夜風がやさしく舐めていた

心たちがそよそよと泣いていた

工事現場のような剥き出しの鉄骨

それがライトアップされてオレンジの夜


引きずる車輪の音がする

闇の中に緑のシルエット

ひかりが時間 ....
秋の海は幻想的だから・・と
男が女に誘いをかける

秋の海は思い出が振り返す・・と
女が男を拒絶する

男と女が言い争う
互いに引く気もなく



男と女の口喧嘩が終わったみたい ....
                121102


本番までに修正するので
ばんばん注文してくださいねと
軽やかな笑顔で湯がいているので
1対0で破れた口惜しさは分からない
若い頃は新人歌 ....
きみは
ひとばんのうちにおとなになって
かあさんは
ひらがなしかよめなくなった
もうひとばんたてば
かあさんは
きみにおんぶされる

かあさんはなくよ
かなしくて
なさけなくて
 ....
{画像=121101052500.jpg}

一皮剥いても不毛な大地を他所に

厚い皮を渡り歩いて生きなければ

あんたの代わりに鋼鉄の腕が動き

破壊と新たなる上っ面を創造する

 ....
あなたの選んだ道に頷けなかった私がいる。


もしここであなたが車に轢かれそうになったら

私はためらわず飛び出すでしょう。


けれど。

毎日の中で私を殺しては生きてゆけな ....
愛が欲しかったわけじゃない

拠り所が欲しかっただけ


優しくしたのは優しくされたかったから


愛を情熱に換算できるとして

私にはその余力さえも残っていなかった
 ....
私の人生を一冊のノートに綴れば

なんて薄っぺらいものになるだろう。

あなたと出会った事も

時折情熱を感じただけと言ってしまえば

それで事足りる。

泣いた事も笑った事も ....
メリーポピンズは
たぶん あったことがない人だけど
ジェリービーンズならば

知ってるんだ
詩ってるんだ
歌ってルンバ

無礼だとけしかけられた舞踏会
武道会か
葡萄階だと信じてい ....
嘘を憎むのなら

誰かを傷つける罪を覚悟しなければいけない。

嘘を否定するのなら

真実を受け入れる強さを持たなくてはいけない。



あの晩彼女をありきたりな理由で傷付 ....
ひとり寒い夜は
星を見に 小高い丘のベンチに座る
きみの温かみがぼくの隣に居て
白い息が もやりと消えた
そうしているうちに
一等星から順番に
金平糖みたいな星のかけらたちが
きらきらき ....
                121028




唐黍を蒸す
蒸す蒸す
蒸してから喰らう
食うとは異なる表現でかっ喰らう
腹がふくれるまで喰らう
麹町まで出かけていって喰らう
 ....
友に大切にされるには、つぎの三つの心が大切だ。

・俺が、俺が、と自慢しない心。

・虚勢を張らない心。

・意地悪をしない心。

友に惜しまれ、友に励まされる人間であるためには、真面 ....
僕らはやって来た
山脈を望む高台で自身の未来を仰ぐべく
正中する太陽の指し示す影を追って

南の肥沃な低地には生命の修羅があって
過剰な欲望が溢れていた

充足の幻影が従属であること
 ....
凪いで
落ちて
止まって
揺れて

何度も繰り返す 小波が
隠れる位置で
音だけを 感じながら
妄想を 始める

今 縞が笑った
小粒の砂が お喋りをした
噂の岩が 無口で抵抗 ....
ORIONの一すじの涙はオオカミの喉をつたっていった
ドン・ファンのシルエットが壁に映って
眠たげに呼吸する悲恋はもう海に還ってしまった
漣の番
砂浜の影
コンバース
黒のレザージ ....
「鳥と踊る」
               木の若芽



青い朝をうれしがる 小鳥が来て
荒れた庭が園になりました
屋根の上は舞台です
光もいっぱい
伴奏は風と鳥がいつも
さあ誰 ....
早朝だ やがて陽が登るだろう

記憶に 登る記憶があるのだが

それは 過去で何処かで起きる

未来だ 過去と未来は出会うか

やがて 冷たい冬が来るだろう

かつて 訪れた様に静 ....
とにかくまるなのだ

そうして
なんだかとぎれとぎれの
まるを描いて
完璧だよ

世界はまだ3ミリメートルくらいで
幾何学的な空に浮いていた
そのアウトラインもまるだった

あな ....
時と光と物質と重力に
私はさからえない
しかし愛することはできる
青春の終わりに
君を愛し
それは幕切れた
後悔はしていない
私は病を得て
その後の人生を
決定的に方向づけられた
 ....
鍋焼きうどんという類のものに
憧れに似た思いを抱くのだが

ポップコーンみたいに
コンロの上で振れば良い訳ではないらしい

降り出したら止まらぬ雨のように
かまぼこの切り身の

 ....
さらさらと無限にかたちを変えてゆくもの
どくどくと体の中を対流するもの
ぼそぼそと語りかけるもの
ろうそくの科学で薔薇の庭園を飾る
 
スズメバチの襲撃を警戒しながら僕たちは生きている 
 ....
おやすみなさいと
私の周りで泳いでいた言葉の魚たちがささやく
まるで百年の眠り姫の林檎のように

私が初めて口にした小魚は母の胎盤の中
臍の緒に繋がれて
息遣いの音と共にやってきて
生き ....
「飛べよ 歌えよ」
              木の若芽


妙なるもおのがおどっている
あれは小鳥 その奏でる調べ
 
遠く飛び去ってしまいそうなわたしに
ここは地球よ
あなたはそ ....
黒い服についた 絵の具の白色

それは汚れでしょ

心を真っ白にして 無になって……

ムラサキ色の心が 決して

虫に食われた イチョウの葉であっては

ならないなんてね
 ....
契約社員の給料は安い
だからアルバイトも必用になる
午前四時前 朝刊配達に出かけると
山のふもとの住宅地
時折いろいろ見かけるが

エゾシカを見たのは初めてだ
角ある雄と雌のつがい
街 ....
固まった落ち葉は
型にはまったモノ

堆肥になるには
対比が必要

退避するには
避難路が必需品

艶のある露が示す路
満ち溢れた葉の上に滴

浮遊することも忘れて
遊びたい ....
きょうレインボーブリッジを2度とおった
ゴールデンゲイトブリッジは世界有数の橋だが

カリフォルニアの海風は太平洋を渡ってきっと
お台場の空を見ているにちがいない

つかの間サンフランシス ....
テレビは 肉感で溢れ
リアルも迫ってくる声やアピール ハイヒール
ルージュに ネイルに フレグランス

もう視線は逃げ場が無いくらいだよ

汚い空気で 息を吸う場も見つからないから
指定 ....
疲れたよ
って


ソファーに
ストンと座る



ぐてーっと
もたれかかって



90度回転
コロンとすると





美味しいご飯を
作っ ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
オレンジの夜- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-11-3
秋の海と男と女- subaru★自由詩14*12-11-2
うどん- あおば自由詩3*12-11-2
かあさんのこども- 小原あき自由詩5*12-11-1
RPG- ドクダミ ...自由詩212-11-1
私の理由- 永乃ゆち自由詩2*12-10-30
- 永乃ゆち自由詩3*12-10-29
一冊のノート- 永乃ゆち自由詩3*12-10-29
ルンバ- 藤鈴呼自由詩2*12-10-29
海月の夜- 永乃ゆち自由詩4*12-10-28
暖かな眠りに- そらの  ...自由詩2*12-10-28
- あおば自由詩5*12-10-28
大切な心- 吉岡ペペ ...自由詩312-10-28
緑の丘を越えて- 梅昆布茶自由詩1312-10-27
満ち引き- 藤鈴呼自由詩5*12-10-27
ORION- マーブル自由詩512-10-27
鳥と踊る- 木の若芽自由詩212-10-27
稀故に- ドクダミ ...自由詩312-10-27
まあるを描く- 塩崎みあ ...自由詩2*12-10-27
さからえない- 渡辺亘自由詩212-10-27
キラキラ- 藤鈴呼自由詩4*12-10-26
沙漠と薔薇- 梅昆布茶自由詩1412-10-25
おやすみなさい- 乱太郎自由詩1812-10-25
飛べよ_歌えよ- 木の若芽自由詩112-10-25
ステンド・ハート- 芦沢 恵自由詩22*12-10-25
もみじ悔いたし鐘は無し- ただのみ ...自由詩21*12-10-25
艶のある露- 藤鈴呼自由詩4*12-10-24
レインボーブリッジを渡る風- 梅昆布茶自由詩1412-10-23
わかるのは- Wasabi 自由詩212-10-23
美味しいご飯- 鵜飼千代 ...自由詩10*12-10-23

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