午前一時七分
ごらん
粉雪が降っているよ
まるで天使の羽が舞っているように
今は
僕らだけの窓辺
君と一緒に過ごしたクリスマス
最初の告白
....
『あのね、お魚さんがかわいそうだから、たべれない』
・・・・はぁ?
なに言ちゃってんの?
仲間と切り離されて、卵も産めないまま
勝手に釣り上げられて、市場でてきとーな値段で売られて ....
たった二文字をいえなかったせいで
いや、いわなかったせいで
いまこんなにも、後悔してる
好き好き大好き
あいしてる
そんな言葉じゃ足りなくて酸素不足で苦しくて
ねぇねぇぎゅっとして
早くあなたに会いたいなぁ
雪の上に残る
踏みしめた足跡
一つ増えるごとに
私は素直な心を
取り戻していきます
小さかった手が
だんだんと大きくなるにつれ
大きな愛情から
逃げるように
離れた強がりの私は
....
ここは
誰もいない森
人間は
入れない森
人間に
荒らされたくない
静かな森なの
ここには
何年
生きても
大人に
ならない人がいる
そう
ここは
楽園なのだ
....
みのむしが
細い糸を
必死に
上っている
何度も
何度も
上っている
今日は
風が
強く吹いていた
北風が
みのむしに
向かって
吹き付けてくる
くるくる
....
きらきらと
お星様が
光っている
ねぇ
知ってる
流星に
お願いすると
必ず
願いが
かなうんだって
きょうは
何を
お願いしようか
流星に
私は
お願いをし ....
青空に月
こころは
もっと
大切なことに
とっておいて
■罫線
歩くことなんか出来ないってわかっていても
真っ直ぐに続く道を知りたかった
言葉はあまりにも無防備すぎて崩れそうで
その柔らかさを利用して思い切り固くした
発しては、ほろほ ....
世間では今枕絵が熱いらしい
見たことのない景色みしてよ
わがままだけどいいじゃないか
こんな広い宇宙の中なら一つくらい
夢物語りの世界が合ってもいいじゃないかな
通り魔は ....
丸投げされた洗濯物に埋もれている
わたしたちの日常の色というもの
どんどこどんどこ
どんどこ、まざりあう
洗濯かごいっぱいで
家族団欒としているよう
わたしの目尻がほんのり
....
真剣な 君の眼差し 恋をした 息をするのも 忘れる程に
夢を見ている
あたしは綺麗で
まるで勇者みたいなお姫様
幻想的な世界に立ち尽くす
一人ぼっちで
傍らには 手懐けた獣達
愛らしさなんて欠片もない
獰猛な爪牙をちらつかせ
....
街の中強い意志持つ台風は木々を倒して我儘放題
大切な人を亡くして目を閉じる闇を彷徨う思い出掴む
夜遅くメールで別れ告げられて打ち込む指が何度も止まる
後悔を先に立たせて擦り抜ける不安 ....
「もーマジでおまえ死ねよー」
笑っていう君
じゃあ
私がほんとに死んだら、君はどうする?
世界に二人きりだったらいいのに
そしたら誰にもじゃまされないのに
深夜の暗闇
わたしは窓を叩く 激しい雨音に目を覚ます
だるい頭 渇いた唇 ぼやけた視界
ただ何気なく見つめる
その手だけが 白く浮かび上がる
その鮮明な白と
濡れた黒と
シーツに染み込んだ赤 ....
秋の暮れ
庭の林檎 あかあかと
はずかしそうに 色づいて
あなたへの 恋慕のきもち
みちみちて
美味しい美味しい秋の実ふたつ
どちらが先に落ちるでしょう
私が、外があんまりにも寒いので
手のひらにはぁと息をかけさすっていると
無言で私の手を取り自分のポケットへ入れてくれる
そんなあなたがなんだか切ない
あなたのことを、『愛してる』だけじゃ
だめですか?
僕には飛ぶことが必要だ
足枷を断ち切って
翼を大きく広げて
僕には飛ぶことが幸せだ
大地を蹴って
強く高くまっすぐに飛ぶ
僕には飛ぶことが
飛ぶことが
必要なんだ
僕には翼が ....
{引用=銀色の月を砕いた細雪
虚飾の街にも、しんしんと
上野発カシオペアはふるさとゆき
すれちがう旅人のなつかしいアクセント
耳の奥では遠い遠い子守唄
かあさんの声、 ....
もしも猫になれたのなら
そう、考えた事はないでしょうか?
誰だって一度 もしかしたら
それ以上に自分とは違う なにか
に、憧れるのではないでしょうか
堤防の上を歩いてみました
少しだけ周りの目 ....
はじける光を逃がしたくなくて
手のひらで両耳をきゅっとふさいだ
いくらあたたかな毛糸で肌を覆っても
手足は温度を忘れたかのように冷たい
冬は嫌いじゃないし寒さにも強いほうだけど
この ....
新聞を広げると
我が子を不慮の事故でなくし
涙ながらに悲痛な思いを語る親が
そして同じ紙面に
我が子に虐待を繰り返し
死なせた上で「しつけだった」と語る親が
....
甘いものが欲しくって
沁みるものが欲しくって
・・・
沈みゆく 夕日の中の 僕と君 二人のほっぺは ほらりんご色
錆び付いた螺旋階段のぽるときDNAを踏みつける気分
数えても数えきれない瀬戸の島散りばめられた貼り絵の世界
二人には二人だけの道がある二人の世界二人が作る
寂しさを抱える心重くなる湿 ....
Moonlight
さっきまで聴いていた君の声
月に浚われた気がして・・・
確かめたくて
電話してみたけど
月まで電波は届かなかったみたいだね
Moonlight
いつ ....
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