常温で液体の金属である水銀
調合し身体の永遠を祈り水銀
を呑んだ皇帝や時の権力者も
現在の人々もしている事は同じ
自らの羽を喰らうヘルメスの鳥
だとしたら 
ことば に できな ....
文句が有るなら言ってみろいいえ別にありません

お前の態度が気に食わない文句があるなら言ってみろ

いいえ今日は用事があるのでライン長様に文句なんて

我慢だ、足軽社員は我慢が命と心の叫び ....
昼下がりの公園
子どもたちが四、五人集まって
わいわいやっている
何だろうかと覗きこんだら
身体が一番でかい男の子が
カマキリを手に持っている
青い立派なカマキリだ

「今から、このカ ....
「恵み」
                木の若芽


草紅葉の土手に腰掛けて
草の中 空の下 花のそば 川の横
この風景は
小っぽけなやせっぽちの しょうもないぱっとしない
わたしだ ....
「この声を」
            木の若芽



毎晩の眠りを
和やかな瞑想と等しくさせたい
かろやかになって
秋から冬へ
いのちと宇宙の調和を守りたい


わたしだけしか ....
「幸いの色」
             木の若芽


心の宇宙に耳をすます生活を
島の人のように
山の人のように
湖の人のように
森の人のように
川の人のように
心の宇宙を通って大 ....
さよなら
と言いながらつむじ風
くるりと巻いて
さよなら
ともう一度

こんにちは
とは言わないで
何度も
何度も
さよなら

止まらない銀河鉄道
開かない窓からアンドロ ....
春に生まれた掌が
今 燃えている
血管に赤い血をめぐらせて

秋の沸点はとても低い

燃え尽きたあと
何もつかめないまま
地に落ちる たったひとつの
例外もなく
執着もなく
燃え ....
                  121109



見かけない顔ねと
とりあえず声を掛けられたのですが・・、
触るやいなや鳳仙花のように種が弾けて飛んで行ってしまうのではないかとその目 ....
いちばん大切なことがなんであるのか。

そんなことは分からない。

たぶんケースバイケースであるに違いない。

ただ、正しいことは絶対ではない。

この遠い絶望を認識するところから、理 ....
貴重な存在だからこそ

歌にもなる

とんてんかん とんてんかん

侮るなかれ

つちうつを

貴君等はどうぞ知り給え
目が合ったのさ
葉っぱの ちゃんちゃんこを着て
寒いのが来るぞって わいわい ざわざわ言わせながら 走って来たんだ

でも 目の前で一人が つまずいて

だから 分かったんだよ 赤いちゃ ....
{画像=121107220338.jpg}


この薔薇は

美しいと自分を

認識してはいない

当然の様に咲いている

それだけだ


だからだ

図画にするのは
 ....
キラキラの宝石を眺めるために
もう一度だけ クリック

探し物は 見つかったかい

タッチパネルの 御機嫌を 損ねぬように
目下の課題は 其れだ

話が逸れたら 仕方 無いからと
斜 ....
玄関の前で鍵を開けようと
ポケットを探っていたら
いきなり足元の落ち葉が舞い上がった
予測していなかったので 
わたしはすごく驚いた!

よく見ると
それは一羽の蛾だった
木の葉によく ....
さしだされた 日差しに
両手を広げ 
思い出を 手放す

記憶にない私の産着
世紀を飛び越えて 目の前にある紋付袴
晒された金襴の帯 鯨尺の和裁版 
沈没しても浮上する船箪笥 ....
家にどうしてもチューニングのあわないギターがあって
まあ中古のフェンダーステージキャスターというやつのアンプ内臓ミニギター

先輩のショーさんにきいたら直すとけっこうかかるんじゃないって答え
 ....
野ばらの刺を肉に刺さるを

貧しい故に放置される幼子

被曝の危険を金銭にするを

知覚の外の事は
もっとある
それらを述べられないの

それを残念とする私を

誰も知らない
街で


首を竦めてぼくはひとり歩いていたのですが。
日暮れ色で賑わう通りでは
うっかりしていると
さっさと擦れ違ってしまいます
だぶだぶな外套(オーバー)に身をつつみ
壁のような背中 ....
                121106



異性の漂白剤、混ぜるなと言われると混ぜたくなり
危険といわれると益々やってみたくなり
マグロ一本釣り漁船に乗って遙々アメリカに出かけた ....
見た感じが やわらかい 風船石
風船なのに 石 
だからかな

ぷ〜ん と 遠くに 
飛んで 行って しまうの

捕まえたくて 追いかけるのに
船は風の波に揺られて ふわふわり
プー ....
一つ数えて 春を越え
二つ数えて 夏を越え
三つ数えて 秋を越え
四つ数えて 冬を越え

五つ数えて
軽く握る拳で
ポンと胸を叩く

吐き出した想いが
突如 目の前に現れる
誰に ....
月曜日に食べた寂しさは
水曜日辺りにはすっかり消化されて
金曜日にはうんちとして出てしまった
うんちが出ると
お腹が減るので
土曜日に楽しさを食べた
だけど、楽しさは消化が早くて
日曜日 ....
商品が 色褪せて いたよ と
あなたは 笑う

褪せても 使えるよね と
わたしも 笑う

並ぶ おもちゃ箱を
設置 できる 幸せ

売る 姿を
眺め られる 有り難さ

子供 ....
{画像=121104071944.jpg}

かぶるもの なぜにいせいと するのだか

たぶんいせいが こわいからだろ


ねこはなく どこがごろごろ いうのだろ

おいおいおまえ  ....
{画像=121103231917.jpg}

この美しさを見よ

嫌悪を凌駕するぞ

天然の造形なのだ

己が然りと出来る

範疇を超えている

繊細な罠を張って

微妙な ....
気持ちが沈み込む日には
煮込み料理を
作るに限る

強すぎる想いは
香味野菜と一緒に束ね
鍋で煮込んでしまえばいい

「生野菜で出されたら
たまったものじゃありません」

 ....
「不安が消える時」
                木の若芽



斬新でいる必要はない
ありのままでいつづける そのほうがいい
空にちょっと同意を求めたら
にこっと光ってみせてくれた ....
「サーカスに行こう」
                木の若芽


世界という名のサーカス
さあ始まり始まり
天球の円蓋に星の明るいライト
玉乗り 道化 ジャグラー 一輪車 空中ブランコ ....
「一人遊びしながら」
              木の若芽



休んでいるあなたのそばで
静かになわとびをする
とぶたびに足もとからしゃぼん玉がわいて
虹色に夢ことばのせて飛んでいく ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ことばに_できない- るるりら携帯写真+ ...12*12-11-10
爆発_2012_11_9- ぎへいじ自由詩12*12-11-9
【_カマキリの災難_】- 泡沫恋歌自由詩15+*12-11-9
恵み- 木の若芽自由詩212-11-9
この声を- 木の若芽自由詩212-11-9
幸いの色- 木の若芽自由詩112-11-9
さよなら- 乱太郎自由詩25*12-11-9
- そらの珊 ...自由詩23*12-11-9
とりあえず- あおば自由詩7*12-11-9
オバマ再選- 吉岡ペペ ...自由詩512-11-8
村の鍛冶屋- ドクダミ ...自由詩7*12-11-7
ちゃんちゃんこ- ぎへいじ自由詩10*12-11-7
筆をとる理由- ドクダミ ...自由詩2*12-11-7
指揮者は_キミ- 藤鈴呼自由詩2*12-11-7
【_擬態_—_mimicry_—_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-11-7
光る陰- るるりら自由詩18*12-11-7
はずれた音- 梅昆布茶自由詩16*12-11-7
誰も知らない- ドクダミ ...自由詩4*12-11-7
秋を見つめてみませんか_三篇_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩18*12-11-6
まぜるな危険- あおば自由詩3*12-11-6
風船石- 藤鈴呼自由詩4*12-11-6
ワガママな季節- subaru★自由詩16*12-11-6
きれいな落ち葉をひろって- 小原あき自由詩7*12-11-6
一番の_力- 藤鈴呼自由詩5*12-11-5
皮とかわいいと妄想- ドクダミ ...自由詩4*12-11-4
これは”美”だ- ドクダミ ...自由詩3*12-11-3
ブーケガルニに束ねたら- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...15*12-11-3
不安が消える時- 木の若芽自由詩712-11-3
サーカスへ行こう- 木の若芽自由詩312-11-3
一人遊びしながら- 木の若芽自由詩212-11-3

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