なだらかなおかがつづいているこの辺りは

雲雀のさえずりが静かに雲にとどいている


きのう釣ったさかなをみずに帰してやるといっしゅんキラリとひかりを含んで消えた


春になるとれんげ ....
扉をたたいて
問いつづけよう

自己意識が
身体を所有するのか
身体によって
脳の働きが派生するのか

魂の世界が
形而上の何かが
あるのか
物は物たりて
物質世界がすべて ....
お空にうかぶお月様
まあるい大きな傘さして
明日はすねて出てこない

足元で咲く小さな花は
精いっぱいに背伸びして
きれいでしょ?と自慢顔

隣のあの子は憂鬱そうに
あくびと一緒に涙 ....
淋しん坊

チロルチョコを袋から
取り出し
お口にちょこっと
甘さ控えめなんて
昨日受けた健康診断の結果に
右端の隅におしとやかに
載っていたけど
ただ今
夜の10時
もうなんか〜
もうなんとなく〜 ....
コンビニでお昼におでんを買う
予算内に納まるように三つだけ
出汁はたっぷり
冬が近い

お腹の中からあったまりながら思う
ああ 関東炊きが食べたいな

おでんじゃない 関東炊き
ここ ....
海沿いを走る列車が
波飛沫を浴び
潮風を{ルビ喰=く}らってサビまみれだ

通りすがるたびに
このリビングに{ルビ軋=きし}む音が
クロスに跳ね返ってこだました

生活の一部となった音 ....
 月
          (乱太郎)

淋しげに唄う
恋などとっくに忘れて
靡く淡い音色
月の後ろ髪が解かれるとき
湖面の中央辺りに
漂う
在りし日の君の輪郭



 月
 ....
84歳の母に蛍光灯の豆電球が2つとも切れているのに

と言われた


そうなのだたぶんちょとおかしい彼女とデートするよりも

よっぽど切実なもんだいなのだけれど


ぼくは恣意 ....
おく病で
部屋から出ないと決めた日
には 味わえない感覚

外に出たのは良いけど
人目気にして強がって急ぐ
身では 見れない風景



じぶんにとって
自然で無理のない
歩き方 ....
きれいな夕日を
三人で見た

暮れゆく空にピンクが咲いていた

二度と訪れることのない
今日の夕日

二人が
母との懐かしい記憶として残してくれたらと

そして私は
冥土の土産 ....
母さんが力強く呻いた
父さんは喜びともつかぬ
情けない声をあげた
そしてぼくは出てきたのだ
危険な
しかもおそろしく不条理な世界へ

ぼくははげしく泣いた
丸裸のまま
もはや
 ....
喉を嗄らして
低周波で世界に発信する
・・・・ここだけの世界。
    発信器の低出力は金の無さか。
    それとも設計自体に問題アリ。
    コンデンサーが怒れているのか。
   ....
健やかに
太陽を浴びて健やかに
林檎は輝く

突然の風塵に出会うまでは

傷ついた林檎は
叫びの蜜を流し

やがて打ち捨てられ
谷底に堕ちる

それでも林檎は林檎たらんとし
 ....
雲は湧く
風は空から降りてくる
耳を澄まして空気の走る音を拾う

旭を背に洗濯物を干したのは半時間前
それから地下鉄に乗り降りて地上に出れば
既に日の光は隠れ
世界は一変している

 ....
だれのものか
だれもしらない
島の ちむは
たましいの遺産

戦世(いくさゆ)でも
混血でも
総決起でも
珊瑚あたまのガジュマルが
三線片手に汗かき鳴らして




愛しく ....
並列運転でのろのろと自転車をこぐ
パーマのとれかかったあなたの髪を
ふやけた空が切り取ってる
あなたは時々私の二の腕をつまみ
ニヤリと笑ってみせた

季節は無情にも過ぎていくというが
そ ....
  会いたくて

  生まれてきたの

  あのひとや

  きみやみんなに


 ただ 会いたくて
抱きつくのは
愛しいからで

抱きしめられるのは
愛しく思ってくれるからだ

体温の感じ方が
違うんだ

秋が深くなり
人恋しい

眠りにつく前
ぎゅっと 背中に抱きついて夢 ....
脱衣所の

  明り僅かに 


湯舟には

 キャンドルの炎だけ

    香る夜
 
人類諸君 諸君らの敵は人類である。

ちきゅうえい】という言葉を 覚えて以来、基本 ご機嫌だ。


地球影とかいて ちきゅうえい。ちきゅうゆうえいとは 関係ない。
澄んだ ....
殺虫剤のニオイが
指から取れない
何度洗っても

だいっッ嫌いな殺虫剤のニオイが
スプレー缶のボタンを押した指に
染み込んで 汚点ついて
取れない いつまでも

だいたい人の寝ている ....
何も無い誰もいない音も光りも

白い道がただ続いているだけ

何時からこの世界にいるのだろう

遠い昔のような気もするし


君の声が聴こえなくなって幾度か宇宙は生まれ変わったから
 ....
イエスの精神
ノオの精神
絶対の精神
隣人への愛

世紀末の精神
救世主の精神
ロゴスの精神
はじめにそれはあった
そしてそれの逆襲

敵を愛せ
ばら色に
暮れてゆく空
 ....
通り過ぎてゆく笑い声
背筋をノックする人差し指
忘れない

ドレスのチャックを上げてくれたこと
わたしに腰をふらせたこと
忘れない

隠れ場所のなかったこと
なんて答えていいか
分 ....
生きていくのは
老いゆくこと
病む心身ともに
死にゆくこと

愛でたいものとは
いずれ別れる
怨みつらみは
つのるのみ

求めるものは
手に入らず
感覚過剰で
脳の混乱
 ....
あなたの書くものに
目を通すのは
もう日常になっている

そして 感じたままを綴ることは
出さない手紙のようだ

返事もなければ
読まれることもない

いつまで続けるのだろう
あ ....
はだけた空の向こう
だんだんと透明になる秋の模様と
そろりとかき回す
乾いた、みどりいろ


やがて
脱ぎ捨てていく
いちまい、
いちまい、
はらはらと、
はらはらと、


 ....
最近はお金が無くて彼女とデートもできません

美しい格差の国は何処のはなしなのでしょうか


高村光太郎では無いのです〜がちょっと頭の軽い彼女と

悪癖に懲りない僕との明るい毎日です
 ....
七千八〇〇万年前の先史時代の海で、プレシオサウルス(Plesiosaurus)は、赤子を産んで育てていたらしい、胎児の化石の写真でやっと記事になる、現代で

 風に吹かれて なずんでいくから
  ....
現実はどこまでも
不確かだから
その愛し方を教えてほしい



これはあくまで想像だけれども
わたしやその他の女性を抱くとき
あの人はことばの風景の中にいて
女というひとつのこ ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
丘を下る夕べには- 梅昆布茶自由詩4*11-11-12
問い- シホ.N自由詩411-11-12
歩き方- 森未自由詩14*11-11-11
淋しんぼう- 乱太郎携帯写真+ ...1311-11-11
関東炊き- 相差 遠 ...自由詩7*11-11-11
廃線- subaru★自由詩24*11-11-10
月__(乱太郎+月夜見)- 乱太郎携帯写真+ ...13*11-11-9
豆電球- 梅昆布茶自由詩211-11-8
月夜に歩いて- Wasabi 自由詩811-11-8
それぞれの夕日- 舞狐自由詩5*11-11-8
世界へ- シホ.N自由詩411-11-8
ノイズ- 乱太郎自由詩10*11-11-7
太陽の林檎- うずら豆自由詩711-11-7
2011年11月10日- 相差 遠 ...自由詩7*11-11-7
遺産- 乾 加津 ...自由詩9*11-11-7
秋空に慕情- モリー自由詩11*11-11-7
時を合わせる- Wasabi 短歌311-11-6
体温- 森の猫自由詩8*11-11-6
贅沢- Wasabi 短歌311-11-5
攻撃はいつも後ろからはじまる- るるりら自由詩12*11-11-5
殺虫剤のニオイ- 相差 遠 ...自由詩4*11-11-4
孤独なランナー。jackson_brownによせて- 梅昆布茶自由詩211-11-3
イエス- シホ.N自由詩111-11-3
忘れない- かぐら自由詩311-11-2
深淵- シホ.N自由詩211-11-2
出さない手紙- 森の猫自由詩8*11-11-2
一葉- あ。自由詩411-11-1
明るい生活- 梅昆布茶自由詩311-11-1
卵が転がっている- 乾 加津 ...自由詩6*11-10-31
中略- かんな自由詩4*11-10-31

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