世界の速度に背中を押されて
僕らはその歩みを止めること出来ず
黙々と前に進むしかなく
横目に座り込む人々を覗き込む

言葉の嘘に紛れ込ます優しさ
この一言が誰かを傷付けない
 ....
流行のウイルスは たちが悪いみたい
君のことだから 不用心なんだろう

満月だからといって 明るいからといって
女がひとり夜道を 歩いちゃ行けないよ

 ....
幼い頃
誰かに見つめられて
動けなくなったことがある
逃げるので精一杯だった
不思議な目だった
そんな記憶を思い出しながら
公園のベンチでうたた寝をする

家でちゃんと寝ようと思って
 ....
風は夢を見ている
ゆらゆらと揺れながら
青い空の夢を
気持ちよく描いている

風は夢を見ている
ふらふらと漂いながら
緑の森の夢を
心地よく遊んでいる

風は夢の中で
自分が風に ....
誰かを好きになって
結婚して
こどもを産んで

ごく自然ななりゆき
なんだけど
それを人間らしさと言えるのだろうか

赤ちゃんを抱いた
お母さん
しあわせそうに見えるけど

割 ....
大人になりたくて、お酒を飲みました。
美味しくありませんでした。


大人になりたくて、男の子とキスしました。
口の中が、気持ち悪くなりました。


大人になりたくて、タバコを ....
夏祭り 寄り添うふたりで 誓い合う 永遠、、、
そんなこと 夢に描いてた 憧れを 胸に抱いてた

   瞼に焼き付いた 君の笑顔は セピア色に見え ....
自分の中にある
忘れてしまっていた
言葉のアルバムを
ふと開いてみる

何でもなかったことを
こんな言葉で表したのかと
苦笑いしながらも
あのときの自分には
その言葉が似合っていた
 ....
せつなさ

という名の花が

いま咲いている ので


時間という

風の中で

さびしい さびしい と

泣いている ので



あなた

水をくれるぐらいなら ....
毎日同じ時間 ともに過ごしてきたけど
離ればなれに なっちゃうんだね

いつまでも みんなと 騒いでいたいけど
そういうわけに いかないね

 ....
朝焼けと夕焼けの色は
決して重なりはしない

始まりはオレンジの衣を纏い
終わりは朱の衣を纏う

ただ繰り返すだけ

太陽は月を照らしはしない
月は太陽に照らされてるだけなの ....
ちんぷんかんぷんの糸が
くちびるの前でもつれて
おかしなことになっている

ちんぷんかんぷんと
口に出して言えば言うほど
糸はもつれていく

ちんぷんかんぷんは
もつれた糸だ
小魚 ....
夏日を更新するはずの五月晴れが連れてきたのは
冬の残滓のような冷たさで
渺々と吹き荒れる毎に世間を震撼させている

鉄板を舞い上げてしまう風は
それでも人を飛翔させたりはせず
降下する ....
昨日もまた
日めくりの暦が一枚消え
昨日を生きた言葉たちが
静かに眠る

昨日一番生きた言葉は
空だった
そこには故郷がいた
忘れていた思い出が
空の中に浮かんでいた
みんな幸せそ ....
君の笑顔を見ると
いっきに元気が出てくるの。
いつも、ありがとう。
今日も頑張って来たよ。
月に咲く花は
彩をもたないの

透明は何にも
染まりはしないから

儚げで
それでいて凛として

月の花は
誰にも見られずに
ひっそり咲き誇り

ひっそり散っていくの ....
消えた小龍包

せいろの中に こじんまりと佇んでいたはずなのに

蓋を開けたらいなかった

一日の疲れを癒すあの甘い肉汁も無くなった

れんげの中で慎ましやかにしながらも誇りを持ったあ ....
空の草原を
風がそっと撫でてゆく
空が左から右へ波打つ
その波を追いかけて
鳥が飛んでゆく
今日の草原は
青に満ちている
草原からの潤いは
地上の緑にとって
かけがえのない
命の源 ....
白い夜は

月がミエナイから
泣く事はデキナイの


 優しくても


泣けない事は
とてもツライから

ワタシは堕ちていく
黒い夜へ


 悲しくても


ヒト ....
いつもの時間に起きて
いつもの電車に乗って
いつもの決められた勉強をして
いつもの電車に乗って帰る

いつもの時間に
いつものことをする
何の変化もないように見えて
これは大変なことを ....
炎は燃えたまま凍っていた
寒さが突然とやってきて
熱い炎を丸ごと凍らせたのだ
絶えず形の定まらない炎は
この冷たさに固定された
動こうとする意志を持ち続けたまま
静止している
その世界で ....
瑠璃色や萌黄出す緑色と原色の花々が
ゆらゆら揺れている中
灰や雪を見いだすのは容易くはない
家中が電化されていくと
囲炉裏も暖炉も滅多に見つけられず
たまにあったと思って覗くと
金魚や ....
遠足のお弁当に
いつも入ってた

タコさんウインナーと
ほんのり甘い玉子焼き

とくべつじゃないけど
手が込んでるわけじゃないけど

「すごく美味しかったよ
    おかぁさん ....
遠雷が止み
雨の最初の一滴が落ちるまでの
僅かな静寂に
こころ、ふと無になり
空の灰色を吸い込む

程なく落ち始めた雨粒に
再びこころには
水の班模様が出来て
潤う、のでなく
惑う ....
どこかに逃すために 
ついた
ため息が

横隔膜の辺り
胸の底で跳ね返ってきて

鼻の奥で膨れ上がる

   ぼわん

   ぼわん

膨れ上がって
こみあげる

涙の ....
空の中を
風が手紙を配達する
何も変わらないけれど
安らぎでいっぱいになる

山の中を
風が手紙を配達する
何も書かれていないけれど
緑の音でいっぱいになる

川辺の中を
風が手 ....
夕暮なのに空は青く水色で
辺りをオレンジの空気が
流れるのに暖かな記憶は

思い出に妬けた赤瓦
錆びたトタン
泣いている子供
薮蚊だらけの雑草の森
自分を分解していく幻想

神社の ....
「好きです。」
ずっとずっと、心の中に、溜め込んでいた言葉。
「…ありがとうございます。僕は、貴女が素晴らしい方なのを、よく、知っています。
ですが、貴女に、恋愛感情はありません。…すみません。 ....
夏はまっすぐだ
降り注ぐ光や
伸びでくる枝など
何から何まで直線で
それでいてどこか
やわらかい
まっすぐな夏は
どこもかしこも元気で
隙間があれば
そこは自分の場所だと
我先にと ....
しきりに蝉が鳴く中で
曲がった坂道を
ようやく下ってゆくと
夏を渡る大きな橋がある
ふと橋から見下ろせば
ずっと下に川が流れている
手すりもないまま
幅狭くまっすぐに
ずっと続いている ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
再帰- 海月自由詩1*07-5-23
蒼月- 北大路京 ...自由詩13*07-5-22
不思議な目- ぽえむ君自由詩13*07-5-22
風の夢- ぽえむ君自由詩9*07-5-21
- 恋月 ぴ ...自由詩25*07-5-21
大人になりたくて- 愛心自由詩13*07-5-21
セピア色の笑顔- 北大路京 ...自由詩14*07-5-21
言葉のアルバム- ぽえむ君自由詩18*07-5-21
声にならない花- さち自由詩12*07-5-21
スタン- 北大路京 ...自由詩7*07-5-21
憂月- 優飛自由詩7*07-5-20
ちんぷんかんぷん- けんご自由詩3*07-5-19
*あしたのわすれもの*- かおる自由詩9*07-5-19
言葉の暦(No.002)- ぽえむ君自由詩12*07-5-19
ぱわーあっぷ- 愛心携帯写真+ ...2*07-5-18
月に咲く- 優飛自由詩8*07-5-18
【消えた小龍包】- つむじま ...自由詩5+*07-5-18
空の草原- ぽえむ君自由詩14*07-5-17
黒い夜と白い月- 優飛自由詩4*07-5-17
いつもの一日- ぽえむ君自由詩11*07-5-16
凍った炎- ぽえむ君自由詩13*07-5-16
*灰と雪*- かおる自由詩10*07-5-16
遠足日和- 優飛自由詩6*07-5-16
雨の伝う肩が- 銀猫自由詩22*07-5-15
我慢- さち自由詩7*07-5-15
風の配達- ぽえむ君自由詩10*07-5-15
ゆうくれにガラスの世界が手招く- プル式自由詩8*07-5-14
滲んだ世界- 愛心携帯写真+ ...2*07-5-14
まっすぐな夏- ぽえむ君自由詩9*07-5-14
夏を渡る橋- ぽえむ君自由詩10*07-5-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244