私は組織に組み込まれている
書類の最後には自分の名前を書く
私は複製されて散らばってゆく
その様をありありと想像して目を閉じる
遠く離れた何処かの国の街並みを
おぼろげに仰ぎ見るような感覚
....
僕はジミヘンドリックスになりたかった
ギターがまるでおもちゃみたいにね生きるの
きみにあえないときもギターを弾いている
シェリルクロウのように歌えてエルトンジョンのよ ....
握る拳のひとつ
力を
力を
みなぎらせ
踏出す脚の一歩
遠くへ
遠くへ
つながらせ
ささやきを叫びにして
この存在を
主張するのもおこがましい
さみしさを晒け出し ....
ひとりだけ堤防に
必ず置いてゆかれてまぶたが揺れる
背中を撫ぜている、撫ぜている
なぜて、いる。なぜ
いまだに憧憬を摘むのですか
小さな頃のおまじないは
とっくに無効となっているはずなのに ....
あなたが仮に
桃色が好きだとして
桃色の服や靴
桃色の家具と桃色の壁
すべてを桃色に塗りつくしたとして
それでも気がおさまらず
全人類を
全世界を
空も海も
存在するものの全てを桃色 ....
ふたりとも人間
それぞれに
ちがうから
なにもかもは
うまくいかない
頭では
わかってるはずなのに
うまくいかないことを許せない
あなたのせいにしてしまう
私は
....
きのうあったね今日もあおう
渇いた歩道をまたあるこうね
手を繋ごうぬくもりがきえないうちにね
ぼくたちの地平線はどこにあるのだろうね
流星がきれいだねまるで
....
おばあさんが 一人
風に あたっている
何もなかったように
日曜日
特になし。私が在るだけ。
月曜日
遠回りなのか、近道なのか、そもそも行先はどこ ....
ぼくはかつて猫を飼っていた
あるいは飼われていたのかもしれないのだが
いつも隅っこの居場所で僕をみている
そんな猫さ
何も言わないけれど何もも求めないけれど問いかけてくるの ....
あたしたちは
やっぱり同類だ
いつも寂しさを抱え
隙あらば
恋を探しあててしまう
あまりにもシンプルで
自然な振る舞いは
罪悪感すら
起こさせない
同類だから ....
君を想ったら
涙が溢れたよ
声にならないくらい
泣いて
泣いて
泣いたよ
君はわかってるのかな
ごめんね
泣き虫で
ごめんね
だめな彼女で
君に迷惑かけて ....
東所沢で待ち合わせて関越にのる
風は冷たいが僕のラパンは軽快に跳ねる
彼女はETCをATMといいまちがえるような良い詩人だ
三芳PAで彼女持参の昨日の残りのおでんと塩オニギリ ....
ぼくが来た道に横断歩道はあっただろうか
君はちゃんとぼくを渡れただろうか
傘を畳みながら
石段を踏みしめる
雨の日に投函した手紙は晴れの日に届くだろうか
花束に深く沈んでいった君
曇り ....
溢れ出す想いを
おさえなくていいんだよ
それはときに
笑顔となって
涙となって
君の力になるはずだから
照れないで
躊躇わないで
さらけ出してごらん
それがきっと ....
朝のまどろみの中 鳴り響く携帯の着メロ
あなたからの モーニングメールだ
仕事で疲れて 起きられないわたしのために
毎朝メールで起こしてくれる 優しいあなた
色 ....
不条理な夢で目覚めた朝
もの憂い倦怠感で
頭の芯がズキズキ痛む
夢とか希望とかそんな言葉で
ちっぽけな人生を飾ってみても
掴めるものといえば
ほんのひと握りの砂だけ
現実をみろ
....
コトバが頭の中を舞っている
ふわふわと漂うように煌いて
それはジグソーパズルの1piece
寄せ集めて物語が創られる
いつも心象風景の中にいた
本当の空の色を知らない
妄想の中で呼吸 ....
あなたは
黒いショールの隙間から
少しだけ
見せてくれた
嘘も真もなく
構えもせず
力を抜いて
雲間の月のように
鉄筆で深く
刻まれた詩
人生の一片一片
散りゆく時を知り ....
体が溶ける謎は説けぬ
君は去った街に残るのは
涙の水溜まり
途切れなく続いている毎日
心の端の方では落ち着くらしい
ほどけなくなった靴紐には
最終的にハサミの刃をあ ....
君の闇の中を
僕は走り続けてるんだ
寂しい
寂しいよ…
どこにいるの?
どんな遠くに行っちゃったの?
もう戻っては来ないの?
こんなに真っ暗な心なのに
お月 ....
ぼくたちのチューブウェイは幻想の未来をつらぬく迷路なのだね
ぼくのすべての細胞が未来を志向しているわけではないのだよ
多くは懐古趣味でとてもノスタルジック
彼女はじぶんのいたみを ....
ミセスキャンプリングは夫をうしなった
だから彼女はもう夫に手紙をかけないのだよ
ミセスワトソンは夫のデビッドとぼくとジョージーとウイッジーがトランプゲームをしている時にプラムをふるまっ ....
部屋の東側にある窓の向こうから
そろりそろりと気配を感じた
冷たい空気にかき回されて
輪郭はひどくぼんやりとしている
わからないけど
生え際にだって届きそうな気がした
ベランダで育 ....
白紙はいつまでも白紙のままで
書いては消されるアイデアの断片が
残る事なく散らかっている
昨日作った雪だるまは
半分溶けかけていた
滴る雫のひとつひとつに
私の ....
ある日 人類は自分たちが
たったひとりの人間から生まれたことにした
ある日 人類は自分たちが
七十億人いるということにした
ある日 人類はアフリカとかいう大陸をでるとき ....
凍るかぜのなかでこの半島はぼくのなまえを呼んでいる
いとしいひびきでね
ぼくは北の国からやってきたまあほんとはプランクトンしかたべれないのだけれど
ことばの魚を追ってきたのだよ
....
過剰な感覚
直観の感受
表出する感情
抒情を排し
かわいた言葉に
質感そそぐ
覚醒のとまどい
覚知を求める
覚悟の日々
身をけずり
心めぐらせ
目覚めよ叡 ....
球い地球の表をめぐる水の一部が
立体の水槽に拉致された
左右にたなびく水草を移植し
静止した
とうめいな境界線まで
眼光のアフリカンランプアイが群れる
コントラストにまぶした ....
いっぱいつらい思いをして
いっぱい泣いて
いつか結ばれる日を夢見ながら
君を毎日想った
笑って
泣いて
やっと結ばれた
うれしくて
うれしくて
つらかった日々を忘 ....
とりあえずわたしはたべっこどうぶつになりたいよ。
それで愛らしい輪郭にあらわされてさ
あなたの奥歯に砕かれてさ
胃液に溶けてなくなりたいね
わたしの胴体にわたしの名前を
アルファ ....
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