わたしのははは
おうたをうたいます
ねるまえにかならず
 いいこ いいこよ ねんねしな

わたしはめをとじて
すぅすぅこきゅうします
はやくおうたをとめて
 かわいこ かわいこ ねんね ....
ふくろうを売りに来た人は
中年の腹が出た女だった
彼女のお腹の中には
不満や悲しみや欲望が
脂肪の姿をして蓄まっているに違いない

ふくろうなんて飼えません
と断ると
玄関に置いておく ....
アイラブユー アイラブュー アイラビュー
もう歌うのは止して
きみがあの子を好きだってこと 分かったからさあ

アイニードゥユー アイニドゥュー アイニーヂュー
もう歌うのは止して
そんな ....
見慣れた景色
窓の外

あの家の屋根から
少しだけ頭を出していた木も
過ぎ行く歳月を知らせるかのように
大きくなった


風のある日は
大きくうねり

晴れた日は
緑を激しく ....
あのとき、偶然
だれにも声をかけられていなかったなら

ぼくは今ごろ
ここにはいなかったのだ


偶然、生きているぼくは

今日も、また改札口をぬけ

ケータイを開き

牛丼 ....
雨が降っていたので
私は傘を取りに戻った
部屋には昨日壊してしまったブラインドが
淋しげにぶら下がっていた

 {引用=ごめんね
  もう遅い
   帰ってきて}

私の心を雨がとん ....
地球からながめると
原子核よりも
    ちっちゃな
          ちっちゃな
自分のからだの
   どきどきしている
       どっきどっきな
むねの奥で

ときどき ....
落ちていく夕陽が一段と大きかった
真ん中に「キライ」と書いてあった
濃い橙色で燃え尽きる夕陽の真ん中に
真っ赤な色の浮き彫りで
真ん中に「キライ」と書いてあった
なんだか悲しいので目をそらし ....
今日は雨
誰もいない
ひとりの時間

お茶を
飲みながら
ちょっとひと息

ひとりで
いるのだから
こんな時は
音楽を聴くのも
いいよね

雨の日の午後
今はひとりの
 ....
おいしいと思うと体重増えそうで 鉛筆をかじれば答え出てくるか 雨に打たれて
溶けて私は水になり

土にしみ込み
消えてしまえたら

雨上がりの強い日差しに
裁かれて
細かな気体になり
空へと舞い上がれたなら


どんなに楽であり

そ ....
消えたくて
私はさっき
図ったよ

この液と
あの液ちゃんと
量ったよ

あなたもね
巻き込もうかな
謀ったよ

もうすぐだ
空まで三分
計ったよ

まだみたい
私の ....
 {引用=見上げた空のたかさを
  とおく 感じて}

皮膚はまるで
とうめいなガラスのようだった
ふりそそぐひかりを
全身で吸収していく


こころに咲いた
まだせかいを
知ら ....
饒舌になる必要はない
ただ一言
がんばっているね
と伝えられればいい

沈黙するだけではだめだ
きちんと説明し
理解してもらわなければ

必ず言葉は応えてくれる
必死に君と繋がる努 ....
おわりが終わり
はじまりが初まる
夢も希望も失った今こそ
私の宇宙が脈動する時
愛してるなんて言わないで

虚しさが吹き荒れるだけ

苦しみのナカ

僕はここに眠るんだ

右手に君の心臓を

左手に涙の雫を

喉には優しい飴玉を

詰らせて息できないよ ....
後ろ見て前見て横見てほっとする いい人ね好きなあの子にこう言われ 明日からまた次の日も明日から おはようと
大きな声で
産まれたよ

おはようが
空の白から
産まれたよ

おはようの
よからお歌が
生まれたよ

おはようさん
たいようさんさん
うまれたよ

おはよ ....
海から這い上がって、ひたすら泣いた
あたたかなぬくもりの中で、微笑みながら泣いた
君が泣いて、私も泣いた

微笑んだのはどちらが先だっけ
みんなは私だというけれど
本当は、君が先
そうや ....
{引用=ここは 心洗いの『{ルビ洗心屋=せんしんや}』

悩みがあるなら いらっしゃい



空色木目を とんとんとんと ノックして






汚くってすみませんが

 ....
郵便受けに入っていたのは
営業スマイルの葉書と
ネクタイをきちんと締めた葉書

営業スマイルの葉書を開いてみると
べりっという音を立てて
用のないパンフレットを差し出してきた
次から次へ ....
喧嘩ばかりだけど
泣かされてばかりだけど

私はあなたが大切


悪ぶっても
強がってもダメ

隠れた本心知ってるよ


みっともなくて
気にしすぎで
心配性で
弱虫で
 ....
さよならと
言ったあの日に
返りたい

もう一度
やり直せるなら
返りたい

好きだった
好きだった夜に
還りたい

今私
ここは何処なの
帰りたい

還りたい
ゼロ ....
ああ 詩が書けません
ああ いいフレーズが浮かびません
ああ 手が止まります
ああ どっこいしょ

私はゆっくり詩を書きたいけど
私は早速詩人になりたい
私はゆっくり生きていたいけど
 ....
指先で君のシルエットをなぞる



旋毛から始まって

細い顎の線

しなやかな首筋

震える肩

細身の体躯




その肩に

軽く手をかけて

その
 ....
満天に輝く星が失せ月満ちたなら
花咲き誇る野に出でよう

春霞、薄絹の衣を纏い夜露に身を沈める君を鎮める為に

蒼い青の光受け
愛を藍に染める君の
儚くも甘美な情を探りに出かけよう

刻は宴の盛り
時 ....
ただ、咲いているだけ
でも
咲くことに意味がある

「名も知らない花」

咲いて、散って
はい、おしまい

儚いからこそ美しい
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
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たえがたくうたわれたうた- そらの  ...自由詩6*08-6-16
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変化- 舞狐自由詩11*08-6-15
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ジューン・ブラインド- そらの  ...自由詩3*08-6-13
ゆらゆら- 乱太郎自由詩21*08-6-13
キライ- 小原あき自由詩14*08-6-13
雨の日の午後- 妖刀紅桜自由詩708-6-13
無題- 妖刀紅桜川柳708-6-13
鉛筆- 妖刀紅桜川柳408-6-13
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