時が流れだした 私の血のにおいと共に
イチイガシの葉は青空を食いやぶり
風が立つたび 多くの空は
形を変えてたゆたっている

葉は葉たちでスクラムを組んで
幹は枝たちからの合図を待つ
長 ....
悲しいような甘さ
だ液に含んだキャンディをひとつ
あなたにあげたい

人の吐く息の波に
飛ばされてここにいるから
空が見えない

ふるえたように電話をかけた
いつもあなたに
揮 ....
{引用=
この詩は
未完成です

しばらくお休みしていた恋を
始めました
というか
始まりました

毎日 毎日
たくさんのことを感じて
感じて 感じて
言葉にしたくて仕方がない ....
じわじわと
あたし

侵蝕されてゆく

言霊にはまった
もうひとりの
あたしに

いいかげんで
みだらで
じこちゅうしんな
・・・

あ・た・し

侵蝕しつくされた
 ....
  シャワーを浴びてこいよ

先に寝ていたあたしに彼は言った

それが
何の合図なのかわかっていたから

のろのろとあたしは
シャワーを浴びる

付き合って2年
春には入籍をしよ ....
 「返事」


太陽に声をかけても
一向に返事は返ってこない
取り巻きの雲が
覆い隠して
自問自答の老木が揺れる


 「返事」

孤独な問いに
枝にぶら下が ....
眼鏡をはずした その人は
鋭い瞳をしていた

はっ
一瞬息をのんだ

心臓がバクバクする

今まで見たことのない
ヒカリを放っていた

話していた 
その人とは違う
別人を見 ....
日々の感情の起伏を
記す


文学なら 直木賞
式部より 冬はつとめて
鎌倉時代 かな文字で
経を説いた 高僧
小説を書きたくて
画家と同居してしまう
宇野千代


一瞬で  ....
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

* ちょこなんと おめでたい場に 小豆粥

小正月の朝、食卓に昇るとは
知らなかった

調べてみると 文字通り 
 ....
日常で化粧をしなくなったのは
心に化粧をするようになったから
泣きそうな心の形をキレイに誤魔化して
ムスっとした素顔で
あなたの言葉を待っている

もうくれなくなった言葉を待っている
旅の荷を置き
コートを脱ぐ

ジョン・レノンのフォト
ゲルニカのポスターが

あたしを迎えてくれた
  あっ・・・

トクンと胸が鳴る

それだけで
緊張がほぐれた

あた ....
真っ赤なトマトよ
君はてのひらの上でけだるそうにもたれている
その重さといったら
自分の重力をすべて投げ出しているようだ

冷たい肌をくちびるでなぞるとき
あふれんばかりの水分を湛えた君が ....
 知らない言葉を知ることは楽しい。
 わたしの知らない世界でどんな言葉がリアルに使われているのか、体感出来るのは嬉しいし、大変なご馳走だ。

 最近、「御作品」という言葉を知った。他者の詩に対し ....
何で椿は美しいかって?
無心に咲いているから美しいのさ


悪意は存在する
しかし同時に
善意も存在する


何で椿は美しいかって?
無心に咲いているから美しいのさ
  .
あどけない顔の長躯の青年が扉を開けた
「アルゲブリアへようこそ」
肖像画で見馴れた下町{ルビ=シテ}の不良児がそこにいた
違うのは一糸纏わぬ背に大振りの翼をふたつ
  .
つけてい ....
波の音など 聞こえない
寄せる波は
砂浜に
シュワシュワと 吸い込まれてゆく

シュワシュワ シュワシュワ・・・

とても静かに癒されてゆく

冬なのに 青く碧の凪た内海

マカ ....
            ハーモニカの小さなキーホルダー
            
            これ 読んでみない?
            と
            「クリームレ ....
水仙は冬の空を貫く
凛と、静かに、美しく

瞳に白い花弁を溶かし
鼻孔を黄色く染めた
それは幾分の幸せを香らせる

桃色のスニーカーには
柔軟な葉と真っ直ぐな茎が映る
それは気分を優 ....
寒い寒い凍った 夜
月も凍っている

こたつにもぐり
ここちよく酔った
あたしは
貴方の肩に
頭をもたれる

互いのキモチを確かめるように
手と手を絡め合い
貴方の手を
胸に押 ....
今日
この町に
初めての雪が降る


昨日
君が初めて見た
その雪と同じだったらいいのに
そんなことを思いながら
一人
夜の空を見上げる


小さな雪が風に踊るよ


 ....
ひなびた温泉地の
居酒屋で
地酒の熱燗を呑む

まわりは
方言を使う
地元のお客ばかりだ

あさりの酒蒸し
厚揚げ豆腐を
肴に
2合の徳利を
猪口に注ぐ

木作りの梁
温 ....
君が
好きだよと
素直に伝えたいけど
君の前で どうしても
言えなくなるのさ

愛してる 今でも
僕の 気持ちは 変わらない
今も 君が 好きさ
笑顔の 似合う人で
いてほしい
 ....
ぼくの
気持ちを
どう伝えよう
はじめて
出会った
あの日から
君にもう夢中

誰にも
言えない
ひそかな この思い
君だけに 伝えよう

ぼくだけの ひみつ

ひそかに ....
今日は
君の誕生日

素敵な君へ
ハッピーバースディー
生まれてくれて
ありがとう

いつも
素敵な
笑顔を
ありがとう
すばらしい
君へ
心から
祝福するよ
君の
 ....
猫のチャチャが居ないというもどかしさ
この世の一部を占めていたけど
もう空間を占拠していない
改めて嫌な確認をした
みんな空気を掻き分け存在する
尽きた者は広がっていく

猫のチャチャの ....
[今だけ喚かせて]



死にたい



そればかり口にしている

満たされているのに
全てにおいて

こんなことは
僕を大切に想う人への
裏切り行為だと分かっているのに

気づけば
ただただ口をつく ....
「ただいま」君の声
「おかえり」と返す
伸びてくる君の手
掴む僕の手

それが光さ 君の目に映る
それが命さ 僕が知っている

不機嫌な君の声
知らない顔でいよう
伸びてくる君の手 ....
君はきっと光の中で
僕の稚拙なこの詩を

その唇に苦笑を浮かべて
つらつらと 読むんだろうね

震える指先、過呼吸、中毒症状
悪いものみっつも並べて

君は君で 僕は僕で
その各々 ....
あなたが止まり木で休んでいる間に
燕雀がちょっとさえずるけど許してね

快適な檻をお探しのようだけど
ここら辺では貴方が翼を広げられるような檻は
ちょっとないかも
私にとっては広すぎるこの ....
メガネとキャスケットを身につけて
君は 書く人になる

ちょっと意地悪で
2枚目をきどった
君に

ホントは 純で
やさしくて
あったかい 人

まるで別人だ

いっしょにい ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
大寒の空- kawauso自由詩211-1-23
推敲したら嘘が残る- かんな自由詩8*11-1-22
未完成- かとうゆ ...自由詩311-1-22
侵蝕- 森の猫自由詩6*11-1-22
フリース- 森の猫自由詩2*11-1-21
返事- 乱太郎自由詩23*11-1-21
狂人- 森の猫自由詩6*11-1-20
めざすもの- 森の猫自由詩6*11-1-19
小豆粥- 藤鈴呼自由詩3*11-1-19
素顔- 相差 遠 ...自由詩7*11-1-19
安らぎの空間- 森の猫自由詩6*11-1-19
トマト- kawauso自由詩411-1-18
御作品- 鵜飼千代 ...散文(批評 ...9*11-1-18
椿- 渡辺亘自由詩111-1-18
ガロア群へようこそ- Giton自由詩3*11-1-18
弓の浜にて- 森の猫自由詩4*11-1-18
ストーカー- 鵜飼千代 ...自由詩13*11-1-17
美しく、心に- モリー自由詩16*11-1-17
弦月の下- 森の猫自由詩6*11-1-17
初雪- さき自由詩411-1-16
大の字- 森の猫自由詩7*11-1-16
君に伝えたい- そよ風さ ...自由詩4*11-1-16
君のそばに- そよ風さ ...自由詩4*11-1-16
誕生日- そよ風さ ...自由詩3*11-1-16
実家にて- 小川麻由 ...自由詩2*11-1-16
死にたがりの未来人- 愛心携帯写真+ ...111-1-16
君の手- トキハ  ...自由詩8*11-1-15
連詩「送るのはおもい」_2/10- 愛心自由詩311-1-15
鴻鵠へ- 相差 遠 ...自由詩4*11-1-14
書く人- 森の猫自由詩5*11-1-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244