ふうわりとした優しさを想ってせつなくなりました
花火のように夜空に打ち上がりたいのです
仕事帰りにバイクを駐めて観てました
鴻巣の花火大会でした
彼女も対岸で車を駐めて ....
骨ばった指が刻むリズムに
新しい何かが湧き上がる
一つずつ組み立てられた細胞
その隅々に貴方が浸透していく
疲れた顔も
満足げな顔も
近くで見ていた
どんなことが起こった ....
ほっこり埼玉古墳群をあるいていた
歴女の可愛いのがいた
当然ナンパ
アクセサリーを買ってあげた
逆なんされる可能性のない不細工は
こうして愛にいそしむのだ
....
果てしない時を超えて
異次元の狭間を抜けて
白い夜にたどり着くまで
愛を照らす何かに飢えて
僕らはジプシー
繋ぎ止めて
まいあがって
憎しみあって
....
.
しばらく前から動かなくなってしまったあなたの肖像
あなたは永遠になってしまったから
ぼくが生きている限りあなたは生きているし
年をとることもないあなたは永遠の肖像
.
夜は星々のま ....
マサカのサナカに考える
サカサになって 考える
サカナになれず 考える
トサカ 動かし 考える
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°
スマートでないのにスマートフォンを持たされた
たいしてあいしてないのに結婚した
子供三人どうしよう
これが国家と言うより
人類あるいは生物学
もっと敷衍すると
鉱石 ....
純粋な不機嫌
憂鬱ではなく
正しく怒るのでもなく
ニィと笑える
この不機嫌
病気の子供のそれらしさで
つねに何かを云う事ができる
イエス、ノオ、
肯定でなく否定でなく
沈黙し ....
静寂の中
聞こえぬ音が
漂っている
リアルな凹凸
まだ見ぬ実体
見はなされ
おびやかされ
晒された者の
裏返る脳裡
粘液質のものが痛々しく
外気に触れられてゆく
これ ....
生きている意味を知るために
確かなものを探していた
信じたい言葉があった
『 愛 』 『 希望 』 『 約束 』
だけど解っているんだ
そんなものを信じるから
いつも傷つくんだっ ....
かみが かわくまでは
はにかみで あいせそう
つきのうらがわの めつぼうのあらすじも
かわいた だいちの のろいのことばすら
そよぐ水草、駿馬のたてがみ かみが かわくまでは
....
信じられるかい?
人間が月に行った事を
信じられるかい?
君と月を眺めてビールを飲んだ
あのビルの屋上は閉鎖されたよ
信じられるかい?
夜中に忍び込んで水面に映った月に
誰もが息 ....
風がカーテンを揺らす
私は誰かの洗濯物をたたんでいる
ふと眼を向ければ
貴方の優しい眼差しがある
私は微笑みを返す
時の音は静かで
街の音は風になり
また吹き抜けては
あなたの視線 ....
でたらめに文字を並べて
言葉にならない僕のハ−ト
うろうろ
誰かが飛ばしてくれた
言葉がハ−トに張り付いて
ピタピタ
くっついちゃって
眠れそうもなくなった
夜
お月様が笑ってる
....
貴女に教育された愛し方で
他の誰かを愛す
空っぽな私の本意など
貴女に教育された愛の前では
意味を為さないのだと思い知るばかりだ
絶望があるのと同じように
希望も存在する
楽しみが永遠に続かないように
苦しみも永遠に続かない
人生を希望の方向へ
希望の方向へと
向けていきたい
太陽に向かうひまわりのように
....
ドット絵の竹林を歩いていた
瀕死の仲間達を引き連れて
ボスを倒して洞窟を抜け出した時
竹取りの村はすぐそこに見えたけど
遭遇した鬼から痛恨の一撃を受けて
最後のセーブポイントまで戻さ ....
夢の門出に
君を想う
地球は丸くって可愛いなって
宇宙の鋭いむごさは
嫌いじゃないけれど
蒼い地平線が好き
何処までも漂う
ぼくを
繋ぎ止めているのは
たぶんあなた
....
まどろみの中で
あなたの体温を感じる
猫みたいに
ちょっと足先を
太ももの間に触れる
気がつくと
あなたの脚に足先は絡んでいた
胸に置かれた
右手には
あなたの左手が ....
可能性は宇宙よりも無限
膨張していく宇宙よりも遙か
遙か背中を追って
{ルビ僕等=ぼくら}は{ルビ久遠=くおん}と疾走していく
広大な海原に踊る大星雲
幻でもない想い人たちが
明星より ....
淡雪の止みたるのちに会えたことなんども傘を振ってよろこぶ
漆黒の庭にさらさらとき充ちて空の底よりこぼれる花弁
ざわざわと嵐のなかの花となり座りこんでは夕景を観る
山萌えて取り残さ ....
私はひとみしりだから
貴方はシャイだから
なかなかことばを交わせないね
たまたま目が合ったその一瞬に
私は貴方にたくさんのことを伝えようとしているけれど
私は目がわるいから
貴 ....
本は絶対に怒らない先生
解らないのを怒らずに
読み返しさえすれば
何度も根気よく教えてくれる
だけど絶対怒らない代わり
間違っていても正してはくれない
それは生きている先生じゃないと
....
バーガーショップで働けと強要された
北米の留学先で
バンズにレタスとトマトをはさむ時
どうしてもケチャップが包み紙に付いてしまって
その度先輩に怒鳴られていた
ガールフレンドと来店し ....
つながらない
不安
つながることの
難儀
削除できない
発信着信
とり返しのつかない
関係性
つながらない
優しさ
つながることの
厳しさ
独りでは生きられない ....
雨上がり
秋空高く 舞うトンビ
のどかで いいねぇ
生き急ぐ勤め人が ふと見上げて立ち止まる
゛自然界の時刻表は ずいぶんスカスカだなぁ゛と
木の枝に止まってぼんやりするのに 口実なんて ....
庭の木から飛び去った蝶が遠い外国のビルを倒した
思惑はTVの中できりきり回る
顔のない人たちがこっちを指さして笑うんだ
誰も気づかないうちに背後に忍び寄る真っ白い影
国土を狙った死神が鎌を振りかざし ....
さらさらとせせらぎ
さびれた散歩道
からからと風ぐるま
隠れた木の葉
深々とした静けさ
寂しく晒されるもの
こんこんと浮く言葉
濃く強く焦がれる
咲くものかはさてお ....
肩上から指先にむかってながれる一本(くだ)を
ふき こすり たたけば
装置はあやしく
黄昏もする
段々畑にくみあがる椅子に 沈み
ホールそのもの
の
しずくのような響体構造が 浮く
....
わたくし この秋
襲名いたしました秋明菊と もうします
いえ 裏なぞ ござません 正月を飾る裏白のように
裏は 白でございます 暗躍者のみなさま おひけいなすって
裏は白でございます。表 ....
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