いつか のせるよ
ウエハースの上に
しっとりと 乗っかった
白い 思い出

冷たい頬を 伝う
しょっぱい液体が

絡まっても
大丈夫

バニラ風味で
心をも溶かす
幸せの 固 ....
乳白の まろやかさ持つ 翡翠かな

透き通る色合いか綺麗なものは 
宝石だけでは有りません

月だって 空だって 空気だって そう。

だけど、ちょっと 
まろやかさ加減を プラスする ....
ぼくは君を体験する=君を直感する

君と一緒にいる間は少なくとも僕の5感は

柔らかな声やよい匂いやあるいはちょとひび割れた唇なんかを

間近に観察することができる


君と別れたあ ....
四六時中はこぶ
夕映えと同じ
裏窓の{ルビ河岸=かし}にささる
水のお話

その場所を求めて
蚊の姫様が
散策している
森のお話

ある日くびのどこかにも
生まれるお話
マフラ ....
青い鳥 空・海・夜に 惑いけり

惑いけり、の表現は
可笑しくないだろうか
などと 思いながら
思い付いたのだから、と
タイプする 今も、夜。

青意外の背景の中でなら
容易く(?) ....
愛は海のよう

深く深く
潜っていくほど

嫉妬という水圧に押し潰されそうになる

愛に溺れて
苦しくなって
水面へ上がれば

不安という高波が襲いかかる

想えば想 ....
すっかり きれいな
さっぱり わかれた
そのかお わたしは
みずべで ねそべり
きーんと きこえる
はてのね ふれたい
むりなの わかった
みんなが ないてて
わたしは わらった
し ....
  彼岸花
   山の奥には残雪が
   今日の風はやけに冷たく


ここにひとり

大型客船が停泊している
遠くには高層ホテル

約束の時刻
最後だ ....
振動はごく小刻みなもので
そう、
ぷっちんとお皿に落としたばかりの
おもちゃみたいなプリンに似ている


大きな曲線は、ない
そういえばしばらく見ていない


時々、雨が降る
洗 ....
ぽとり、と蝋梅
黄色い窓を覗く
すると向こう世界の隅で春が騒いでいた

「梅、桃、桜の順で咲いていくのよ」
「そうして、春になるの」

白い酒器の表面に落とされた桜
注がれた梅ソーダが ....
眠りがフクロウのようにさらって行った
わたしの寝顔を照らすのは
月や星ではなく
まるで深海魚のよう
自らのいのちの灯にほかならない


闇の毛布に包まれた
記憶の中の光彩は
彗星のよ ....
はっつぁんと やっさんでは
何を奈落の感じるか感じないかは 違う
ある人にとっての奈落地獄が ほかの人にとっては
なんて楽なことだと 肩をなでおろすことだったりする

地獄の其処に釜 ....
僕の心の中
どうなってるか知ってる?

僕はね
君のことだけ考えてる

君と一緒にいるときは
たくさんの君を心に焼き付けてるんだ

君から返事がこないときは
ぽろぽろ涙を流 ....
君を前から見ると普通にかわゆい
後ろから見るとなかなか良いお尻だ
でもさあ

横から見ると何も無い
それは可愛い実存的謎だ

類推するに君はこの平面だけの愛すべき生きものなのだ
 ....
叶う時 指折り数えて 楽しんで

夢が叶わぬと 嘆いていても 日は経つから
どんな風に 叶えようかと 楽しめることが
余裕にも 繋がるのかも 知れませんネ


秋風が優しく入り込む祝い
 ....
上昇する シャボン シャボン 
水晶の シャボン シャボン
 
殻にこもった シャボン シャボン 
不安な シャボン シャボン
そこが あなたの玉に{ルビ瑕=きず} 

浮いている 揺れ ....
仄暗い廊下に時々夜の天使のように
夜勤看護師が羽ばたく
世の中で最も偉大で逞しい美しさが
老人達の
人生という点滴を
繋ぎとめにゆく

また鳴るナースコールは誰のための
子守唄なのだろ ....
もっともっとすばらしいゆめをみせてくれよ、と、
格好つけてわらう小鳥たちはわらわれる
おそいわよ、なんて言われたって
あなたのじかんとわたしのじかんはちがうなんてこと
はじめからわかってるんだ ....
あと 一つ
それで完成

そう思った瞬間

倒してしまった!

しゃっくりみたいな声を一つ漏らして
あとは動けない からだがこわばって
ドミノは時間を遡り
駿馬のように駈け上る
 ....
「明日、学校が壊れてなくなる」
という妄想を
わたしたちは
一度は
みんな
するのです
そうして目を閉じれば
朝が来る
当然ですが
学校は
なくなりませんでした
しぶしぶ
足を ....
なんだか結局
誤解させて
あなたを傷つけてしまった

結局
たくさんメールしすぎて
君を呆れさせてしまった

性格が重いのかも
つまらないひとなのかも
ダメな女なのかも
 ....
ぼくの宝物は
きみがくれた
定規のかけら

いま思えば
あんながらくた
もらってなにがうれしかったのか

ずっと見ていた
となりの席のきみ
席替えでとなりになって
思わず ....
こんなに好きなのに
こういうとき

君のことが
憎くて
憎くて
悲しくなる

好きだから
多少のことは
がまんしなきゃって
つよく心に誓ったのに

なんでもかんでも
 ....
近所に 卓球も出来るらしい
市民体育館が 有るんだケド

一度も 開いている時に
行った 試しが 無いんだ

やっぱり 予約が 必要なのかな
空いてる 時間に

相手だって
必 ....
心地よい揺れと
生ぬるい水温

波にさらわれたコンタクトレンズ
ぼやけた視界がとらえたものは
降り注ぐ優しいひかりの雨

身動きが、とれない
とりたくもない

堕落していく心
そ ....
むかいに洋館のある静かな広いとおりに面した

千原さんという掛け軸と刀のある名家の末裔らしいこじんまりした家の裏手の

片隅に石炭スト−ブのある一間に母とあねと僕は父の仕送りで暮らしていた
 ....
あの人が
私に 言ったの

あれは 未だ
出会ったばかりの頃

だったかな
一緒に歩もうと
決めた後 だったかな

もう どっちだったって
良いんだけれども

アナタの名 ....
この雨

なにか表しているんでしょうか

今日は記念日

心踊るこの日に
外を見れば


君と僕の間に
壁を隔てるような
冷たい雨

この日に限って
君からの返 ....
母ちゃんと旅に出る
鞄に歯ブラシ、着替え、切符と
最後にわくわくを詰めて チャックを閉める

朝一番のバスに乗り込んだ
母ちゃんと座席に並んですわる
乗り物酔いの薬あるよ
切符は持ったか ....
桜の花びらがほころぶ頃に
急な寒さで
きゅっと蕾が縮こまる       
そんな花冷え 春に逝く

長い人生の旅を終えて
白い棺の中
鎮魂の花に埋もれて
うっすらと頬笑む人よ      ....
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ぼくの宝物- ジュリエ ...自由詩312-3-3
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まるえみ- 藤鈴呼自由詩2*12-3-2
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【_春に逝く_】- 泡沫恋歌自由詩5*12-3-2

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