そらのまんなかに
二重の虹が
かかっていたんだ
あの虹に
追いついて
追い越して
虹のふもとには
宝物があるという
きっと
あの虹のように
なないろに笑う
キミがいるから
ボクは
全力で
走 ....
ハローハロー
起きてますか?
家の中静かになって、みんな夢の中。
私は机の前。
昨日寝てしまって取れなかった授業のノートを写しているところ。
内容は「死」について。
シビアだよね。 ....
おさなごの手で目隠しされたみたいに
まだ薄白くぼんやりとした月は
うろこ雲のすき間から顔を少しだけ見せる
指で四角に切り取って覗き込んでみた
ぼくたちよりうんと長く生きたこの風景は
瑞々 ....
閉じ込められたと
思ってるのは
自分の心
誰も
閉じ込めていない
今みえる未来は
いろあざやかなネオンが
きらびやかにでも誘惑するように
光輝いていた
記憶は錆び付いて歯車が
うまく噛み合っていなかった
空けていく人の体
い ....
6月4日AM0時05分
玄関の鍵をあけ、
わたしを窮屈な女に閉じこめている
ストッキングを脱ぐときが楽園。
爪をひっかけて伝線、
1回500円の過ちにイライラする。
....
美しい赤紫色の旋律弾けて
夕日が沈んでいく
幕が下り
紅潮した顔も
明日になれば澄んだ瞳で朝を迎えるのだろう
*
終わりなき道程も
休息を交えながら進むように
....
いったい僕らはなぜ
神によって地球になげこまれたのか
惨めなまでに世界は醜くなる
いくら注ぎ込めば
人類はこんなにもおろかになるのか
直流する稲妻に乗って
いばらの ....
あんさん、覚えておきなはれ
京都のおんな、みんながみんな
はんなりしてるおもたらあきません
御着物似合うおもたらあきません
夜の先斗町はえらいにぎやか
酔っ払った兄さんたちがふらふらと
....
銀縁眼鏡
磨く前から
粉が飛ぶ
廃墟百年
あるじは見えず
あかやきいろや紫色の真空パック。
口に当てて押しながら息を吸い込むんだよ。
スポンと外れてこっちに来るよ。
奥のほう。
うまく噛めなくて喉の後ろでダンス。
噛んでもいいし、噛 ....
まだ色を持たない紫陽花は
ふつふつと泡みたいな蕾をつけて
くすんだ背景に溶け込む
重たく湿った空気の匂いがし
右足の古傷がしくしくと痛む
身体は正確に天気を教えてくれる
....
そこそこの底にはいつも君がいて
そこそこの底ではいつも雨
そこそこの底の君が濡れないように
そこそこの底までおおう傘をひろげる
闇にも鮮やかな黄色い傘に
金の糸で縫いつけた心星が
そこ ....
モノクロの空を仰ぐ
モノトーンがいくら混ざったって
見える景色は殺伐とした
あまりにもつまらなすぎる
風景だった
地球の軋みを耳で聞き取り
それをしらせようと
....
寝転んで
夜空を見上げる
ディープ・ブルー
この大地は
あのひととも
繋がってるのね
些細なことで
このそらが
色褪せても
ちゃんと覚えておくよ
この夜の
静 ....
雨音の創意は多分、
創痍に似た額装
明日以前を水平移動する
僕の為に
背中から
刺してくれ
部屋に
飴色を敷きつめ
古いレコードに
針をおとして
遠い記憶
あのひとが
言ってくれたコトバ
キミの存在価値は
ボクが認めるって
信じよう
覚えておこう
このそらの下に
あのひともいる
もう二度と
会えなくても
朝露に濡れた蜘蛛の巣が、日の力を借りて宝石の塊へと変わる瞬間。
光の粒は眩しそうにまばたいた。
ポロポロ零れ落ちないで。
優しく包むからどこかへ行かないで。
そっと触れてギュッとつ ....
ねずみ色のコンクリートが暗く染まる
何か落としものがあったような気がして
歩いて来た道を右から振り返ってみた
つうつうと機械的に落ちるさみだれ
庭に投げられっぱなしの花切り鋏は
いつから ....
日長の夕暮れ
優しい風が吹いている
すやすや
泊まり木の 揺れる
若葉は しっとり
シロツメの葉に ひしゃく星の
ぽつり
かんだかい悲鳴で目が覚める
でもそれはちがかった
醒めたのは覚醒の産声
もう後ろには下がることが
できなかった
今まですれ違った人達は
世界の何%だろうか
今 ....
「また話そう」
あなたの背中に虚しく響く。
またはあるのか。
その日は来るのか。
もう、来ない気がする。
大騒ぎしていた隣の部屋の大学生も
煙を撒き散らしていたスポーツカーも
凛と顔を上げていた向日葵も
みんなみんな、眠ってしまった
ベランダから両足を突き出して
ぶらぶらと泳がせて笑ってみる ....
無印で働いてるような彼氏がほしい
英語がもっとしゃべれるようになりたい
体の仕組みを詳しく知りたい
もっとスラッとしてたらいいのに
全部全部ないものねだり。足りない ....
深紅のイチョウが
月夜の湖に鮮やかな
色彩を描き出す
底の見えない水溜まりに
興味本意に足を突っ込む
そのまままっさかさまに
落ちていずれ反対側にたどり着く
....
おろしたての石けん。
あわあわでいい匂い。
整体に行くたびに湿布をぺたんと貼ってもらうけど、これがなかなかにして強烈で。
はがした後も大分スースーする。
お湯をかけたらね、もっとス ....
ただその一言を伝えたくて
果てしない道を越え
あなたに会いに行くよ
手を引かれ歩く。
懐かしい匂いのする君
その面影は記憶の水底
私が潜水夫になって強く握り返すと
つないだ手には水たまりができて
空の色を映す。
薄暗い緑の茂みの奥までくると
....
はじめて母親のお手伝いをした日
食卓には不格好なハンバーグが並んだ
焼きすぎてかさかさになったそれをかじり
父親はくしゃくしゃ頭を撫でてくれた
求めていないとは言わないけれど
ただ、とっ ....
その日
彼も私も
過去を引きずっていた。
彼は寂しさを紛らわす相手が欲しいと言った。
私は名乗り出た。
彼は驚いているだろうか。
心臓が暴れている!体中が熱くなっていく!震える手に ....
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