ねえ
私今日
気付いたことがあるの
私の心
まだ死んでなかった



ねえ
私いつも
実は泣いているの
愛する人の幸せを願えないって
なんて不幸



服のボタンを
 ....
青空と強く降り注ぐ陽射しの中
パラパラと降りだした雨粒
光を纏って輝き出せば
空に虹がかかり
ぽろんぽろんと鍵盤が弾みだす

夢とも現実ともとれない世界
その風景を残そうと
携帯にメモ ....
mam...

わたしが欲しがらない子でいたために、まち、星が、羅列したお話。


ビニール袋
トタン
足音

うずもれた緑だった。
暑い一日の。
汗の粒がなみだみたいに、腕に垂れた。

2010. ....
視線を感じ辺りを見渡してみる
目を合わせるとそむける事ができなくなる複眼
ギザギザした足が恐怖を倍増する

害虫を駆除してくれると知ってはいても
その風貌からして愛らしいとは思えない
体全 ....
地下を網の目のように張り巡らさせていく根茎の成長
時々ぽこりとその緑は地下から突き抜ける

だが決して緑が中心になるというわけではない
中心がないという事は周辺がないという事だ
縦ではなく横 ....
バイク


頭の後ろでバイクが走りだす音を聴いた
静かに聞き流し自室へと歩いた

少し経って、今更ながら

不覚にも

あぁ、帰ってしまったのか

と、小さく頭の片隅で呟いた
 ....
優美な残酷さと


いち秒を刻む粒子を注いで



それは過去でなく、


飽和された熱核を
幾夜にも渡り積み上げた


反映と対象するホログラム




世界は
あなたの為に夢を観て



 ....
歩いてきたね、もう10年。

いつも一緒の歩幅で歩いてきたね。

いっつも一緒。

君と同じ足取りで。

失敗しては泣いてるお母さんの私だけど

君はいっつもだぁいすき。

ど ....
ひとりで生きてゆけるように

おまえはつよくなろうとした

一喜一憂しないように

おまえはいつもひとのために祈った

オレなんかと出会わなければ

おまえはふつうを手に入れていた


日になん千回も ....
郵便局に行った時
ムカつくオヤジと 急接近したので ご報告
( ̄へ ̄♯)

みゅうを入れた封筒には 切手も貼ってあったし
郵便局に入らなくっても 
目の前に有るポストに 投函するだけで良い ....
昨日貴方と見た月よりも
今日一人で見た月の方が

皮肉にもずっとずっと綺麗だった。

口実のデートは無になった気がして寂しくなった

『月が綺麗だよ‼一緒に海に見に行こう ....
あいたい
アいたい
逢いたい 
さみしい
会いたい
遭いたい
合いたい
さむい
和いたい
在いたい
存いたい
きすしたい
有いたい
遇いたい

あいたい
あいたい
あ ....
「あの部屋はおまえの良い所を全部台無しにしてる」




まるで、クイズの正解をあっさりと言われたような

まるで、なくしたピースが帰ってきたような

そんな感覚で、私の心は ....
わたしがいま

かんじたことをそのまま

あなたにとどけたい

たとえばあのひ

かんじたろうかのながさだとか

たとえばあのひ

におったゆりのにおいだとか

たとえばあ ....
まどろみの中で目を覚ます
スパイスの風  起きぬけのカレー

わたしの心は溶けてゆく
絶え間なく形変える  水のように

行き交う船は涙を乗せて
遠くの海へと消えていく

聞いて   ....
お前が素通りしたあの人は、次の日に消えたよ
お前が素通りしたあの世界は、次の日になくなったよ

しらなっかたから
興味なかったから

お前が素通りしたあの人は
お前が素通りしたあの世界は
この命に何を求めるの?
光なんて望まないで

空っぽになった 言葉の引き出し

錆びたシャベルで庭を掘った 
探していたのは君へのプレゼント
いつしか足の踏み場はなくなって
真っ逆 ....
イッテキマス
90ねんだい 好きだから
迷子になるより
先に恋して
起きぬけに 聞こえ驚く 蝉の声

*

蝉の声が 珍しい 訳じゃあ 無かった
地元でも 聞いていた 筈だった

だけど 起こされる迄の 大音量は
初だったので

思わず 録音スイッ ....
あなたと
暮らした
六畳一間の
アパート
今も当時のまま

においも
昔のままに
残ってる

あなたと
一緒に
いることが
幸せだった

間違いだとも
思わなかった
 ....
愛は
欲望だけなのか
自分の思い通りに
相手が従えば
それでいいのか

愛は
お互いを
信じあうことから
生まれる

必要なものが
何でも
手に入れれば
相手の幸せなど
 ....
おおらかに
清らかに
忍耐をもって
強く生きる

私自身の
目標です
お金にばかり
執着しすぎないこと
欲張らないこと
見栄張らない
威張らない

何が起きても
どんな
 ....
福寿草光沢のある花弁の黄金色が幸福を生む

過去の恋忘れるために夜空見て星の王子になりきる宇宙

広島の夜を濡らしたにわか雨戦争時代の涙に見えた

人生の表と裏を経験し自由の中を静かに泳ぐ ....
区切ってばかりじゃ つまらない
悲しいことも 沢山 有るから

何処かで 繋がって居るって 信じながら
歩まなければ 仕方無い

希望 妄想 垂れてばかりで
愚かだねって 笑われたって  ....
「頑張らなくていいよ」

君はいつもそう言った

「頑張れ」「頑張れ」「頑張れ」と 応援している人に雑じって
「頑張らなくていいよ」「頑張らなくていいよ」「頑張らなくていいよ」
一際大きな ....
ことばが
うたを欲っする
ポエジーが
リズムを欲っする

その欲の
力動
渇望する波
流れるちから

世界のかたすみで口ずさむ
名状しがたいメロディ
詩情かわいて風かおる

 ....
だらだらしちゃうから
サイゼリアで一仕事

はじめは焼肉屋に行ったんだけど
ランチで満腹になった後
炭火の七輪の前で書き物は無理だなと
今更ながら思い立ち場所を変える

煮詰まるとフォーラムを覗き
ペ ....
夏 それは 虫かごの季節
緑色の 四角い プラスティック製の 住まいに
友達を 集めようと 躍起になる

自分の背丈よりも長い 網を手に
上手く バランスの取れない姿は
ヤジロベエのよう
 ....
サイズを合わせろと木端にダメだしされて
身体中の関節を外してコンパクトに納めたけれど
これ以上小さくなれないんだよ
もうそれじゃ
何がしたいんだかわからなくなっちゃうんだよ 

掴むものに ....
.





不安定で気まぐれで
我慢強くて誰よりも優しい君


ほんのたまにしか
本音を出さない君


牙を向きだし威嚇して
噛み付き、引っ掻き
泣き喚く


 ....
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