快晴とは程遠い 灰色の空
本日 あなたはついに最愛の人の隣で永遠の眠りにつく
見守りにいけなくてごめんなさい
あなたの娘とその夫が
私の分も あなたが永遠に眠りにつく姿を見ています
....
ホームページの紹介にこの場をお借りします。
生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける
http://www.eonet.ne.jp/~tobeistodo/
詩、短歌、俳句など
....
秋のイチョウ並木道
枯れ葉を踏む音が哀しい
でもこの音が好きだ
リズムが少しずつ元気をくれる
だから哀しさはあっても
寂しくはない
夏の命の抜け殻となってもなお
心に響く木々 ....
必要と
している同士
出会うこと
悩み学びつ
良いタイミングで
埃っぽいよね
埃っぽいよね
埃っぽいよね 埃っぽいよね
埃っぽいよね
....
床に落ちたカンバスの上を電線の影が、行ったり来
たり。君はえんじ色のシートにひざを立てて、窓の景
色に見入っている。昼のさなか、大阪から京都へ向か
う各駅停車だから、人の影はまばら。遠慮 ....
響き
(響き)
朧夜が鳴いている
乳白の温もり
掌の母の心音
(迷い)
蝶に吸われて
ひらり
闇夜に零れる
(嘆き)
蓮の華 ....
文明の熱狂の皮の下で、いつでも戦争がにたりと舌
を出して笑っている。
*
たまの休みになると田畠さんは町を散歩するのが常
だ。そうしていつからか彼のお供を ....
覚えていますか
あのぬいぐるみのこと
楽しく遊んだときも
喧嘩をして帰ったときも
眠くてぐずったときも
いつも一緒にいたぬいぐるみ
ふわふわしてた
笑ってくれた
話してくれた
....
シロツメクサの絨毯の上で
君と僕の笑顔を飛ばそう
まるでモンシロチョウみたいに
ほら空高く昇って行くよ
消えないように
絶やさぬように
笑顔を飛ばし続けよう
穏やかな6月の午 ....
私の心を、
揺さぶる、
君からの、
愛してる、
は迷惑な、
メールだ、
なんてね。
求めてはいけない
何も求めてはいけないんだ
蔦に絡まれた僕の心
息を潜めて隠れているぞ
だからその心は誰も見ることが出来ないのだ
泉の周りで一晩中踊ろう
round and r ....
冬*
パチパチパチと雪が降って
コーラの缶を蹴ったら 少し上ではしけて
犬も猫も焼き鳥も みんな掘りごたつの中
人々のささめきだけが
しんと石ころになって 沈んだ
....
今まで吐いてきた嘘は数知れず
自分を護る為についた何て言い訳に過ぎない。
お前は嘘が上手だから、振る舞いだけでも良くなさい。
誰かが言った言葉。
嘘に嘘を塗っていたら、真実 ....
秋か来て
恋が終わる
楽しかった時間は
静かに波にさらわれ
打ち寄せられた貝殻が
夏の余韻を残すだけ
絡み合った君の指は
今はあまりに遠くて
青空を切り裂いていた白い太 ....
甘くひとくち
昼下がりを赤く染めて
コラージュ
黒いリボンで束ねてほしい
娼婦の真似
いけませんこと
ここは
秘密の花園
あなたが
最初の尋ね人よ
そこで
お待ちになって
ビスケットのあと
キス ....
赤と黄と朝焼け雲とくちびるを二人前ずつ欲しいのですが
こころもとなくなったから異国語を呟いてみる(気付かないでね)
ため息の量が午後だけ足りません枯葉の側に落ちてませんか
....
空は悲しみ色に染まり
やがて激しく泣き出した
あえて僕はそれを浴びよう
僕の錆びついた鉛の心
純粋な悲しみ色で塗り替えて
きっとその方が
素直に泣けると思うから
水銀みた ....
パパはお魚釣りに行ったよ!
君はカエルのような平べったい声で言うと
真っ直ぐ僕を見て、おしっこおしっこと喚いた
汲み取り式の便器が怖くて一人で行けないから
君のママが居るのに僕を便所に連れて行 ....
流れ星ひとつ
流れ星ふたつ
宇宙が放った僕らの希望
流れ星みっつ
流れ星よっつ
それは儚いものだけど
流れ星いつつ
流れ星むっつ
必ず輝く時が来るって
何億光年も ....
昔 うちの父さんは
カレーライスにソースをかけて
スプーンをグラスに突っ込んで
上から下までぐるぐる混ぜて
それはそれはおいしそうに頬張っていた
ある日 それを友達に
なにげなく話した ....
ただいま と思いながら両手を下に広げる
林檎畑は収穫のための作業で忙しい
陽があたるように実の回りの葉を取るため
晴天の日曜日 実家に帰る
草を分ける土の道 人の歩いた道
風にそれる 緑 ....
デッサンをする
かりかりかりかりかりかり・・・・・・ ・・・・・・ごしごしごしごしごしごしごし
嫌いなあの子の声がする
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガ ....
昔の自分は忘れた頃に
薄っぺらい所から
ひょっこり顔を出して
やさしく今のわたしを
いましめてくれる
「へそ」
夕立とともに雷が落ちる音がして
少年ははっと目覚める
もしかしてへそが盗られていないか
あわててシャツをめくり
お腹にちいさな穴が残っているのを
確認して
ほっとしながら ....
草むらは切り開かれ
キリギリスはいなくなった
裏山は切り崩され
クワガタはいなくなった
沼は埋め立てられ
ザリガニはいなくなった
代わりに蟻のような人間が来た
巣穴を広げ
....
また
蠅のうなるような音の中で
眠らなければならない
また
人の囁くような声の中で
眠らなければならない
沈黙はいつも
常套手段
ひと言もいらない
人はペンを拾って
....
自分の命は誰のものだろう
生きている意味はあるんだろうか
だらだらと下る坂の途中で考えた
ゆっくりと
息を整えて
下る
自分の命は自分のもの
人間は自分の命が一番大事だ
だから他人の命 ....
ひとつずつ気づいてゆきたい 気働き
昨日の事は忘れない 刻まれた君の言葉と シーツの皺と
温めるモノはありました でもこの手はずっと冷たいままでした
行って来ます そう言ったきりよと鈴虫は 悲しい音色でないた ....
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