの木の下が 光の逃げたありどころかも
天の裁きの声間近くて 光りなき朝の裏庭奇(くす)しく光る
嵐は夜 武蔵野襲う孤賊かな
雲は石に 風は人家に 雨は固き生き霊として叩きつ ....
1.取り戻す気持ちで目立つ銀杏の葉弱気日の本紅葉すめり
2.満足の死出の旅路を見送れば我夢に生きて死を恐れず
3.たかが鳥されど我が子の代わりだよ亡くなって分かる愛しさよ
4.黄砂舞 ....
ざわざわと森のゆれるこの夜に月のまにまの生命誌
魂を細胞膜で包んでよ触れ得ぬもののかたち見たくて
ちいさなエゴで組み立てられたものおもちゃの国の総裁となる
こころを巡る海流の漂着地点 ....
教室の隅に削った名前だけ生きてるようで泣きたくなった
雑踏に心が蝕まれてゆく泣きたい泣けない私をさらって
雪の中歩幅の狭い足跡を振り返り見るまだ生きていく
君はまだ知らなく ....
「あの人は優しいからね」友達が呟く言葉に泣きそうになる
優しさも厳しさもみんな好きだからずるさも弱さも責められないまま
あの空にあの星にあの夕焼けにいつもあなたが微笑んでいる
こんな ....
愛情に子供ができてころした日「時間があれば時間があれば」
素通りした国道沿いのその町に君は住んでた知らないひとと
演技した断片ばかりの鉄塊にアウトサイダーアウトサイダー ....
この恋が終われば私は消えてしまう 恋することは息をすること
もう二度と優しい嘘に傷付かないようにあなたを愛し抜きます
夜になり朝顔たちが眠ってもあなたの笑顔が瞼に沁みて
....
遠いおとこころの音と聞き違えふと振り返れば下りの電車
陸橋を登らずまわる踏切のむこうにみえるあしたの尻尾
高崎から都心をむすぶ銀の矢の止まらぬちいさな駅にたたずみ
湖にうつる一日なが ....
山崎白州12年
秋の気配に杯重ね
15の秋を回顧する
回顧すれども何もなく
愛ってたちのよい錯覚ならばそれも素敵な贈り物だね
愛にも慈悲にも権威なんて要らないんだとふと思う
愛なんてなかったという君を思い出にする僕のわがまま
彼女はいつも体と心を売り渡し ....
風邪をひいたと言う人の見舞いには行かない きっとまた迷うから
真昼間に蛇口から出た熱い水「お湯じゃなくてさ」と言う君が好き
放課後の少女は三つ編み解きつつ運命などを未だ夢見る
あ ....
さびしさとタスクバーの片隅にひかる閃光全身で雨
名付け/ず/に//季節/を/過す////青春/////の/区/切り/を憂うこ/と/の/な/き/よ/う
カーテンやライトをすべ ....
とりどりの花散らしゆく街にきみの息づくしるし捜す
トロピカルドレス熱く纏う真夏のひとみと星とヴァンパイアー
ロードムービーからもれるつめたいバーモントの月ちょっと欠け
絶望的に収縮す ....
落ちるべき
ところに落ちたら
あとはただ
露がうまれて
広く咲くまま
守られて常に降りてくるメッセージ入り組んだ世界上手に生きる
真夜中に「逢いたい」と電話してみたい夢の中でも恋は切ない
振り向いてくれない君は風のよう次の土曜日逢う約束した
天と ....
いま夏はどこそしてぼくの隣にすわっているのは誰
灯台へつづく道ひかりとかげの午後をあるく
ひまわりと話し続けたこの丘で幼い頃の夏をみつけた
エンドレスサマー潮騒にこころをのせてきくサ ....
なないろのおもちゃのくにへつれてって いっしょう恋に傷付かないよう
つま先を並べたベッドに月明かり優しく熱を帯びてゆく夜
潔く決意することいきものは愛することで生きていること
....
さきみだる
よざくらのごとく
うらはらと
なみだとともに
らんぶせしこい
ぼくときみは違う水路をたどって岩に孵化する山椒魚さ
無限のかがみの列から零れ落ちたひとひらのきみの笑顔
体温をかんじながらぼくらは越境する夜よ冷えろ
この曲をききながら羊水のなかに浮 ....
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