おいしいと思うと体重増えそうで
鉛筆をかじれば答え出てくるか
雨に打たれて
溶けて私は水になり
土にしみ込み
消えてしまえたら
雨上がりの強い日差しに
裁かれて
細かな気体になり
空へと舞い上がれたなら
どんなに楽であり
そ ....
消えたくて
私はさっき
図ったよ
この液と
あの液ちゃんと
量ったよ
あなたもね
巻き込もうかな
謀ったよ
もうすぐだ
空まで三分
計ったよ
まだみたい
私の ....
{引用=見上げた空のたかさを
とおく 感じて}
皮膚はまるで
とうめいなガラスのようだった
ふりそそぐひかりを
全身で吸収していく
こころに咲いた
まだせかいを
知ら ....
饒舌になる必要はない
ただ一言
がんばっているね
と伝えられればいい
沈黙するだけではだめだ
きちんと説明し
理解してもらわなければ
必ず言葉は応えてくれる
必死に君と繋がる努 ....
おわりが終わり
はじまりが初まる
夢も希望も失った今こそ
私の宇宙が脈動する時
愛してるなんて言わないで
虚しさが吹き荒れるだけ
苦しみのナカ
僕はここに眠るんだ
右手に君の心臓を
左手に涙の雫を
喉には優しい飴玉を
詰らせて息できないよ ....
後ろ見て前見て横見てほっとする
いい人ね好きなあの子にこう言われ
明日からまた次の日も明日から
おはようと
大きな声で
産まれたよ
おはようが
空の白から
産まれたよ
おはようの
よからお歌が
生まれたよ
おはようさん
たいようさんさん
うまれたよ
おはよ ....
海から這い上がって、ひたすら泣いた
あたたかなぬくもりの中で、微笑みながら泣いた
君が泣いて、私も泣いた
微笑んだのはどちらが先だっけ
みんなは私だというけれど
本当は、君が先
そうや ....
{引用=ここは 心洗いの『{ルビ洗心屋=せんしんや}』
悩みがあるなら いらっしゃい
空色木目を とんとんとんと ノックして
汚くってすみませんが
....
郵便受けに入っていたのは
営業スマイルの葉書と
ネクタイをきちんと締めた葉書
営業スマイルの葉書を開いてみると
べりっという音を立てて
用のないパンフレットを差し出してきた
次から次へ ....
喧嘩ばかりだけど
泣かされてばかりだけど
私はあなたが大切
悪ぶっても
強がってもダメ
隠れた本心知ってるよ
みっともなくて
気にしすぎで
心配性で
弱虫で
....
さよならと
言ったあの日に
返りたい
もう一度
やり直せるなら
返りたい
好きだった
好きだった夜に
還りたい
今私
ここは何処なの
帰りたい
還りたい
ゼロ ....
ああ 詩が書けません
ああ いいフレーズが浮かびません
ああ 手が止まります
ああ どっこいしょ
私はゆっくり詩を書きたいけど
私は早速詩人になりたい
私はゆっくり生きていたいけど
....
指先で君のシルエットをなぞる
旋毛から始まって
細い顎の線
しなやかな首筋
震える肩
細身の体躯
その肩に
軽く手をかけて
その
....
満天に輝く星が失せ月満ちたなら
花咲き誇る野に出でよう
春霞、薄絹の衣を纏い夜露に身を沈める君を鎮める為に
蒼い青の光受け
愛を藍に染める君の
儚くも甘美な情を探りに出かけよう
刻は宴の盛り
時 ....
ただ、咲いているだけ
でも
咲くことに意味がある
「名も知らない花」
咲いて、散って
はい、おしまい
儚いからこそ美しい
雲間の空の向こうの海には
大きな大陸があるのだと言うけれど
わたしは知らない
おひよりに きみは
「やぁ〜 ! 元気だったかい? ・・ 」
なんて 声を掛けてきたのか
どぉだか知ら ....
人知れず泣いてた
ボクには多分 現実感覚なんてワカラナイ……歩けない
いつもボクは 細っこい脚……しかも そう こんな風に風に びっこを引いて
しかも 迷って 前進してゆくから (時に) ....
記憶が
ぽろぽろ
剥げ落ちて
さっきのことも
分からなくなる
いつか
あなたが誰かも
分からなくなるのかな
恐怖は包装された箱の中
いくつも
転がっているか ....
(たった) ひとつの恋が終わった
幻のような希望(ゆめ)だった
輪郭のない花のように 靄のかかった
触れても 最早響く筈もない……時代錯誤の旋律のような それは
調律師の手元離れて久しい 幻影 ....
心が 心が
心のままでいられなくなりそうです
今 今私
光の速さで
後ろ歩き
だだだだだー
{引用=何を思い出した?
うん。そうだね。
あのときの涙。
うん。 ....
{ルビ砂見詩=さみし}くなったときは
{ルビ気意多居伝和=けいたいでんわ}を{ルビ診=み}る
{ルビ素己=そこ}には
{ルビ図真大智=ともだち}が{ルビ羽楽=わら}って{ルビ委=い}るのだ ....
何回しても
いくつになっても
慣れることなく
いつも
いつも
恋する気持ちは
初心者で
いつも
いつも
経験が
モノを言わない
それが恋
天涯孤独だからさ…
それは、あなたの口ぐせ
帰るべき家があって
待っていてくれるひともいる
それなのにどうしてそんなことを言うのだろう
こころの空白を満たそうと
終わりの無い旅 ....
片手くらいの
かわいい顔した手帖があって
女の子のような
詩がたくさん書き連ねていた
僕には
春の風を思わせる旋律が聞こえ
夏の陽気さを感じる水彩画でもあり
ちいさな言葉たちだが
海原 ....
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