お弁当忘れてるわよ
という声が
10km先のパパの会社まで聞こえて

あ、まだ作ってないんだった
という声が
10cmしか深さのないママの口からこぼれた

私はひとり
ピラフを解凍し ....
貴方に抱きつこう。

ぎゅっ。と優しく。
好き。って言葉を
染み込ませるように。

あたしに貴方が重なって

触れ合って

抱きつこう。

貴方のこと、嫌いじゃない。

好 ....
 轟音  電車  闇

 この世はそれだけ


 そうして  できあがるのは

 嘘  騙し合い  猜疑心の世界


 ぼくは  生きている

 そんな中で  生きている
 ....
 だまって

 私を見つめて

 その綺麗な指で

 私の指をからめて


 白いうなじにキスして


 今宵  私は

 あなたに堕ちる
 歌わない小鳥を生かしておいても

 どうなるでしょうか。

 捨ててしまえ。

 殺してしまえ。

 生きる価値がないのなら

 いない方がよいのです。


 歌わない ....
ただ生きてゆくための幸せなら
わたしは要らない

もしも人が
幸せを呼吸する生きものだったら
息もできずに倒れる人が群れると思う
それほど幸せは少ない

けれど
簡単に見過ごしてしま ....
『プラットホーム』



月を見てた



満月でも新月でも


三日月でも半月でもない






見てたら


そのうち


ぼやけていた

 ....
呼吸を始めてから、にじゅうねんとすこし

手を繋ぐことを夢見ました
実際は並んで歩くこともできない私だったから

もう、きっと、
忘れられているでしょう

呼吸を始めてから、にじゅうね ....
 人はなぜ生きるのか

 何もないこの世界で

 悲しみと切なさと野望しかないこの世界で

 あなたはなぜ生きているのか

 その答えを知っているのか


 人はどうして生ま ....
 友達が夢を諦めた時

 私はホッとしました


 後輩が離婚をした時

 私はほくそ笑みました


 先輩が恋人に振られた時

 私は喜びました


 私はみにくい ....
 あなたのその胸に

 飛び込むのが怖い


 恋をしたのは

 初めてではないけれど


 こんなにも切ないほど

 誰かに心奪われたのは

 あなただけ


 ....
終わらない数字の羅列

命令口調の問題文

かりかりと蝕む集中力

チクタクと刻むカウントダウン

眠らぬ月

止まることのない空

積み上げられる想い

流れ続ける歌

シャーペン片手に

頭を占め ....
秋の宝石たち

風に乗って
宝石のまわりを音符が踊り
ポップコーンみたいな瞬間の勢いを見せてくれた


手をのばせば届きそうな宝石
体に力入らんくて

しんどうて

きつうて

エネルギーバッテリー

足りんくて



とりあえず

無糖のサイダー持って

外の空気浴びながら

泣きながら

太陽と乾杯した
眩しい今日
雀がせわしく
朝の挨拶

魚の焼ける匂いに
ピンと張るひげ

眠気には勝てず
我輩は身体を丸めて
もうひと眠り

ぽかぽかお日さま追い掛けて
何度も寝場所を変えな ....
ルラルラニャ〜ン
ぼくは太陽の子 元気いっぱい
ぽかぽかいい気持ち
ルラルラニャ〜ン
えさは魚で十分です いい匂い
今日もアンテナ三本ぴーん
ルラルラニャ〜ン
とっておきのベストポジショ ....
{引用=縦に瞼をひらく半円形の港 回転扉を転がす
いくつもの歳月 このひっかかり具合に画さ
れカサコソ枯葉が散るから 浴槽のなかで手
拭を頭にのせ、石柱はすこしいい気分になる


てんでば ....
これを歩いてけば

あなたの住む

あの町に

行けるかな?



無理だよ



って 笑うけどさ





会いたいんよ





ものすごく
 ....
デジタルの時計を見ている
タイムスリップを繰り返している
1が出て唐突に2が来て
3がその上に重なっていく



分の十の位が一の位に話しかけていて
突然相手が変わったので
びっくり ....
狂ってない、今日も正常に動いてる




君は一生籠の中
皆に愛でられ息絶える

僕は一生溝の中
皆に嫌われ息絶える

「世界が平等」だと
唱える人がいるのなら
大声で否定し ....
タラテュララン

ピアノが踊る

小指の先で

タラテュララン

黒いドレス身にまとい

タラテュララン

私もうシンデレラ

時計は止まっているの

タラテュララン
 ....
夜中のしずけさの中で
言葉が涙をこぼしている
いたらなかったこと
おこらせたこと
言葉であるために泣いていた

言葉が化粧をするときは
ひとを欺くため
言葉が銃を持つときは
ひと ....
貴方と私はそっくりで

それ故に

一緒にいることは

出来なかったね



海の側で

空の向こう側で



真っ黒な髪を揺らし

真っ白な指先で

触れ合ったね





愛してる





ねぇ ....
立ち上る煙を見ると
その先に魂を探してしまう
人ひとり死んだのに
山は頬を染め始め
わたしは焼き芋を食らう

パチパチ、と鳴る
時を刻むより不規則で
ずっと我慢していた拍手を
本当は ....
この曲を聴くと

あなたの声に聞こえて

辛くて

でも幸せで

涙が止まらないよ

会いたいよ...
あれ?

好き って

どんな感情だったか分からなくなっちゃった

そこの君、教えてくれる?


君のこと 好き だったんだって

思い出させてくれない?
今月なのは間違い無いのだけど
確か二十日頃だったよね

金木犀の甘い香りは
あのひとの痩せた背中を映し出してくれるようで

ひとたび心離れてしまうと
あれほどに固く結ばれていた思いまで
 ....
鬱ったカオしたあたし

鏡の奥

柔らかに 笑う



涙の匂い

ミミにつく ロック



隠し

撮った



曇り鏡

見えないねぇ
誰かが遠くで歌ってる
夕日が沈み 月が光って ほら また朝が来るよ
ねえ 太陽が笑っているね
君も笑って

そんなこと言えるような私じゃないけど
君が沈んでいる日は ねえ
空に力を借りた ....
 この世で美しきもの

 それは稚児の顔。小さき子らが飴玉を

 口にほうばっている姿。

 娘さん。清潔な落ち着きのある

 美しき女学生。

 若き青年。青春を謳歌して
 ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
解凍パニック- そらの  ...自由詩8*08-10-26
はぐ- 愛心自由詩6*08-10-26
闇世- 星月冬灯自由詩308-10-25
だまって- 星月冬灯自由詩408-10-25
歌わない小鳥- 星月冬灯自由詩108-10-25
幸せを呼吸する- タマムシ自由詩5*08-10-24
__『プラットホーム』- 瀬田行生自由詩308-10-23
にじゅうねんと、すこし- 三奈自由詩8*08-10-22
- 星月冬灯自由詩308-10-21
みにくい子- 星月冬灯自由詩308-10-21
恋する気持ち- 星月冬灯自由詩108-10-21
最果てはいつ?- 愛心携帯写真+ ...4*08-10-20
秋の宝石- 舞狐携帯写真+ ...7*08-10-19
その次は…?- 愛心携帯写真+ ...5*08-10-19
【チョコレート同盟*連詩】明日から笑う猫- 舞狐自由詩8+*08-10-18
【チョコレート同盟*連詩】昨日まで笑っていた猫- そらの  ...自由詩5+*08-10-18
アケビ- norif自由詩1208-10-18
羨路- 愛心携帯写真+ ...5*08-10-17
デジタル時計- 小原あき自由詩19*08-10-16
僕は影- 三奈自由詩5*08-10-16
ブリキのオルゴール- そらの  ...自由詩7*08-10-16
言葉- 乱太郎自由詩19*08-10-15
沈婚歌- 愛心携帯写真+ ...2*08-10-15
焚き火- 小原あき自由詩20*08-10-14
会いたいよ- cass携帯写真+ ...2*08-10-14
- cass自由詩2*08-10-14
十月のひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*08-10-13
盗撮- 愛心携帯写真+ ...2*08-10-13
ソーラーパネル- そらの  ...自由詩11*08-10-13
美しきもの- 星月冬灯自由詩208-10-12

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