鉛筆を削る
尖らすために
がりがりという音の中
画用紙をすべることの叶わなかった
黒鉛たちが
ゆらりゆらりと落ちてゆく
鉛筆を
尖らすために
犠 ....
寒いなか、校門の前で
あなたに会った
ううん、また会ってしまったの
もう会いたくないのに、ああ、どうしてかな
あなたをみると、どうしても心がはずむのよ
何度もあう ....
紙風船に ふうって
たましい吹き込んで
ぽんっ とあげる
あなたの心に届くころ
....
「ゆびきりげんまん」
遠くから
子供たちの声が聞こえる
約束の時の決まり文句
笑い声混じりに
軽やかに歌って
また明日と
それぞれの家に帰る
「うそついたらはりせんぼんのます」 ....
何万回の
昼夜を重ねても
癒せない
癒せない傷
僕はまるで
思い出に縛られた
牢人みたいだ
あの思い出
あの思い出
あの思い出
傷は深く
痛みは激しい
僕は思い出の迷宮に
....
あなたの声が、ききたくて
教室のドアを開ける、私がいる
「くろきたバカだからキライ」
「くろきたに友達いんの?」
「いるわけないじゃんかー」
「くろきた受験するの?」
「いくつ受けるの?5校?」
「ちょっと合格鉛筆かしてよ ....
気づいたときには 独りぼっちで いつの間にか 慣れていく
優しさだけに引き寄せられて 何も見えなくて五感が鈍る
本物 なんて見分けられずに 指の隙間からこぼれおちる
良い人 悪い ....
窓の外夜明けの街が見えてくる時間はやっと僕に追いつく
悪夢から逃れるために朝を呼ぶ白く浮き出る山里の霧
サスペンスドラマの合間に殺人のニュースが流れ心複雑
試験日の前夜に食べる一夜漬 ....
宇宙から地球って見えると思う?
まぁそりゃ当り前だね
宇宙から日本って見えると思う?
がんばれば見えるんじゃない
宇宙から私の家って見えると思う?
あー、むりだよ ....
えーと
おほん。
あーと、
その、ねぇ
んーつまり、だねぇ
いわゆる・・・・
まぁおいといて、
なんとゆうかー
こう、
まあそ ....
緩やかな上り坂を自転車で走ること十五分
月極駐輪場から歩いて五分
駅に着いたときにはいつだって息が上がっている
通学に使用していた路面電車は
この辺りの住民にとって大切な移動手段
そ ....
てすとテストてすとテストてすとテストてすとテスト
永遠に並ぶ文字
学生に課せられた退屈な文字
国語数学英語理科社会
真面目ニ勉強シテ良イ点数ヲトリマセウ
教室に響く先 ....
お兄ちゃんは
アッキー
妹は
あっちゅ
ふたりとも
「あ」から
はじまる
あっちゅの
舌たらずを
利発で達者な
女の子にかまわれて
いつのまにか
ついていたあだ名
....
とん
と背中を押された
ためらっていた足が
転ばないよう
身体を支えるように一歩
また一歩
歩き始めた赤ん坊のように
ぎこちなく踏み出した足と心
こ ....
夕闇を 抱きかかえてる 野良猫を 手懐けられず 舌打ちひとつ
都合良く 甘美な声で すり寄って 欲求満たし 次は何処へ?
「猫っていいな」言ってみるけど 「思う程、楽じゃな ....
雪の中を
雪ウサギは
穴から
飛び出し
走り回っている
鼻を
ぴくぴくさせながら
立ち止まっている
季節のにおいを
感じ取っているのかな
夜は
穴の中で
寄り添うように ....
目を
閉じて
少女は
オカリナを鳴らす
誰かを
思い出してる
ひとつ
ひとつ
オカリナに
指を置く
何かを
思い出している
少女は
オカリナを
いつまでも
....
畑の道を
夏の
暑い日に
懐中電灯を
照らしながら
歩きました
蛍が
あちら
こちらから
灯りを照らし
周りに
いくつもの
光が見えました
妹と二人で
昔は
....
パピヨン。
華の世界を。求めて。飛び回る。
紅い。蜘蛛の糸。に囲まれた。夜の華。
満月から。垂らした涎。が呻く。
パピヨン。
黒い管。が伸長する。甘い蜜。
興奮と。恍惚が。摩天楼の ....
私を降ろしたあの汽車は
星の路へと駆け上がる
手には破られた乗車券
夢を追うことに疲れたんだ
信じていた言葉の羅列も
いつしか色を失くしてしまった
思い出すのは、仲間の笑顔 ....
甘くて美味しいチョコレイト
甘くて楽しい恋
苦くても美味しいチョコレイト
苦くてもやめられない恋
あったかいと溶けちゃうチョコレイト
あったかいとなくなる
あっ ....
「ルーズリーフちょーだいっ」
明るくひびくクラスメイトの声に
私はうなずくとルーズリーフを1枚彼女にあげた
彼女は「ありがとー」というとすぐそれを折りたたんで
手紙交換しはじめ ....
こんなにも遠くまで来てしまった
振り向けば知らない場所
戻ると言っても
来た道さえわからない
共に歩いてきた人は
私から離れた場所に見えるだけ
四方八方に向かい歩いてい ....
夜がちぎれた
ちぎれた夜の裂け目から
かすかな光があふれだした
まるでスライムみたいに
どろどろと
夜は夜でなくなり
ただの黒い紙切れのようにあふれる光に震えている
....
硬い
石の群れに
たまに
私も呼吸を忘れる
人肌の
暖かさも
しばらく
思い出していない
交わるようで
交わりきらないのは
きっと
全てのことに当てはまるようで
母の胎 ....
空に上がる
花火は
とても
きれいだ
まるで
ひとつの
絵のように
見える
またひとつ
空に上がった
空に
あがる
花火の火
「ドーン ドーン バーン バーン ....
秋が深まる季節
落ち葉の季節
秋が
深まってくる
ひらり
ひらりと
木から
落ちる
なんだか
とても
きれいに見える
落ち葉は
またひとつ
落ちていく
いろ ....
雪の降る夜に
どこからか
白兎が
現れた
白兎は
遊びまわり
跳ねまわっている
いつまでも
いつまでも
雪の降る
野原を追いかけていた
春が
待ち遠しいね
うさぎ ....
君の命を思うとき
自分の命を考える
この生きざまを
君がすべて見ているのなら
私は決して褒められた生き方なんて
できない人間で
これからもうまい生き方ができそうにありませんが
....
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