霧の中に
忍び込ませる

スプレイ
たいせつなもの

傷つけないように
そっとひかる


薬指
夜は遠く

行き来する
吐息のような

それでいて
濡れたような

 ....
真夜中に降る 
明るい雨

君のいのちを引き継ぐもの

真夜中に降る 
明るい雨

君が育む 小さな鼓動

帰れない
という
幸せがある

夜のとばりが
光に変わる

 ....
回転扉 押せば良い

入れるだろう

多くの忙しい人々が

私に続いて 押す

入った私は

ガラスの煌きと共に

ある一点の中心の

虜になり

こちら側からあちらへ ....
               121020




告別式ではπを投げてはいけません
解けない謎を投げかけては可哀相
隣家の三毛猫が言うから
ジャムパンはどうかしらと思う
あんパ ....
想像力だけで生きるなんて悲し く 
それでも あらんかぎりの言葉をめぐらして 書く
かんがえて かんがえてを くりかえすほどに
言葉は みじかく ほんの一行で事足りる
あんまりといえば ....
やぶれた帆を持つ幽霊船のような障子から
指穴ほどの照準窓から目が のぞき

その目は 富士山麓の鸚鵡の帰りを待ち
わたしの逃げ場を俯瞰し

すべてのものが 見事に該 ....
{画像=121022021111.jpg}

荒れ果てを 摘芯すれば 我在りと 一語苺の 花言葉咲く

我が庭の 季節外れの 花々よ 主も咲けよと 無理を言うなよ

寂しさは 活けもされず ....
置いてけぼりシンデレラ

ボロボロの服はドレスにはならないし

かぼちゃは馬車になんかならない

それに気付いた灰かぶりは

自分でドレスを縫って

自力で馬車を作っちゃうかもよ? ....
何故か浮かんで仕方のない
ネコ娘

大きな目の途中に
何が 映るんだろうと考えながら

ほおばりたいのは たこ焼き
ちょうど 通り過ぎる 瞬間に
君が 呟いたんだ

最近 我が家の ....
葉は大きく強い自分を誇らしげに自慢していた

しかし親の細く貧弱な幹の太さを知ると

風で飛ばされ無いようにと力の限り握り続けるその親の姿が情けなくて

父を軽蔑した



細い葉 ....
{画像=121020221342.jpg}


夏も過ぎ 名残り惜しいか 時鳥 胸の模様を 花に残して

{画像=121020221928.jpg}

手入れする 者無く捨てて 置かれし ....
田舎だからといって
素敵な虹が出ないわけではない

田舎だからといって夢がないわけでもない

田舎だからといって人っ子ひとりいないわけでもないのだ

田舎の虹が素敵なように田舎の恋 ....
抱きしめたくなるような朝だ
今日の空から当番の天使が降りて来て鐘を鳴らす

空色のビイドロ細工の世界はいつものようにカーテン越しに
光の言葉で瞼を押し上げてひと時の旅を促がし始める

こん ....
ロイヤル・ブルーの空に

白い布団が敷いてある

私に無縁で遠い

トレッキング・ストックを

アスファルト・コンクリートに

突けば似つかわしく無い反発

私に縁のある衝撃か ....
恋心は宇宙まで飛んでも
跳ね返って来る程の
情熱と力強さに 溢れてる

アッパレ!と  扇子 開く
隙も無き程に
好きと 唱えれば
ぎゅっと搾られる

嘘ばかりの 搾取
言い訳ばか ....
すれ違う街の灯りの
ひとつずつに誰かが生きている

つらいことも苦しいことも
嬉しいことも悲しいことも
誰にも言えないことも
あの灯りの下に集い

確かに存在するのに
永遠にそこに行 ....
深い夜の底で
じっと動かず
溢れようとする思いを
密やかに葬る

溺れてしまう、から
溺れてもいい、に代わり
もがく心は
動きを止めた
ぽろぽろぽろ
言葉がおちる

温かみのない言葉がおちる
刃物のようにとがっておちる
後悔と苦悩が降り注ぐ

冷たい言葉を君に投げた
君はきっと、泣いたでしょう
やがて来る明日を嘆 ....
すっかり途方に暮れてしまっていた。
もうかれこれ40分は白い空白を眺めて、おもむろに煙草を三本程吸う。
深夜三時の深海。外は秋雨の霖雨の悲につつみこまれ、鉄は錆び濡れているのかと一度、哀感するのだ ....
銀翼の先が震えている絶対零度の闇のフライト

期待値の乱高下近似値の生活相対値の憂鬱

固体にもなりきれず水のようにも流れない不活性な期待

城砦のかなたにかかる月澄み渡る理想液体の夜
 ....
                  121018

カ行に溺れて真っ逆さまに転落し至った果てが奈落の底
現在の表現だと地獄の底と言うことになりますかねと
来るべき総選挙のことを少しだけ考えなが ....
もういちど ちゃんと 笑って
アップルパイの焼ける 甘い匂い
おおめにふるったシナモン

ふれていたいのは 痛いとこ
こねていたいたいのは やわらかなとこ
アップルバイが焼ける匂 ....
才能がない! 

パクるんだ 自作気取りの オマージュ

ネタがない!

探すんだ 古い日記の つらい恋

うけない!

晒すんだ みんな大好き 自虐ネタ
殺さないでください
いつかは
死ぬ運命だとしても

殺さないでください
ほら 
私の息は
おもちゃのラッパを鳴らすことだって出来るのです

あなたが私に買ってくれたラッパです
これ ....
センセイ
オ父サンオ母サン
気をつけて下さい

ボク
凶器を
もっています

鉛筆を削る
小さなナイフでも
凶器になります

空き瓶の口をもって割れば
瓶の割れくちが
 ....
生まれてきてしまったのだから もういいの

よろこびに満ちた今日だったから もういいの

過ぎてしまったことだから もういいの

やるだけやったのだから もういいの

死んでしまっ ....
ライトブルー ソーダーシュワ
真冬のアイスクリーム

   そんな匂いが弾けるシュワ

着込んだ湯気が凍てつく氷張りの澄んだ鏡空へ
何気ない息を膨らますシュワ

   星に雪がかかる降 ....
休みたくても 休めぬアナタ
今日は 休日の 筈だけれど

最初から 働く予定を 立てていれば
眠る 布団も 重たく 感じる
動かぬ 我に 罪悪感

だからかな
ちこちこ動く 枕が 愛お ....
「宇宙樹に」
              木の若芽


木の葉にさわる
思わず手が伸びてしまう
ひんやりとすがすがしい感触
かぐわしい気が私の体の中に入ってくる


とにかく思いな ....
「わたしのしごと 1」
               木の若芽



木に登る
カシの木かクスの木
すわりごこちのいい太い枝を見つけて
体を思いきりあずける
そして
時を忘れて木と ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
エアロゾル- umineko自由詩9*12-10-23
生まれくる君へ- umineko自由詩10*12-10-23
忘れ去られた遠心力- ドクダミ ...自由詩512-10-23
あなたにパイを投げる人たち- あおば自由詩7*12-10-22
『く_の_人』- るるりら携帯写真+ ...18*12-10-22
あなたにパイを投げる人たち- るるりら自由詩7*12-10-22
- ドクダミ ...短歌412-10-22
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ごろにゃーん- 藤鈴呼自由詩3*12-10-21
紅葉- ぎへいじ自由詩18*12-10-21
ほととぎすを二つ詠う- ドクダミ ...短歌412-10-20
田舎の虹- 梅昆布茶携帯写真+ ...1512-10-20
朝の天使が見えるなら- 梅昆布茶自由詩912-10-20
外出- ドクダミ ...自由詩312-10-20
跳ね返らない- 藤鈴呼自由詩5*12-10-20
車窓から- 中村葵自由詩1212-10-19
深海- 中村葵自由詩312-10-19
ぽろぽろぽろ- 三奈自由詩15*12-10-19
霖雨- マーブル散文(批評 ...512-10-19
窒素またはアルゴン- 梅昆布茶短歌612-10-18
キイー!- あおば自由詩5*12-10-18
ホスピタル・サーキット- るるりら自由詩10*12-10-18
川柳_【_駄目詩人_】- 泡沫恋歌川柳10*12-10-18
殺さないでください- そらの珊 ...自由詩912-10-18
キョウキ- シホ.N自由詩2*12-10-18
もういいの- 芦沢 恵自由詩15*12-10-18
ライトブルーソーダーシュワ- 朝焼彩茜 ...自由詩812-10-17
ピロートークの狭間で- 藤鈴呼自由詩5*12-10-17
宇宙樹に- 木の若芽自由詩212-10-17
わたしのしごと- 木の若芽自由詩312-10-17

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