どうか私に惚れないで下さい
あなたとは結ばれることは決してないのですから
どんなに想いは通じていても住む世界が違うのです
それは許されないことなのです
どうか私に惚れないで下さい
....
*今日
今日の私にバイバイ
なんて
簡単に出来ない
とりあえず
昨日の私にバイバイをする
*昨日
昨日の私は泣いていた
いつまでもいつまでも
泣い ....
喉に流れ込み
触れては弾ける小さな花火
光に透かして
揺らぐそこを見つめると
まるで
そのときをたゆたうような
はたまた{ルビ空=くう}を泳ぐような
淋しがり屋特有の錯覚に陥る
ひとりでも平 ....
ころんで転がってこげ茶色のパウダーでくるんで
ぱしってぱしられてあったかいポタージュ握りしめて
ゆれてゆれすぎてブランコを壊して
使い慣れたノートに一行だけ
本音らしい文字を何色で
....
あれ?ってなって、そしたらぎゅうぅぅっと胸が締めつけられた。
それからドキドキがしばらく止まらなかった。
駅のホームで好きな人を見た。
…というのは少々語弊があって。本当は前に好 ....
いつものように
髪を結い
いつものように
紅をひく
わたしは何も
かわらない
置き去りの
この部屋で
恋しい
恋しい
恋しいと
嘆 ....
現地時間13:06
日本時間26:06
エセイサ空港を後に
呼んでいたジープを飛ばす
スカっとした青空
UVカットのブラックで見れないけど判るぐらい
久々に触れるギア ....
もう春だけど
おでん
寒いからね
両親と囲む
おなべ
久しぶりで
ちょっと涙
長い長い階段の果てに
きみがいる
駆け上がるぼくと
待ってるきみの
心臓の音が
共鳴して
待ってて
息もつかずに
駆け上がって
すぐに
きみを
抱きしめるから
この浴槽を欲情で満たす牡丹雪
ひとひら、
口づけるたび、悲しみの温度が肌を焼く
ひとひら、
白い手に抱かれるまま、別れの雪を肌に降らす
この雪は溶けるため
この白は忘れるため
あなた ....
爪キレイ お洒落しだして ココ躍る
ありがとう
その一言で癒される
どこかの知らない住宅地で流れている
いびつなサウンド
それはまだ若い男が夢をあきらめず
努力ということをしている
それでも夢という狭き門に
自分は通れない事はし ....
雨あがりの空に虹が架かったなら
それを渡ろうと思ってた
でもなかなか止まないから
知らないうちに眠っていたの
ずっとずっと
夢をみてたのかな?
そこ ....
明日。
この部屋ともさよなら。
明日わたしは
どんな顔で
退院するのだろう。
何度も見上げた天窓。
今日も光が差し込んでいる。
書き出しの言葉は、思いつかないから前略。
今年の東京は春が来るのが早いよ。
本当の冬は来ないままだから、故郷の二月、思い出してたところ。
−20℃、ダイヤモンドダストを肺に吸い込む日、 ....
昼下がりの陽射しが
雪のじゅうたんをめくって
春をたたきおこす
小さな飾り気のない
窓の外では
ゆきんこたちが
まだ
ぺちゃくちゃ
おしゃべりしている
それでも
待 ....
そんなとき
わたしは、ふとおもう
たとえば、いまはいているくつ
をぬいで、みなもにたったらしずまずに
わたりきることができるかもしれないとしたら
それが、わたしのこころをすくってくれる
....
夏の花 散った血って 苦いかな
苦い色 私の胸に 刺す鏡
鏡越し バイバイと言う あなたの背
背中から 恋歌唄う ひとしずく
泣けるのは 今もあなたが 好きだから
「平穏」という名の
鎖に繋がれていれば安全で
私はいつも、じたばたと
鎖の届く範囲でもがいてた
日の当たらないこの部屋は
いつでも、じめじめと湿っぽく
私は ....
『居なくなる』って自殺みたいだ
其処に並んだ体の良い言葉たちから
『。』を無理矢理剥ぎ取ったような 途端
奇怪さとむず痒さが僕の胸に横たわる
ふてぶてしく
『ほら僕 こんなに……こ〜んなに』 ....
幻想的な世界は
常に頭の中で回っている
いつしか幻に見せられて
気づいたらもうそこは知らない
隙間から見つめられている世界
回る地球は常に球体
まだあま ....
彼とあう
身繕いして心整え
クッキーを半分こするときはこっそり自分のが大きい
{引用=意地汚いよくばりさん}
負けた人を慰めてる心の中では豪快なガッツポーズ
{引用=自分が負けたときは思いっきり憎むのに}
自分じゃ無理だ ....
そろそろ年かなぁ
そんな思いを抱えながら前足を丁寧にペロペロと掃除する
生まれた時にいただいた名前は清四郎
炬燵の中や庭先の陽だまりの中で寝ていても
この名前を呼ばれると
一先ず ....
ミモザの下でキミを待つ、キミを待つ。
雨は銀灰
傘を打つ音、なる、なる、なる。
ちりちり りりり 燃える線香花火。
さわさわ さわわ ざわめく拍手。
ぽんぽろ ぽろろん ....
とにかく
あっちに向かって
歩いてみよう
朝日が
わたしを
呼んでいるなら
この街でいちばん美味いという
来々軒のラーメンを食べていたら
いつまですすっても麺が途切れない
適当なところで喰い千切ると
あなたはひどい人だ
という声がした
たぶんメンマが言った ....
いつもの朝の中いつも同じ時間に起きていつもどうりに学校に行く
何故俺はそんな決まり切った世界で生きている
どうせ大人になってもこんなのと同じせかい
一生変わることない景色を見てやがて老いて死に行 ....
貴方が私を嫌っても
私は貴方が一番好きよ
貴方が私を忘れても
私の中は貴方だらけよ
でも
貴方が私を愛するのなら
私は夢の中に消えるわ
ね、悪い女でしょ?
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