人は一生に一度だけ
青春を生きる
まさに青春は人生の賜物
これ以上の輝きはない
十代で青春を生きる人
二十代以降で青春を生きる人
人それぞれに輝き方も違うし
色も違う
けれど同じな ....
昔に植えた
自慢の椰子を倒してくれという
七メートルほどあるトックリヤシモドキが四本
これから台風がくれば
隣の駐車場の人様の車の上にいつ倒れるかも知れないのが心配で
風の日はよく眠れないの ....
僕らはよわっちくて
久しぶりの
悲しみ攻撃に
ぼろぼろになっちまった
だけど
からっぽになった所に
いつのまにかじわじわと
ゆるいキモチが
染み出てきていて
たぶんそれが
僕ら ....
描いては消し
描いては消し
一枚の紙と
向き合って
どのくらいの時間を
費やしただろうか
あの時
陽だまりの中で
踊っていた水彩筆は
一本また一本と
姿を消した
あの時
....
朝
小料理屋の前で
ミャアミャア鳴くお前は
「リアル招き猫か!」と
心の中で突っ込んでは惚けてみた
あの凍てつく日から
平日の朝は日課のように
小料理屋の前を守っているんだ
夜 ....
さがしています
わかりやすい たいど
わかりやすい ことば
澤にいたのでしょうか
青筋アゲハが よこぎります
そんなはずはないのに
蝶番のように 澤の景色が見えました
....
きみの心に呼ばれた時だけ
ぼくはきみに話し掛けるよ
それ以外に話し掛けても、きみ
ぼくに気が付いてくれないからね
いつもぼくは
きみと誰かをくっつける役目
上手 ....
自分が書く詩に
....
欲張らない方が幸せをいっぱい感じることができると
最近気が付いたので
今日は右手をつなぐだけでいいよ
肩が痛くて
しばらく
休んでいました
生理も
始まりまして
すこし
しんどいですけど
肩は
両方とも
痛いです
ケイコムで
箱作業してるので
少し
やりすぎたかもしれ ....
野原に言葉を放したい
青空の下で
道行き人に言葉を預けたい
街灯の下ででも
わたしは「わたし」を捨て去りたい
「わたし」が
わたしを拾う時まで
わたしは
「あなたがた」の影 ....
あっというまもなく発射オーライかけ声もなくあ〜とかたもなく
あぜんとおぜん
ひっくりかえり
なすすべもなきもなさけもなくもないのに
ないのはないよう
たれながされた
たらしがたらしにたらしめてためしに ....
何かなくして
何かでつながる
あたしたち
あなたのことが
すき
すきってなんだろ
説明できるひと
えらいけどなんかそのまに
何かが変わりそう
何かわからないのが
すき
....
いま何かを思い出しかけたというのに
音も無くそれは絶えた
上手にしまっておいたものたちを
風に差し出そうとしたのだが
名前を持たない爪先は
一度去ってしまったら戻らない
差し招く常夜灯の道 ....
きみの投げた小石の波紋は小さい……のかも知れない
ぼくの発したひと声は
きみにとっては不可解……な言葉なのかも知れない
輝ける明日なんか来ない……のかも知れない
きみの涙はたったひ ....
今はね
ヒトノチカラを
信じてみようと思うの
これまでは違っていたけれど
そうしたら
変わると思うの
この空気の流れも
何かと一緒に
語り無し
愛想無し
希求無し
まよいご
ちっぽけ
へたくそ
鍵の中に封じ込めたすべて
遠のいた視力では
なかなか捉え得なかったも ....
手を伸ばしても届かないって識っているからさ
ちょっとだけ黙っててくんない?
頭も良くないし、
難しいことから逃げんの得意だけどさ
とりあえず諦め悪いんだよね
手を伸ば ....
きみが ふふふ って {ルビ微笑う=わらう} {ルビ微笑う=わらう} {ルビ微笑う=わらう}
空から降る 金平糖みたい
あはは あはは って 笑う 笑う 笑う
綿菓子がね ほらほら
....
わたし、好きだった あなたのことが
今でも好きよ あなたのこと
でも、あなたはいつまでも夢を追いかける人だから
恋に興味がないのね そんなところが好きになっちゃったんだから
....
朝、起きて
曇りの空だったので
犬の散歩に行くか行くまいか
考えていました
一日中ずっと考えていたので
いつの間にか雨が降っていて
ああ、降りだす前に
行っておけばよかったと思いまし ....
この手に掴める愛がただ一つだと
誰が決めたのだろう
孤独に泣く夜が嫌いで
一時の安らぎだけ求めて
誓いとか
信頼とか
思いやりとか
一途な気持ちとか
何一つない、からっぽな心
....
理由なんて、そんなの
眩しくて
寂しくて
怖くて
切なくて
胸の奥が、握りしめられる感覚
その手を、開いて
撃ち抜けば
このめちゃくちゃな呼吸も
伝う火傷しそうな熱も
浮かんだ顔も ....
ちいさな
呼吸だけ
あつまり
いちめん
無音花畑
ちいさな
揺らめき
透過する
わたし達
普通日常
雨降り、水かさが増し
がらっぱどんは山々へ
今は雨降りの前の時間
落ちてくれば雨降りの時間
霧島から太陽がのぞくころ
がらっぱどんは休みます
今はまだ雨降りの時間
これが止め ....
本を読んでいる私の手に止まって 私の血を吸っていた蚊を 反射的に
ぷちんと殺してしまった
普段はそのまままた 本を読み出すのだけれど その時は
なぜかとても後悔した
私は血を吸 ....
{引用=こうして綴るべきものたちは
とめどなく巡りめぐって押し花となる
慌ただしい時の合間に見つけた
ひそやかな灯りを
四季からの贈り物としよう
望むならば
手が届くほど近くに
揺らいだ ....
赤赤赤赤赤赤赤赤・・・・・・・赤!!!
圧倒的なる赤。
TAROを貫く
赤に染まる
血の
情感の
飛び散る
赤
毒を交ぜた
あたしの中の
赤
染出て
こい!
わたしがえがく すべての絵に
わたしの魂を すこしずつこめていこう
わたしは
わたしの魂をえがいて えがいて えがいて
さいごの絵をえがいたときに
えのぐのかおりがた ....
わたしがやりたいことは 数え切れないほどあって
わたしがおもうことは こぼれ落ちそうなほどあって
わたしの”中身”は きっと無限にあるのに
どうしてわたしの”外身”は 無限じゃな ....
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