+


花が散るころにわたしは女でした。女になってしまい、
鉄鉢の中の百枚の花びらが
蝶のように羽ばたき、遠ざかるのを眺めた


+


花びらのひとひらを虫ピンで留め ....
R.S.V.P.
それは、きっと
一つの世界の終焉
幕がおりてしまえば

手の温もりをさぐりながら、
かわらぬ笑顔が
かえってくるのに
人のさわがしい声ばかりが
するのです

重 ....
私の気持ちに
気づいてください

ときめく
この心を
受け止めてください

あなたのことが
知りたい
私に
もっと
もっと
気づいてください
どんなに
遠く
はなれても

僕たちの
友情は
変わらない

なぜなら
僕たちは
固い絆で
結ばれているから

わかれても
ひとりになっても
僕たちは
いつも
一緒だ ....
幼い日の
みんなの
ひとり
ひとりの
それぞれの
顔が写っている

あどけない
いろんな
表情だ

夏の
日差しにも
寒い風の中でも
みんな
まぶしく
輝いてた

 ....
画面の奥には配線があり
そこに人はいない
温もりは血ではなく電気で
おうとつのない平面は
何も言わない
いらいらすることもなく
にらみつけもしない
でもそこには真心がない
無数の言葉と ....
ハローハロー
こちら地球から
あなたに伝えたい


ハローハロー
言葉がある方が不自由だなんて
実際は間違っている


ハローハロー
私たちは
とても便利な道具をうまく使い ....
僕の小さな心臓の鼓動は

聞こえなかったから

イヤホンのプラグを差して

僅かに動く鼓動を確認した

綺麗な顔をした長身の

神男と今にも死にそうな

塵男を比べる

僕 ....
降りしきる雪に
運命を委ね
去って行くのですね
白い肌は
景色に吸い込まれ
後ろ姿が美しいから
何時までも見ていた

触れあった
指先の温もり
覚えてますか
手渡しで与えあった
 ....
耳を当て 君の鼓動を 聞いている 唇重ね 一つになろう



夜空見て 雲間に覗く 暗闇に 星の瞬き 生きてるようで



降り注ぐ 雪に音は 吸い込まれ 大地の鼓動 春までお預け
「満月に吠える」

夜中眠りに就いて初めて裸を曝す
歪んだ時系列を跳ね跳び
活きた清涼水を次から次へと浴びる
そして吠える
自分の闇に悲しく浮かぶ
黄色い満月に



「手紙」
 ....
休館日静けさ浴びる図書館の返却ポストは闇への入口

七夕の願い書かせるイベントで永遠よりも今の幸せ

長男が生まれた時に植えられた庭にある木は屋根より高い

窮屈な電車に揺られ会社へと向か ....
もーいーかい?

まーだだよ!

ウチはいつでもオーケーなんやけどな
射しこむ陽が壁に{ルビ日向=ひなた}を作り
そっと今を忘れるとき、想うのは
別れ際のプレゼント、忘れられた約束
または、これから出会う誰かのこと
晴れた日は
ひとりでいると少しくるしい

 ....
そのうち通り過ぎるだろう
ほんの気まぐれな天気雨


一面の田んぼだったこの辺りは
ほんの少しの間に住宅街になった
たくさんの家が整然と並べられ
目線を上に持っていけば
規則的に並ぶ青 ....
未来は光より早く進む

知識の海は今日も荒れていた

僕が死ぬ夢を見た

気が付いて目覚めたら帰りかたを忘れていた

約束の時間には間に合いそうになかった

想像は毎回期待していた ....
透明な水を見ている

結んでは
ほどけてゆく
深い約束を

水の中に沈めて

透明な水を見ている

僕らまで
溶けこんで
しまわないように
頼みごとをする前に
ちゃかすのはやめてよ
頼みごとをした後に
抱くのはやめて

どうせいなくなるんでしょ
どうせ出て行くんでしょ
止めようなんて思わないから
黙って出て行って

最 ....
なんで愛されないといけないの?
そうきいた少年は歩きながら振り向いた
なんでなんだろうね
おとうさんはよそ見しながらこたえた

なんで愛さないといけないの?
そうきいた少女は走っていってし ....
寝ても覚めても
同じ夢を見てるような
そんな気だるい日は
カーテン越しの
光を浴びて

寄りかかる
ソファーは悲しくて
奏でるはポロネーズ
今の気分は
ショパンの「別れ」

目 ....
こうべを垂れて
風を避けるように流れ流れ
赤ん坊のように
そっと
土に抱かれる
黄緑色の葉

子指くらいの蕾の中で
水脈の子守唄を聞かされていたとき
僕は冬の海の枕木だった

 ....
顔色ばっかり伺って生きていたとき
顔色のさえないあいつに出合った
余命半年のあいつは
生きることにあがいていた

生きてたっていいことなんかないと思って
人と視線を合わせずにいた
人の視 ....
上を望まず 控えめに

その身を飾る サザンカは

愛に溢れて 美しく

舞い散り落ちた 花びらも

一つ一つが それぞれの

愛する心を 忘れない
このクズって自分をののしって
人に言われる前にダメージ受ける
そんなんで防御になってないよ
あやふやすぎて
みっともないよ

バカじゃねって
つぶやいて自分をなじる
だれにも言われたく ....
遠い過去への手紙
もう読む事もない
悲しくも
霧雨に霞む道は
落ち葉で満たされて
凍えた指先だけが
取り残された
君の影に触れた

うやむやにしてきた思い
今更になって
胸を締め ....
なんにもこわくないなんて
僕は嘘をついた
こわいものだらけなんだよ
だれかたすけて

なんにもいらないなんて
僕は嘘をついた
なんにももっていないんだよ
とってもさむいよ

どこか ....
お葬式の列は黒の人の群れ
目の淵を赤くした人の群れ

カラスが電柱にとまってみていた
身づくろいしてみていた

喪主のあいさつは涙まじりで
関係の薄い人も泣いた

いったいなににおが ....
もしもしと 繋がっていた 糸でんわ 星の降る夜に ぷつりと切れて サンタクロースは信じない
信じないといった君を信じたいから
君の唇が信じるってかたちに動くものが僕の全てに
なればいい なってほしいんだ

クリスマスなんてしない
そんなことどうでもいいと ....
小さな想いを

ここから届く
白い世界で

儚い音でも
見つけてくれますか
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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- ミツバチ自由詩17*09-12-21
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‐サザンカ‐- ‐弘‐携帯写真+ ...309-12-15
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再生- 朧月自由詩209-12-14
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pianissimo_- ユメミ  ...自由詩509-12-13

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