急逝蝶苑だったのだ
ドップラー効果を知っている
無線無料タクシーに 乗って
ダンゴ虫のポーズを とって
行き着いた 場所は
碧の体液は セルロース製では
....
ため息よ
消え去ってくれないか
私を煩わせるものたちの
絶好の餌となり
増幅させてしまうではないか
煩わされるなんてまっぴらだ
早々に立ち入り禁止区域から
立ち退いてくれ
私の体は ....
赤信号
とまれだよ
黄色のペタンコツーシータっかあ
おう中身はどうよ
ま当然だよな突っ走れって
おい、まだ辛抱だふんばれよ
悪いねえ
さきに来ちまって
....
熱い とひとり言うのも飽きて
熱いねえ って呼びかけてみた
誰もいないのだけれど
そうしたらその声は
出しっぱなしのストーブに こだま したよ
金属質の涼しげな音で
冬の熱はとっくにさめき ....
暗くなる部屋
冷たくなった風が吹き込み
レースのカーテンが揺れた
僕は床の冷たい場所を探し 寝返りを打つ
遠くの雷のように 飛行機の音が響いている
今日はもう外へは出ないだろう
夕食の匂い ....
自分が
幸せである以上
相手の幸せを
考えなければいけない
命は
自分だけのものではない
幸せでいるのも
自分だけではない
なぜか
間違える人もいる
なぜか転落する人もいる ....
青空を
見ていると
心が落ち着いてくる
青空を
見ていると
何故だか
心が和やかになる
生きていく
力がわいてくる
青空は
広くて
大きい
何故だか
空を
....
さよならの後で
僕は泣いた
別れるのが
つらかったから
君には
もう
逢うことはないから
君の
笑顔は
消えることなく
僕の思い出の中に
いつまでも残っている
君を ....
うたいながら空をみあげ
雲のあいまいなかたちの心象
いちまいの絵をみる
あおい空としろい雲のありきたりの事実
ドイツ語でぐーてなはっと
バッハがつぶやきう ....
雨の後 濡れた木々に 鳥の声 楽しいおしゃべり してるのかな
道端の 日に日に色付く 紫陽花は 雨を知らせる 郵便屋さん
闇が光って空気は燃えて
ただれた心は地面を濡らす
その後に残った物は
どす黒い空白感
見慣れぬ美女は醜く踊り
不快なピエロは微笑を殺し
けたたましいささやきが
耳を刺す
ああ ....
空について考えているといったのは嘘です
ネットカフェの適当なソファで
ユーチューブで見てる「彼方からの手紙」
つぶやかないといったのも嘘です
あの子の唇のよこにラテの泡が残っている ....
忘れてしまった
君の声は
天使の羽根になって
触れたはずの
君の髪は
星空をすうと流れて
あの頃の時間は
ガラスの破片となって
静かに波の音だけが聞こ ....
噛み付いた歯の先から、刺激
微笑みの国タイランド
とにかくひどく蒸し暑くて
立っているだけで背中を汗がつたう
ホテルの側で借りた自転車には
鹿児島県の防犯登録証が張り付いていた
....
好きなのに嫌いなふりをしてしまう反対側の気持ち零れる
五月晴れ流れる風の透明感キラキラ光る太陽の風
広大な宇宙旅する流星に乗せた願いは山積みのまま
第三の目を育てれば誰にでも見えない ....
変質
劣化
腐敗。
没落
退廃
形骸化。
解脱
虚無
歪曲性。
無常
残留
ノスタルジック。
そしてひとは
忘れさってゆく。
晒されて。
彼氏が出来た
好きな人を諦めてみたら
視野が広がって
わたしを好きだと言ってくれた
優しくて素敵ないのくんと
付き合ってみようかなと思った
いのくんに悪いかなと
少し思ったけ ....
貴方にはいつも迷惑をかけさせて 私の為に怒らせてゴメンね?
まっとうな人生を送って来なかったから…
本気の恋愛に手間取っていたの。
でもそんなのは言い訳。
信用して 信じてだけ 結果は ....
貴方に愛されたいと願った 声を失くした人魚姫のように
新緑は 初夏の日射しに 色を増し ヒレの無い足で 外に駆け出す
満月の夜は 鱗を落とす 微かな潮風に 故郷を思う
真っ白く
真っすぐになりたかった
どう見えるかなんて
どうでもいい
私は私を演じるのではなく真っすぐに
真っ白になりたいのだ
黒く見える染みのような汚れさえ
真っすぐ ....
今日は
日曜日
とても
いい天気
家族
みんなで
今日は
ピクニック
高原を
散歩したり
山登りして
汗を流しましょう
新鮮な空気
澄んだ
きれいな川の水
....
どんな時も
君と一緒に
歩いていたい
笑いながら
悩みながら
苦しみながら
お互いに
どんな時も
離れずにいたい
ずっと
これからも
君と一緒に
歩いていきたい
....
心に
止まない
雨が降る
私の心は
悲しみの
どん底
心が
泣いている
人恋しくて
私の心は
泣いている
なかなか
泣き止まない
泣き止まないから
心は涙で濡れ ....
一目見ただけで
たった一度
すれ違っただけで
あなたに恋をした
ときめく
胸の鼓動が
それからというもの
鳴り続いて
なかなか治まらない
あなただけを
好きでいたい
あな ....
怖がることも
恐れることもないんだよ
死にたいなんて
悲しいから言わないで
あなたが
この世に
生まれてきただけでも
生きていてくれるだけで
とてもうれしい
人を愛する
人 ....
川が流れるように
ゆるやかに
気持ちの良い
自分でありたい
川が流れるように
さわやかに
軽やかに
穏やかに
人生を過ごしたい
川が流れるように
自分は
穏やかに
豊富 ....
大きな病院へ行く
今では車ですいすい行く
たくさんの科があるけど
私は間違えずに
いつもと同じ科に
しかるべき物を提出する
嗚呼待つのは嫌だ
いくら壁に素敵な絵が飾ってあっても
い ....
看護師の知識と笑顔に救われる患者の闇に光を当てる
紙コップ片耳にあて糸電話壁にあてれば寒気する声
手作りの弁当箱に入れられた手作り色の好物並ぶ
あとがきの文字が見えればもう終る小さな ....
PAIN PAIN PAIN
これほどまでに深淵から
立ち昇ってくる
悲鳴にも似た叫びを
私は聞いたことがなかった
改めて彼が存在しない
空虚を味わうことになった
ギターを抱えたまま ....
失恋したともだちを
「落ち込むなよ、まだ他にも良い人いっぱいいるって」
と、はげました
ともだちは
「でも、あの人は一人しかいない」
といった
なにも言えな ....
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