夏が黄色くなってゆく
太陽の色に近づいている
夏をぎっしりとつめて
鮮やかな黄色になってゆく

黄色くなってゆく夏は
水に中に落ち
ぷかぷかと気持ちよさそうに
泳いでいる

近くで ....
誰も知らない夜明け
誰にも聞こえない鳴き声

一羽のニワトリが高層ビルの屋上から
フワリと身を投げ出した
必死にもがいて羽ばたいて
自分にも飛べると思ったのかしら?

あなたは ....
フラットしたまま
夕暮れていく
音楽室からは
いつも
音のない
演奏会

放課後に
わたしたちは
どうしようも
ないほどに
透明で
同時に
不器用な
温度で
つま弾いてい ....
ぼくは げんき
きげんがいい ぼく
きみは べんき
べんぴにならない べんき

ぼくは てをふって
だれかを よんでいる
きみは おしりをふいて
だーれだと よんでいる

ぼくが  ....
今日は校外学習の日
「学校の中にはないものを
たくさん学んできましょう」
校長先生のあいさつが終わると
バスに乗って決められた場所に
向かっていった
どこをどんなふうに走るのか
ぼくには ....
言葉は、時々、海に似ている。ひとのそれへの扱い方が。

何でもかんでも投げ込んだり引っ張り出してみたりした挙句
何かあるや否や「言葉って難しいですね。」

ひとよ、それは言葉のせいなのか。
 ....
ただ甘いだけではなくて
程よい酸味を含んでいる

その醸し出す香は
遠い世界の片隅にいる
気難しい風をも誘い出す

その姿に魅せられたものは
彼女を手に持ち上げる


しかし、摘 ....
テレビだって
顔だって
敷居だって
膝だって
ぼくのマクラだけど

やっぱりここが1番

・・・それにしても
クビ痛くないの?
一、蝉しぐれ

白い病の影がおりて
夏の命、際立つ


すり硝子の花瓶に
溢れていたはずの笑顔
シーツに残された
僅かな起伏は
生きていた
あなたの

散らばった
レモン色 ....
パッと見女子大生のパートのおばちゃんが
パットのラインの読むグリーン上

この文章を構築する商品は
デパートで賄えるに違いない

アパートではレパードは売ってないけれど
デパートでも ....

その風は
わたしのスカートを
やさしく翻した

その風は
きっとあのひとのところにも
届くのだろう
わたしの気配を
少しだけ残して

あのひとはその風に気づきもせず
朝の支 ....
傷つくのは怖いから



傷つけたくもないけれど
たまに
思い出す
ふと
きみのゆびさきの
深爪のやさしさ

買い物帰りの
坂道や線路沿い
二番目の
小さな交差点
そんな場所に
沸き立つ
やさしさ

ひらがなを
好むきみ ....
こんな夜のなか
泣いてるひとがきっといる

わたしみたいに
真っ赤に染まつておりますの


 
お気をつけくださいませ
わたくし、毒が御座います

 
毒が抜ければお饅頭にお遣えします

 
ですから饅頭花とも呼ばれますの
 
 ....
明るい光と共に
白い小道を飛び越え

さあ
前に跳びだそう

広い
明るいミライが

君を待っています
野いちごの赤いいろを口に含むと
なんだか悪いことをしているみたいな
それとも
なつかしいやさしいきもち。

赤いいろのたべものたべるのって
なんだか背徳感をおぼえる。
いけないことをしてるみたいな
こ ....
気付かないうちに
また季節が巡り
なにげない日常の色が
景色に映っていく


変わり行く景色
変われない自分
微かな秋の気配
いつもの帰り道


ふと拾い上げた落ち葉一 ....
都会の道路に沿って
綺麗に並べられた街路樹は
まっすぐに立っていたが
その緑は曲がっていた
歩行者や大型の車に合わせて
その枝と葉は
捻じ曲げられていた

緑はいつも
土や大地の色は ....
なにも伝えられない
こんな夜は

静かにあなたの詩でも読んでいよう

なにも言えない
こんな夜は

静かにあなたの歌声でも聴いていよう


今夜だけは

あなた
ひとりでい ....
こんなベンチに
ふたりで
ただ座っていたいの

…だめ?

そんなに難しいことじゃ
ないでしょ?
玄関のチャイムが鳴ったので
仕方なく立ち上がろうとしたら
背中の上に
重たい鳥が
止まっていた

「どいてくれますか?」
黄色の羽根を
ぱたり、と閉じて
ずん、と居座る
「私は止ま ....
鉄は錆びていた
光沢は外に発しない
錆びきっていた

鉄は昔を思い出した
あの銀色に輝いていた自分を
当然だと信じていた
今はぼろぼろな茶色の体が
悲しかった
雨に濡れて
少しずつ ....
ここ数日止まない雨

雨が止んだらあなたに逢いに行こうって

あなたの側でずっと笑っていようって決めているのに

まるであなたとの間を阻むように雨は降りやまない


最後に逢ったとき ....
駆け抜けた 熱き血潮は今もなお

白球の行方に気分が浮き沈み

終わる夏 流した涙は後輩へ

青空に響く 金属音の夏

声枯らし檄を飛ばす 最後の夏

負いしもの 踏み越えてき ....
抱き締めて
抱きかえす


口づけを交わして
手を繋ぐ


肩を寄せ合い
眠りに就く




言葉はいらない

だけど

言葉が欲しい
そこに風があった
葉を揺らし
湖を渡っていた
やがて街へ
そして自分へ

そこに風があった
花に触れて
川を横切った
やがて海へ
そして彼方へ

一瞬の風は
また一瞬の風へと ....
誰かが落とした
小さな幸せを
少しずつより集めたら
こんな花になるのかな

薄桃色
紅色
そして白
グラデーションになって

小さなまんまるが
肩を寄せあう
そして
柔らかくふっくらとふくらんで

そ ....
嵐のあと
夜の彼方から
天空の風が吹いている

その囁きは
時に優しく
時に激しく

空へと誘われるわたしは
まだもう少しだけ
地上にいさせてと

それとも夜に
吸い込まれたいと
そっと呟き

天空の ....
良く頑張っているよね

そんなふうに
自分を褒めてみるのは
なんだか
むなしい気がする

お馬鹿さんだからなあ

そんなふうに
自分を卑下してみるのは
どうしてなんだろう
ふぅ ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黄色い夏- ぽえむ君自由詩15*07-7-20
飛べない鳥- 優飛自由詩13*07-7-20
メロディッシモ- 夕凪ここ ...自由詩1707-7-20
べんき- 乱太郎自由詩17*07-7-19
校外学習- ぽえむ君自由詩5*07-7-19
我に光あれ- 小池房枝自由詩11*07-7-19
苺と蝶と、- 秋桜自由詩3*07-7-19
「ぼくのマクラ」- 風音携帯写真+ ...5*07-7-19
夏を弔うための三重奏- 佐野権太自由詩31*07-7-19
*デパート*- かおる自由詩5*07-7-19
朝の風- 風音携帯写真+ ...8*07-7-19
仙人掌- 秋桜自由詩4*07-7-19
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こんなお月さまの下- 風音携帯写真+ ...8*07-7-18
彼岸花- 秋桜自由詩3*07-7-18
希望- 愛心携帯写真+ ...3*07-7-18
野いちご- 風音携帯写真+ ...5*07-7-18
秋の帰り道- 優飛自由詩10*07-7-18
緑が曲がっている- ぽえむ君自由詩13*07-7-18
こんな夜は- 乱太郎自由詩24*07-7-17
空っぽのベンチ- 風音携帯写真+ ...3*07-7-17
ペズゥ- 小原あき自由詩32*07-7-17
錆びた鉄- ぽえむ君自由詩11*07-7-17
雨が止んだら- ajisai自由詩9*07-7-16
夏〜高校野球〜- 秋桜俳句4*07-7-16
- 秋桜自由詩9*07-7-16
そこに風があった- ぽえむ君自由詩10*07-7-16
落とし物- 風音携帯写真+ ...4*07-7-16
夜の彼方- 風音携帯写真+ ...3*07-7-15
- 恋月 ぴ ...自由詩35*07-7-15

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