ぼくが来た道に横断歩道はあっただろうか
君はちゃんとぼくを渡れただろうか
傘を畳みながら
石段を踏みしめる

雨の日に投函した手紙は晴れの日に届くだろうか
花束に深く沈んでいった君
曇り ....
溢れ出す想いを
おさえなくていいんだよ

それはときに
笑顔となって
涙となって
君の力になるはずだから

照れないで
躊躇わないで
さらけ出してごらん

それがきっと ....
朝のまどろみの中 鳴り響く携帯の着メロ
     あなたからの モーニングメールだ

仕事で疲れて 起きられないわたしのために
     毎朝メールで起こしてくれる 優しいあなた

色 ....
不条理な夢で目覚めた朝
もの憂い倦怠感で
頭の芯がズキズキ痛む

夢とか希望とかそんな言葉で
ちっぽけな人生を飾ってみても
掴めるものといえば
ほんのひと握りの砂だけ

現実をみろ
 ....
コトバが頭の中を舞っている
ふわふわと漂うように煌いて
それはジグソーパズルの1piece
寄せ集めて物語が創られる

いつも心象風景の中にいた 
本当の空の色を知らない
妄想の中で呼吸 ....
あなたは
黒いショールの隙間から
少しだけ
見せてくれた

嘘も真もなく
構えもせず
力を抜いて
雲間の月のように

鉄筆で深く
刻まれた詩
人生の一片一片
散りゆく時を知り ....
体が溶ける謎は説けぬ

君は去った街に残るのは

涙の水溜まり

途切れなく続いている毎日

心の端の方では落ち着くらしい

ほどけなくなった靴紐には

最終的にハサミの刃をあ ....
君の闇の中を
僕は走り続けてるんだ

寂しい
寂しいよ…

どこにいるの?

どんな遠くに行っちゃったの?

もう戻っては来ないの?

こんなに真っ暗な心なのに
お月 ....
ぼくたちのチューブウェイは幻想の未来をつらぬく迷路なのだね

ぼくのすべての細胞が未来を志向しているわけではないのだよ

多くは懐古趣味でとてもノスタルジック


彼女はじぶんのいたみを ....
ミセスキャンプリングは夫をうしなった

だから彼女はもう夫に手紙をかけないのだよ


ミセスワトソンは夫のデビッドとぼくとジョージーとウイッジーがトランプゲームをしている時にプラムをふるまっ ....
部屋の東側にある窓の向こうから
そろりそろりと気配を感じた
冷たい空気にかき回されて
輪郭はひどくぼんやりとしている
わからないけど
生え際にだって届きそうな気がした


ベランダで育 ....
白紙はいつまでも白紙のままで

書いては消されるアイデアの断片が

残る事なく散らかっている


昨日作った雪だるまは

半分溶けかけていた

滴る雫のひとつひとつに

私の ....
ある日 人類は自分たちが 
    たったひとりの人間から生まれたことにした
ある日 人類は自分たちが 
    七十億人いるということにした
ある日 人類はアフリカとかいう大陸をでるとき ....
凍るかぜのなかでこの半島はぼくのなまえを呼んでいる

いとしいひびきでね


ぼくは北の国からやってきたまあほんとはプランクトンしかたべれないのだけれど

ことばの魚を追ってきたのだよ
 ....
過剰な感覚
直観の感受
表出する感情

抒情を排し
かわいた言葉に
質感そそぐ



覚醒のとまどい
覚知を求める
覚悟の日々

身をけずり
心めぐらせ
目覚めよ叡 ....
球い地球の表をめぐる水の一部が
立体の水槽に拉致された

 左右にたなびく水草を移植し
 静止した
 とうめいな境界線まで
 眼光のアフリカンランプアイが群れる
 コントラストにまぶした ....
いっぱいつらい思いをして
いっぱい泣いて

いつか結ばれる日を夢見ながら
君を毎日想った

笑って
泣いて
やっと結ばれた

うれしくて
うれしくて
つらかった日々を忘 ....
とりあえずわたしはたべっこどうぶつになりたいよ。
それで愛らしい輪郭にあらわされてさ
あなたの奥歯に砕かれてさ
胃液に溶けてなくなりたいね


わたしの胴体にわたしの名前を
アルファ ....
ピアスの片方を失くしてしまった
お気に入りのピアスだったのに
あの日 あなたとふたりで
ショーケースを覗き込んで選んだ
高価だからと遠慮する わたしに
いつも着けてくれるならと
あなたが贈 ....
すきといってよ
それでらくになるから



















なんて、
こんなこと おもう わたしが いやだ
すき

でもすぐにきらいになれるよ

あなたもそうでしょ?
いま
つらくて
さみしい

昨日は
たのしくて
きらきらしてたよ

でもいまは
つらくて
さみしい

泣きたいきもちが
破裂寸前
こわれちゃうまえに

おもいき ....
遠い遠い旅に出て

はるかな光を胸に
月明かりの下
ひとり歩いた

吹く風は寒く
口笛吹こうとしても音が出なくて


ひとりだった

とても

ひとりだった ....
「もう、この恋は終わらせてしまう方が良いかも知れない」
 男との電話を切った後で、黎子はそう感じた。なんとなく空々しい会話が鼻についてきた。
 しゃべっていて、話が長くなってきた時に、ふいに言葉を ....
ロングジョンシルバー船長は引退したらただの爺さんになっちまう

フェアリーテールはティンカーベルの魔法でいきのびるのだね


世界はウオール街ではなりたたないのだよ

ぼくたちは不思議の ....
待ちに待った
楽しい記念日
大切な記念日
君の記念日

大きなプレゼントも
素敵な言葉も
僕らには必要ないね

だって
気持ちを伝えあったから
君と僕の気持ちは同じ

好 ....
無くした愛をいくつかぞえただろう

面影をいくつわすれただろう

歳をいくつかさねただろう


こころのなかでなんにんころしただろう

僕はいつか独房のなかでしぬのだろうか


 ....
現代を生きる平凡な私達には無言で了解していることがある。
空は青空がいいとか


平日と休日がある。スケジュールがうまっている。だから君に認められる。
「幾多の歴史がつもりつもって、その先っ ....
今日は 誕生日
浮き浮き気分で 草を抜く

誰ですか?
おばちゃんチックだって
笑うのは

耳元に 響くは
ツクツク ファイヤー

あなたが 言ったんだ
どうしたって
つくつく ....
そんなに怖いですか
そんなに恐ろしいですか

怖がる対象が いつの間にか変わっていませんか
恐ろしがる対象が いつの間にか人になっていませんか

私の故郷に一度いらしてください

きっ ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
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無題#- くろきた自由詩112-2-5
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