夜更け
流れ星がみたくて
窓をあけた
見上げれば
夜空は雲に覆われて
街は静かに
眠りについていた
雲は
晴れることなく
夜空を守り続け
あの雲の上では
きっと
....
もう
この気持ちを
置き去りにして
歩き出さなければいけない
わかってる
とっくに
さよなら
だったってこと
向かうべき道は
どこかもわからずに
今は真っ白な霧 ....
明日は
晴れるかな
あなたに
会えるかな
恋に似た
淡く儚い
柔らかさ
春風の色
幼き記憶
てるてるぼうず
晴れやかな明日を
約束してくれる
てるてるぼうず
かわいいのに
首から吊すなんて
かわいそうな気がするの
だから
置いとくだけで
お願いしよう ....
あなたも
外に
出たいのね
きっと
少しだけ開く窓から
あなたは外に
舞い降りて
そう
せめて土に還って
たぶん
真っ白なその色が
土と同じ色になる
大 ....
ちいさな
陽だまりが
こんなに
たくさん
いつもの笑顔じゃなくて
落ち着いた笑みを浮かべて
紡がれる言葉には
貴女の決意が見えたの
船出が近いのね
一緒に笑って
一緒に泣いて
たまには喧嘩もして
すぐに仲直りして
....
らくだ
らくだ
月夜のらくだ
らくだの黒目は何を見る
地平線の果てまでも
星明かりのみ
らくだ
らくだ
月夜のらくだ
かなしみもよろこびも
おまえには見えるのかい
凶器って
ナイフでも
銃でもなくって
コトバなんだね。
ねんねんな
ねんねんな
耳元近く響いて
優しく鼓膜を揺らす
ねんねんな
ねんねんな
もう歌ってもらう
年でもないけれど
ねんねんな
ねんねんな
....
これな
あたしの恋のカタチや
あと半分やねん
あと半分で
あたしとあんたの
愛のカタチができんねんで
過去も未来も
空に還っても
あなただけを
愛してる。
好きになってくれないなら
撃っちゃうよ?
惚れ薬。
ほら
3・2・1
ばぁん。
歩いていく
あのひとの背中が見える
ふと
立ち止まって
花に顔を近づけて
思い切り息をすいこんで
花の香りが
たくさんあのひとを
満たすだろう
そんなところが
好き
木曜日の朝
いつもより
ちょっと贅沢
差し入れのプリン
大好きなプリン
好きなもの
覚えててくれた親友の
優しい気持ちと
甘いプリン
カラメルのほろ苦さみたいに
....
十年ぶりのあなたを見て
すこし寂しくなりました
わたしが
紅く染まり
散っていくさまを
じっと見ていたあなた
その輝かしい憂いを失い
探しているように感じます
....
働くってことは
否応無く押し付けられた役柄を演じること
食品会社に勤めれば
賞味期限の記されたシールを貼りかえる日々
罪の意識など三日で消えてしまう
コールセンターに勤めれば
クレ ....
昏い昏い
夜があけようとしている
黄金色の朝は
いつも下からやってきて
夜は上に追い払われる
おはようって
最初にいいたいのは
やっぱりあのひと
でも
会えないから
....
ジャガイモの皮を剥いたことある?
妻に尋ねられ
そういえば
記憶に残っていない
娘が小学校低学年のとき
いもの皮むき みんなでしたとき
血だらけになった男の子がいたらしいよ
娘が ....
何度も
睡眠薬を貰っても
寝つけない夜には
眠るのを諦めて
窓辺で夜景を見つめる
秋の夜の
甘い甘い香り
自分だけのもののように
胸いっぱいすいこんで
この灯りのどこ ....
手でも叩こうよ
しあわせであっても
そうじゃなくても
しあわせなら
よりしあわせになるように
そうじゃないのなら
少しでもしあわせに近付けるように
できることなら
あなたの ....
灰色のコンクリートには
ない、ない
としか書かれていなくて
薄紫色の夕暮れには
さあ、さあ
としか書かれていなくて
茶色の地面には
まあ、まあ
としか書かれていなくて
青 ....
もう
何もいらない
あのひとさえ
こころから遠ざかって
あの過去の記憶も消えうせて
ああ
そうなれば
どんなにいいだろう
わたしという存在
それは無用なものなのに
寂れた教会に嘆きの歌声が響く
優しい旋律が辺りに流れ出す
顔の半分が壊れた銅像
それでも神に祈りを捧げる
老婆は今日も来る
一縷の光が導く明日への階段
希望の後の絶望を ....
刹那の叫びの声のする方
深紅の瞳をした少女が
何も言わずにこちらを見ている
赤い扉は未だに開くことはない
指を売った少年が残りの指を売りに出す
手の中には掴む事の出来ない金 ....
いつか、迎えの時が来る
そう信じている
だが、実際の所は何も来ない
遠くの街から響く鐘の音
その鐘は見たことがない
僕らは未だその街に住むことを許されていない
想像の中の街の姿 ....
また
「会えない」のメールを
削除できずに
鼻腔に遺された
親友のお骨の匂い
身体に染付いた
病院の匂い
金木犀でもなんでもいいから
どうか消して
いい香りで
わたしをいっぱいにして
10センチしか
開かない窓と
網格子のガラス
誰も逃げ出さないよう
注意を重ねて
それなら
私が私から
逃げ出さないよう
力を貸して
もう
あっちの世界に
還 ....
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