油塗れになった リンゴ テカテカ
外側が 可愛らしいから
性格まで 血塗れぬなんて
誰が 決めたの

長岡産の リンゴと 聞いて
新潟の 長い靴型を
思い起こしたア ナタとは
お友 ....
地球はどんどん
狭くなる
ジェット機
ネット
緩む境界

宇宙はどんどん
広くなる
ビッグバン
暗黒物質
ひずみと膨張

創造主の
想像は
どこにいくか
そもそも創造 ....
梅の花を 数えよう
生まれた 花びら達を
目の前に ちりばめて
踏みつけることの ないように
腐臭にかわる その前に

チンチロリンが 聞こえる季節に
肌官房の木々をみて
寒々しい 思 ....
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こんな記事を新聞で読んだ

アフリカ・ギニアの森で
野生のチンパンジー11頭に
普通の餌「アブラヤシ」と
普段は手に入らない旨い餌「クーラ」 ....
市街地の道路の隅に 
転がる猫の死体
それに群がる鴉たち 
餌に有りつけたとばかりに
黒い嘴でひき裂き 
死体をむさぼり喰らう

死肉は鴉の胃の腑で 
甘美な果実に変わる
狡猾 ....
空は突き抜ける様に青かったし俺のバイクは相変わらず
走り出すまではやけに重かった
時々はビニールレザーのシートの上に安っぽい天使が
休んで煙草をふかしていたりするのだけれど
それでも自由を愛を ....
これから起きる人も
これから眠る人も
いつもの朝だ

やかましいアラームも
ガラガラ声の鶏も
イビキをかくオジサンも
この世に存在している賑わいも
いつもの朝だ

全速力で
朝が ....
ヒスイにも 赤 橙 黄色
何だか 秋を連想する色合いは
目白押し みたいなんだけど

めじろおし って 何だろう
鳥ならば メジロ だよなぁ

あの色は 何だか 美味しそうな
お茶餅の ....
サルビアの女よ 朱い唇を震わせ 
何故なんだ 白い手で泥を掬う 
指先から零れる同罪をある男と結び合わせてしまった頃
ああ 春雷は鳴りやまない

風呂場で雷光の白さに白昼夢を見ているその心臓 ....
ある時 独り暮らしの友人が
「孤独死友の会」を作るんだと
楽しそうに話していた
もしも そんな会を作ったら
「孤独死できないじゃん!」
と笑ったことがある

寂しいと呟く人の
孤独の意 ....
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           「おはよう」

           春風が挨拶をする

            足元のプランターに

    ....
当たり前のことなど
ひとつもない
健康も
思考も
人との関係も
自己自身も

当たり前のことなど
何もないから
生きていることの
稀有を
感じながら
僕は畏れる

当た ....
あの日鳴らなかったケータイは
その2週間後、
街を流れる雪解け水の小さな川に流されました

あの日買ったお気に入りのブランドの手袋は
4年の歳月を経て人差し指に穴が空き
ついに、その役割を ....
遠くに波の音が聞こえる・・・
悲しみは
瞳の奥が知っている
遥かの彼方に止まる喜びは

しじまの中に留まる
私たちの影は

あたたかい日差しに
揺らめくカモメを ....
報われない愛を僕にください

届かない手紙を僕に書いてください

安っぽい言葉でもいいからささやいてください

僕が必要だって言ってください


思い出します君の柔らかな薄紅色のマフ ....
届かない
あんたに触れたい指先は
夜に搦め捕られる


張り付く空気には微かな花の香
見遣った窓には真ん丸には足りない上弦の月が浮かぶ


あんたは今、誰と愛でているんだろう?
誰 ....
ふっくらと 光線を 中に吸い取りながら
梅が ごつごつとした 枝先に 咲いた
厳しく けなげな そのさまに なぜか
ある夏に訪れた 遠い島のことを思った 

出雲の孤島の海岸には無数 ....
三つ葉かぁ・・・

一つ 幸せ
一つ 真心
一つ 永遠

葉の 一枚 一枚に
何かしら
意味を 添えると したならば

今の あなたは
何て 言うかな

一つは 恋
一つは ....
しろい花
きいろい花
むらさきの花

白い作為
黄色い極限
紫の無意識

対象知らず
しるしなき
供花は咲きほだされて

立つ雲
しずかなる
狂歌は所在なく奏でられ
自ら意図してじゃないの
前世の因果かしら
武道に縁があるようなのよね

父から剣道の手ほどき
刃を垂直に落として
むぎゅっとばかり、つかを絞る
小指の力が肝心でね

弓を引いた年月も ....
僕たちはDNAの命じるままに歴史を漂流し拡散してきた

朝露に濡れた森の匂いに

木漏れ日の暖かさに

まっすぐ空に突き刺さるメタセコイアの高みに
想いを託してきた


僕 ....
今年もこの日がやってきた
例年と同じ農園のビニールハウス前に
イチゴ狩りに魅せられた老若男女二十数名
斜に構えたり 無言を装ったり
だが皆が高揚を隠し切れずにいるのだ

農園の主人は愛想笑 ....
幼いころ
のっ原をかけまわっていたあたしの

いつもそばにあったその草花が
いぬふぐり、で
あると知ったのは
高校生のときだった

かわいらしいひびきに
その名をおぼえた
 ....
腕時計は 貴方にとって どんな存在?
と言う 問いに
どう応えるかの 心理テスト

インパクトが有るものは 
覚えてるんだ

無くてはならないモノ
無くても良いモノ

各々が 好き ....
夢を 掴むまで
どの位 歩いたら 良いんだろう

弱い 私は
大きな 夢を 描いて
空を 見上げた

遠くまで 歩かなくっても良いんだよね って
気付ける日々の中で

穏やかに ....
僕は病んでる自分を疎ましく思ったり

でもいとおしくもある


診察券にはだいぶ慣れてきたし

人間て病んでて当たり前なのかも知れない


検査着に着替えて腹部CTをとる

さ ....
携帯を携帯してないから
繋がらぬ 携帯

プラン変更や 機種変更が
楽しかった時代を過ぎて

使えれば良い、なんて
結論に 陥る



其れを 加齢の所為だと
華麗に ス ....
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月の光が燦ざめく
まだ春浅き夜更けのこと
女が独りで死にました
誰にもみとられず
たった独りで息絶えて
時計の針は零時で止まったままに

 ....
カツン、と、ブツケタ、ヒザが
カチン、と、イタミを、トモナヒ
ちょっと、セツナイ、きもち

瞬時に 止まる 感覚は
感情の 裏返し

摩り替えられた マヤカシ
刷り返られた リャン ....
こぼれちまえば良かったんだ
叶わぬ 夢なんて

紫煙と 共に 湧き上がる 私怨
昇ったままで 立ち消えること 知らず

かき集めた 思い 胸に
無念だね なんて
何て 上手いこと 言っ ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ネグリジェ- 藤鈴呼自由詩1*12-3-25
創世- シホ.N自由詩212-3-25
寂色- 藤鈴呼自由詩2*12-3-24
【_二足歩行_】- 泡沫恋歌自由詩17*12-3-24
【_鴉_—_crow_—_】- 泡沫恋歌自由詩8*12-3-24
1983- 梅昆布茶自由詩1412-3-22
- subaru★自由詩11*12-3-22
紅と葉と- 藤鈴呼自由詩1*12-3-21
サルビアと春雷- マーブル自由詩3*12-3-21
【_孤独死友の会_】- 泡沫恋歌自由詩10+*12-3-21
【_春のカオ_】- 泡沫恋歌自由詩10*12-3-21
当たり- シホ.N自由詩212-3-21
春_いつもの散歩道にて- 浅香 葉 ...自由詩212-3-20
海から明日へ。- 吉澤 未 ...自由詩112-3-20
想春賦- 梅昆布茶自由詩1112-3-20
上弦の月- 涼深自由詩712-3-19
出雲より_雲出づ- るるりら携帯写真+ ...9*12-3-19
三つ葉の幸せ- 藤鈴呼自由詩2*12-3-19
花の色雲の影- シホ.N自由詩312-3-18
武道女子- 木原東子自由詩18*12-3-18
DNAの息子- 梅昆布茶自由詩10+12-3-18
イチゴ狩り- ただのみ ...自由詩9*12-3-18
いぬふぐりに会いたい- 森の猫自由詩19*12-3-18
インパクト&インスピレーション- 藤鈴呼自由詩2*12-3-18
瑠璃色チック- 藤鈴呼自由詩1*12-3-17
診察室- 梅昆布茶自由詩2312-3-17
形態世代- 藤鈴呼自由詩2*12-3-16
【_月の棺_—ツキノヒツギ—_】- 泡沫恋歌自由詩14*12-3-16
リャンメン・ペーパー- 藤鈴呼自由詩1*12-3-16
最初で_最後の_ラヴソング- 藤鈴呼自由詩1*12-3-15

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