落ち葉は舞い上がり
私の心を吹き抜けた
はらはらと
はらはらと・・・
舞っては落ちるその作業を
何度繰り返してきたのだろう?
木漏れ日が頬を射す
目を細めれば 見えるあの空
....
時間がないと
あなたの声がして
水色のひかりが
瞬き続けるのが見えた
深淵を覗き込もうとする無数の眼を
ひたすらかき分けて進む
子どものような眼で
誰も知 ....
空を朱に染め、
太陽が堕ちる
キミを失う世界で
僕は怯えている
絵空事の未来描いてた
瞳閉じたまま崖を行くような
愚かで自由な旅路
繋いだ手の熱があれば
何も怖くなかっ ....
言葉は
人の心を犯す細菌にもなる
心の中と言う 見えない場所に
どうにもならない感情を巻き起こさせる
時に 心を感動に導く事もあるが
人はどうしても 苦しみに焦点を当て
いつまでた ....
指関節をなんど曲げても
言葉がどこにあるか
わからない
人類の要素のひとつ わたくしも
紙とペンで書いた言葉を 今は ....
夜の街にダイブしたなら
何かが見えるだろうか?
掴むことのできない
見えない何かが
暗闇と街明かり
静かなる鼓動と
張りつめた空気
夜の孤独と葛藤を
織り交ぜたような空間に
....
水面ははるか上
光は届いていないはずなのに
ぼんやりと明るい
呼吸の仕方を覚えたのは
もうだいぶ前のこと
少ない養分にも慣れた
清さがいまは心地よい
先のことはまだ分からないけれど
....
若葉は青臭くていいと
老いた葉が
羨ましげに
鑑賞している
尖っていた葉は
あなたを守るため
傷つけるためじゃない
でも 遠ざけたのは
青くて頼りない葉だったから
そ ....
気付きもしなかった寒さが
心を貫く
お前
そこに一人で
平気なの
砂漠を凍らした夜風が
鼻をツンとさせた
まだ今日も終わらない
この夜は今
始まったばかり
一人のベ ....
寝転がってかいだ土の匂い
イチョウのじゅうたんを踏む音
冬を呼ぶにじんだ雲が浮かぶ空
「覚えていますか」
誰かと同じだった歩く早さも
いつの間にかずれて響きだす
”忘れよう”
....
昨日の
銀色の
すすき
のほ
今日の
銀色の
やなぎ
のめ
銀色の
のはら
のうえ
のゆき
銀色の
のばと
のむれ
のみち
....
ふと目に止まった街角の後ろ姿に
雪が降り積もってゆくように君の横顔がかさなる
自分を愛せない僕はずいぶん君を困らせたものだ
喪うことを怖れてばかりの心を隠せなかったし
....
ほんとうのことを
描こうとして
もがく
真逆を描けば
ほんとうのことは
反転表示のように現われるか
ほんとうのことは
描かれ得ない
ものかもしれない
ほんとうのことは ....
一枚の紙切れほどの価値もない
小さな詩に ありがとうという言葉を
付け加える
小さな詩よ ありがとう
そうすると 小さな詩は少し大きく見えるものだ
小さな詩よ ありがとう
そうすると 小さ ....
この道の終わりは何処にあるのだろう
子供達が手を降って遠ざかってゆくけれど
老いた道化師には風が吹きぬけるだけ
サーカスのテントは既に無く平原には担たんと陽射しが映える
....
歩む先は 光に満ちているのかい?
今よりも 温かな道だろうか?
ひび割れた大地も
うまく渡れるようになっただろうか?
揺らぐ足元は 飛び越えていこう
凍える風も 光射せば溶けるだろ ....
広大な八柱霊園の
松飛台門のそばの
御影石のそこそこの墓
運のよいYの弟が一度で引き当てた都営の墓地に
小さな喪服の一団が派手な祭壇をこしらえて
供物を盛った
多くの病の最後は餓死、Y ....
あなたが悪いのよ
あなたが悪いのよ
ベッドに投げ出した身体は重く
やる気もなくイライラした私は
彼の胸をげんこつで
ドンドン叩いて叫んだ
あの人のことを忘れられないのは
....
「夢ならば」
肌を刺すような風
なびいて
夢 紅葉狩り
枯れていった草
大地に帰り
恋 秋の囲い
夢ならば
流れ去る一筋の光
夢だから
忘れいく装飾の色彩
水が溶け合う
女は悲しげに海へ帰りました
貝殻を拾い上げ
訝しげそうにこう云います
「あなたの愛はもう飛び立ってしまったのかしら」
瞳をとじ 月夜を泳ぎ
白い箱舟 ....
さてどうしようか
ぼくらは
歌でもうたおうか
絵でもかこうか
詩でもよみあげてみるか
恋でもしようか
旅にでもでようか
金もうけでもしてみるか
さてどうしようかぼくらは
何だ ....
やっぱりできない
ぼくにはできない
そう言い出すのはきまりが悪いが
ぼくは言うよ
残念だけれどぼくにはできない
きみならできる
やろうと思えばできる
そういうふうに人は言うけど
....
警察が犯人を連れて現場に来ていた
私はそれも知らずに
突然走り出し綱を引きずりながら逃げる
飼い犬を追いかけていた
もうすぐ夏になろうかという
晴れた休日の正午
追いついた山の中の広場 ....
夕焼けに飛行ねこが飛んでゆく
夕焼けに飛行ねこはあうのだそうだ
赤く熟れたトマトとクリームチーズくらいに
飛行ねこは大きな群れをつくり
それはまるでひとつの地平線を形成している ....
あなたの唇に息を吹き込む
サンピエトロ大聖堂を流れる僕の風
祈りはあなたのために
そしてピエタ像のように抱きしめて
僕はいつでもペテロになってあげたいと
あなたの唇に言葉を貼りつける ....
闇を溶かしてながれるナイルの畔にたたずむ
星の光りを映して夜は長い
地中海のあおのために漆黒の時間がある
エーゲ海
アドリア海
チレニア海
イオニア海
....
絵本のウサギは
嗚呼 もう 本当に
楽しそう
あっちへ ピョンコ
こっちへ ピョンコ
重なる 二つの耳は
仲間同士の 挨拶
ピョコン と 揺れると
頬も 動く
ピクッと ....
絵本の中に
私は
未来を 見た
遠い 夏の日に
陽射しを
怖がることも なく
翳る 移ろいも
知らず
飛び切りの
笑顔ばかりを
唯だ
重ねて
★,。・::・ ....
鋏をカチカチ
うごめくカマキリ娘
夏にやられて
干乾びた脱け殻
通り眼三センチ
うなだれた電線に
三拍子音符を刻みましょう
晴天日和
丸裸で記憶咲かし
毛虫のブローチしたら
....
のっそりのっそり 午前中
猫が歩いている
公園は 曇り空
尻尾がない そう思いながら良く見ると
ハイハイ?
1歳に満たない乳児が地面を這っている
どこから来て どこに向かっているのか
た ....
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