朝
今年という
新しい光が大地を照らす
白い土から黒い土へ
今までの土に
さらに新たな土へと変わる
大地
今年という
新しい風が空へと舞い上がる
平らな丘から深い森へ
今までの ....
例えば100メートル走なら
パンッてなるピストルで
例えばオーケストラの演奏なら
スッと構える指揮者で
例えば私たち人の誕生なら
オギャーッていう泣き声で
たった刹那に起こるそれで
何かがはじまる
万華鏡 手にとりて
万華鏡 覗きし{ルビ快楽=けらく}
低き満月 血の香り
赤き万華鏡に 見えしもの
遠雷のくらき咆哮
蒼き万華鏡に 見えしもの
接吻の憂鬱 ....
いつもの夜と同じだけれど
今夜はどこか違う
いつもの星が違って見える
いつも風音が違って聞こえる
今
時は新しい年を越えてゆく
時は時の山を登り
その頂から
新しい時を見下ろす
....
自分の街の空の向こう
自分の目では見えないけれど
青い空がつながっているのだから
きっと青い空にちがいない
自分の街の空の向こう
自分の肌では感じないけれど
冷たい風が向かっているのだ ....
静かに夜は明けて
眩しい光が辺りを照らす
その単調な繰り返しを繰り返す
嫌になっても変える術を知らず
心身が慣れるのを待つだけ
反発しても最後には諦め
感情を殺して思い ....
小さく微かな星の灯が
大地を照らすこの夜に
何も語らずその時を
佇むのみでいい
ゆっくり流れる川の音が
足音とともに響いてる
何も考えずその場所を
歩くのみでいい
その時にしか ....
胸の奥底を突き刺す
あの時の届かなかった想い
尖りきった気持ち
傷つけてしまったことば
風が攫っていったのか
冷えこんで行く空に
張り巡らされた鉄条網から
....
一握りの気まま、は
自由と呼ばない
不自由から逃れて
背中の羽根を伸ばしても
きっと名前が違うだろう
いくばくの束縛から逃れた、
小鳥のようなあなたは
一粒の木の実 ....
氷のような風が
朝からずっと吹いている
体を凍らせて
心を縮ませて
地面を向いて歩いている
でも見上げれば
海のような空が
朝からずっと広がっている
体を伸ばして
心を開けて ....
人は
可能性がある限り
その可能性を信じ
どこまで行けるのか
力尽きるところまで
走り続ける
人は
未来がある限り
その未来を信じ
どこまで望めるのか
見通せるところまで
進 ....
旅をしたい
計画のあるものではなく
行きたいと思った時から
電車に乗っている
どこで降りるのか
わからないけれど
どこか遠くへ行ってみたい
旅をしたい
目的のあるものではなく
感 ....
根雪というも、いずれは川になる
姿は消ゆれども
解き放たれる
いずれは川になる
根雪 去ったあとから芽吹く、新芽に
何かを告げることさえ請いもしない
落ち葉はいずれ母になる
....
あたしの体は商品です
なんて
陳腐なことは申しません
シケモクはまずいのです
でも
あの感触は あたしを大人にしてくれるようです
あたしに覆いかぶさる男の人は
いつも ....
時というものは
幸福な思い出を
少しずつ削りながら
現実を幻へと変えてゆく
時というものは
不幸な思い出を
わずかずつ慰めながら
現実を夢へと変えてゆく
時というものは
人と ....
うれしい朝だね
ほら、鳥がみんなで飛んでゆく
きっと
空にあいさつをしているんだよ
明るい朝だね
ほら、子供がみんなで遊びにゆく
きっと
思い出をつくりにゆくんだよ
優しい朝だ ....
静かに日常の歯車は廻り
その横で穏やかに影が出来る
平凡な毎日を僕はやり過す
意味もなく遠くまで足を運ぶ
風は冷たく僕に当たる
四次元(気持ち)の中で渦を巻き
愚かな夢 ....
冬の大雨の日
どこからともなく
ノラ猫は家の庭にやってきた
近所では名の知れた
図々しく生きるヤツらしい
汚いから触るなと
大人は子どもに言い聞かす
力を失いかけながらも
木の ....
あたしはただの女だけど
二つの腕があるので
あの人を守ろう思う
あたしはただの女だけど
撃ち込める弾丸はないので
あの人に言葉を込めようと思う
あたしはただの女だけ ....
街では
緑と赤がすべてに取り付けられて
大きな箱と声で賑わっている
何もかもが動
聞こえてくるのは
心を後押ししてくれる
楽しい曲
心が奏でられる
街の賛美歌
森では
緑も ....
クリスマス・イヴという日は
みんながモノと思い出を探す日
何がほしい?
何を買ってあげようか?
どんな夜を過ごそうか?
特別な日
モノを想い
人を想い
時を想う
その年に起き ....
街をみていた
貴方の街を
白々と染まる朝の底から
浮上する軒先の陰影
心配するなと云ってくれた
おまえの街だと
しずかな春の空を斜めに切った直線
落ちてきた羽ばたきの伸ばす
細 ....
誰かを嫌いと想うことは
仕方のないこと
けれども
誰かに嫌いと言うことは
勇気がいること
責任がいること
相手を本当に想うこと
絆ができていること
関係を続けようとすること
何よりも ....
ほら
聞こえてくるよ
冬の歌が
聞くものすべてに
欣然とした
ソプラノの声が響いている
ほら
見えてくるよ
冬の姿が
見るものすべてに
純然とした
白い帽子が光っている
....
いつもの時間に起きて
いつもの道を通って
学校に着く
教室に入る
決められた自分の席に座る
黒板の横の時間割を見れば
今日一日はすでに終わっている
自分の時間はどこにもない
自 ....
ひとは
おもいを
すべて
ナミダタンクに
うつす
ひとによっては
ナミダタンクの
おおきさがちがう
あたしのんは
めっちゃちっちゃい
....
君はいつも
自分が歩いてゆく道を
見つめ続けている
道の先には
新しい君と
新しい僕がいることを
きっと願って
君はいつも
自分のいる場所を
迷い続けている
道の上には ....
結果のために
努力することと
努力のために
結果を残すことは
一つのループになる
目標のために
努力することと
努力のために
目標をつくることも
一つのループとなる
初めは ....
冷たい朝が始まる
身が引き締まる
同時に
心も引き締まる
北の窓がかたい
冬の朝にふさわしい
のどかな昼が始まる
身が緩んでゆく
同時に
心も緩んでゆく
南の窓が優しい
冬の ....
火星と木星の
間のアステロイドベルトで君に逢いたい
そしてそこから
地球を見たい
地球はどんなに小さいのだろう
宇宙空間は
どんなに青いのだろう
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