わたし、ずいぶんやせてしまって
てのひらには、ようみゃくみたいなけっかんが
あおじろくひかってみえるほどです

だから、あなたのこと
やさしそうになぜたりするのも
ぎゅうっとだきしめたりす ....
夜中に目が覚めて
月明かりの中に夫の寝顔を見つけた
よく見ると額にはチャックがあって
少し迷ったけど
開けてみたら
不思議な記号や色や
匂いや音が
チャックの向こうに収まっていた

 ....
今日は
晴れるのかな

こんなに
紅色のグラデーション

でも
一瞬で
きっと
青空になって

ひと知れず
いつもの朝が来る

たとえ
どんな朝でも

いくつものいろ ....
9月の朝
静かに雨が降って

こんな朝
誰かが
大切なひとを思って泣いている

でも
大切なひとは
思われてることに
気づきもしないで

傘なんかさして
朝道を歩いたりして

想いって
ほんとに
届く ....
 「自由」という二字を

 手で描いてごらん


 自由とは一体誰のもの

 自由とは一体どういう意味


 誰にも縛られない心

 束縛しないで

 束縛しないで
 ....
 その無惨な姿を

 私はどうしても許せないのだ


 その汚らわしい心

 その無感情の冷たさ

 その偽りの思いやり


 どれも不純で不誠実で


 ユルセナイ ....
 琴の音色は清くて儚い

 わたしの心に響いてくるその音は

 かなしみの音に似ている

 いたみはどうして伝わるのか

 せつなさはどうして生ずるのか


 さびしさの中に ....
ちらちら
輝く
確かな夜景

どこまでも続いて
どこまでも
どこまでも

明かりのない
夜の道標

あの灯の下には
人々が暮らしていて

切ない

歩き出すなら
夜がいい

どこまでも
どこまでも
き ....
今年初めての赤トンボを、電線に見つけました。
秋になると、いつの間にか現れる赤トンボは、
どこから来て、どこへ行くのでしょうか。
きっと、調べた人がいると思います。
昆虫が好きで好きで好きな人 ....
 井戸の中を覗いてごらん

 おまえには何が見えるかい


 今までの驕りの罪

 人を騙した罪

 父母を敬わなかった罪


 さあ

 覗いてごらん

 おそら ....
 生き  生き  生きて

 嬉しさを感じる人は

 良い人


 生き  生き  生きて

 感謝する人は

 善い人


 生き  生き  生きて

 懺悔する ....
辛いことがあった



前を向いたら


夕日があった



前が向けた


自分が嬉しかった



ただ


笑えた
胸痛く
耳に残るは
秋の音

ぽろぽろり
泣いてないもん
泣かないで

怒ってよ
求めすぎちゃう
愛深く

そばにいて
そばにいさせて
会いたいね

叶わない
恋なら ....
わたしの説明書には
「単三電池6本で動きます」と書いてある
つまり電圧に直すと9ボルト

何処かでおちた雷が
光だけを見せている

地響きみたいな衝撃がつたわって
わたしは静かに動き出 ....
観察室から
病室に戻った日

夕方
鉛色の空に
虹が出た

儚く
でも色鮮やかで
ガラスのような

こんなに
美しいものが
あるなんて

消えるまで
見ていた

鉛色の空に
滲んでいく
虹を

わたし ....
いつの間にか
できるようになった蝶々結び

結んで、ほどけて、結んで
結んで、諦めて、結んで

縁という名の糸を辿って
強い絆を造るんだ

君の糸を捕まえたら
僕の糸と蝶々結び
 ....
 私は向日葵になりたかった

 朝顔になりたかった


 太陽から愛され

 少女から口づけされる

 美しい花になりたかった


 私の周りには雑草だらけ

 小さい ....
 この世に未練を

 残した人間(ひと)が

 眠る墓には

 鬼火が出るという


 男にすてられた女

 母にすてられた幼児(おさなご)

 息子に殺された父

 ....
 銀色に光る浜辺で

 ゆっくりと本を読む

 輝く月が闇に精彩を加え

 海がその姿を優しく映し出す


 幽かな水音に揺れる心

 見上げれば星座の海

 遥か昔の英 ....
アナタは何で私を一人にしたの

「愛してる」って「一生そばにいる」って言ってくれたのに

アナタはもうこの世には居ない

一人であの世に行ってしまった

私は一人のこされた

アナ ....
足踏みをしていたら
後ろから吹いてきた風に追いこされてしまった

きっとわたしは
まだ夏のままでいたかったのだと思う

だってまだ海にも行っていないし
夏服の気に入ったのも見つけていない ....
詩が生まれないこと
満腹な証し
なにもいらない
なにももとめない
言葉は
ことばであればいい
深みもなく
潤いもなく
その場限りの
ものでいい

詩はないほうがいい
幸せなもの ....
 夜に泣く


 貴方を知った

 その日から

 逢えるその時を

 夢に見て


 遠い地で

 私はひとり

 貴方を想う


 愛を語り合っている
 ....
 腹を空かせた

 幼い獣のように

 どことなくか細く

 切なく弱々しく

 響くその音は


 夜な夜な

 私の寝所まで

 聞こえてくる


 ぎゅっ ....
カルピスを飲んだら、凄く濃かった。
何故なら、氷が溶ける前にすべて飲んでしまったから。

南極の氷が溶ける前の海の水と、今の海の水は、濃度が違うんだろうか。
小学生の夏休みに行った海の水の味と ....
 翼を下さい

 大きく羽ばたける翼を


 私は翔びたい

 この遥かな大空を

 今こそ

 何にも捉われず

 総てを捨てて


 私は何もいらない

  ....
 ここに歩き疲れた兵士が独り

 ただ前を見て歩いてきたけれど

 突然前が見えなくなった

 暗い闇に引きずりこまれて

 ふと気付くと

 ただの独りぼっち

 友人も ....
 私の綺麗な白いぼうし

 風に吹かれてどこまでも

 コロコロ  フワフワ舞っていく

 どこへいってしまうの?

 この手にギュッと掴んでいた筈なのに

 いつの間にか私の ....
少しずつ降りだした雨が
いつの間にか粒を大きくして
ぽつぽつと感じられる

私の形を崩さずに
けれど肌を湿らせて
優しく降っているようだけれど
明日に風邪を引かすんだろう

街灯 ....
まだ、飛ぶには早すぎる

わたしは
滑走路を駆け抜けるほどの
強い言葉を知らない

まだ、飛ぶには早すぎる

わたしは
助走のために散らかした言葉を
犠牲にしすぎたから

まだ ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いつかぬくもりがもどったら- タマムシ自由詩12*08-9-3
チャック- 小原あき自由詩9*08-9-2
朝のいろ- 風音携帯写真+ ...508-9-2
9月の雨- 風音携帯写真+ ...408-9-2
自由- 星月冬灯自由詩108-9-2
怒り- 星月冬灯自由詩208-9-2
琴の音(ね)- 星月冬灯自由詩108-9-2
夜道- 風音携帯写真+ ...608-9-1
赤トンボ- 小原あき自由詩8*08-9-1
井戸の中- 星月冬灯自由詩108-9-1
人間- 星月冬灯自由詩108-9-1
まえならえ。- 愛心携帯写真+ ...4*08-8-31
恋煩い- そらの  ...川柳9*08-8-31
遠雷- タマムシ自由詩7*08-8-31
虹が出た日- 風音携帯写真+ ...1708-8-30
蝶々結び- 三奈自由詩6*08-8-30
雪見草- 星月冬灯自由詩108-8-30
鬼火- 星月冬灯自由詩208-8-30
銀の砂浜- 星月冬灯自由詩108-8-30
無題- 雪女自由詩208-8-30
そうやって終わる夏- タマムシ自由詩12*08-8-30
詩はいらない- 乱太郎自由詩23*08-8-29
マリーゴールド- 星月冬灯自由詩708-8-29
虎落笛(もがりぶえ)- 星月冬灯自由詩108-8-29
カルピス- 小原あき自由詩16*08-8-29
- 星月冬灯自由詩208-8-28
兵士- 星月冬灯自由詩208-8-28
ぼうし- 星月冬灯自由詩208-8-28
止むならば豪雨を見せて- 小禽自由詩3*08-8-28
まだ、飛ぶには早すぎる- タマムシ自由詩4*08-8-28

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