友達が夢を諦めた時
私はホッとしました
後輩が離婚をした時
私はほくそ笑みました
先輩が恋人に振られた時
私は喜びました
私はみにくい ....
あなたのその胸に
飛び込むのが怖い
恋をしたのは
初めてではないけれど
こんなにも切ないほど
誰かに心奪われたのは
あなただけ
....
終わらない数字の羅列
命令口調の問題文
かりかりと蝕む集中力
チクタクと刻むカウントダウン
眠らぬ月
止まることのない空
積み上げられる想い
流れ続ける歌
シャーペン片手に
頭を占め ....
秋の宝石たち
風に乗って
宝石のまわりを音符が踊り
ポップコーンみたいな瞬間の勢いを見せてくれた
手をのばせば届きそうな宝石
体に力入らんくて
しんどうて
きつうて
エネルギーバッテリー
足りんくて
とりあえず
無糖のサイダー持って
外の空気浴びながら
泣きながら
太陽と乾杯した
眩しい今日
雀がせわしく
朝の挨拶
魚の焼ける匂いに
ピンと張るひげ
眠気には勝てず
我輩は身体を丸めて
もうひと眠り
ぽかぽかお日さま追い掛けて
何度も寝場所を変えな ....
ルラルラニャ〜ン
ぼくは太陽の子 元気いっぱい
ぽかぽかいい気持ち
ルラルラニャ〜ン
えさは魚で十分です いい匂い
今日もアンテナ三本ぴーん
ルラルラニャ〜ン
とっておきのベストポジショ ....
{引用=縦に瞼をひらく半円形の港 回転扉を転がす
いくつもの歳月 このひっかかり具合に画さ
れカサコソ枯葉が散るから 浴槽のなかで手
拭を頭にのせ、石柱はすこしいい気分になる
てんでば ....
これを歩いてけば
あなたの住む
あの町に
行けるかな?
無理だよ
って 笑うけどさ
会いたいんよ
ものすごく
....
デジタルの時計を見ている
タイムスリップを繰り返している
1が出て唐突に2が来て
3がその上に重なっていく
分の十の位が一の位に話しかけていて
突然相手が変わったので
びっくり ....
狂ってない、今日も正常に動いてる
君は一生籠の中
皆に愛でられ息絶える
僕は一生溝の中
皆に嫌われ息絶える
「世界が平等」だと
唱える人がいるのなら
大声で否定し ....
タラテュララン
ピアノが踊る
小指の先で
タラテュララン
黒いドレス身にまとい
タラテュララン
私もうシンデレラ
時計は止まっているの
タラテュララン
....
夜中のしずけさの中で
言葉が涙をこぼしている
いたらなかったこと
おこらせたこと
言葉であるために泣いていた
言葉が化粧をするときは
ひとを欺くため
言葉が銃を持つときは
ひと ....
貴方と私はそっくりで
それ故に
一緒にいることは
出来なかったね
海の側で
空の向こう側で
真っ黒な髪を揺らし
真っ白な指先で
触れ合ったね
愛してる
ねぇ ....
立ち上る煙を見ると
その先に魂を探してしまう
人ひとり死んだのに
山は頬を染め始め
わたしは焼き芋を食らう
パチパチ、と鳴る
時を刻むより不規則で
ずっと我慢していた拍手を
本当は ....
この曲を聴くと
あなたの声に聞こえて
辛くて
でも幸せで
涙が止まらないよ
会いたいよ...
あれ?
好き って
どんな感情だったか分からなくなっちゃった
そこの君、教えてくれる?
君のこと 好き だったんだって
思い出させてくれない?
今月なのは間違い無いのだけど
確か二十日頃だったよね
金木犀の甘い香りは
あのひとの痩せた背中を映し出してくれるようで
ひとたび心離れてしまうと
あれほどに固く結ばれていた思いまで
....
鬱ったカオしたあたし
鏡の奥
柔らかに 笑う
涙の匂い
ミミにつく ロック
隠し
撮った
曇り鏡
見えないねぇ
誰かが遠くで歌ってる
夕日が沈み 月が光って ほら また朝が来るよ
ねえ 太陽が笑っているね
君も笑って
そんなこと言えるような私じゃないけど
君が沈んでいる日は ねえ
空に力を借りた ....
この世で美しきもの
それは稚児の顔。小さき子らが飴玉を
口にほうばっている姿。
娘さん。清潔な落ち着きのある
美しき女学生。
若き青年。青春を謳歌して
....
パパが死んだ朝
私は友達と映画に行きました
王子さまとお姫さまが
恋をするロマンチックなお話
胸をときめかせて
映像に魅入られて
パパのこと忘れて ....
珍しくもない空
ただの夕方
セーターを突き抜ける秋風
それが
あたしを揺らがせた
綺麗だと思ってしまった
頭上に掲げた携帯
切り取ってしまった
笑えるくらい
あた ....
叫べ!
怒れ!
腹の奥底に隠し持っている
その塊を
今こそ弾き出せ
嘘もたてまえもかわいさも
剥ぎ取って
己に生きよ
何を ....
かわいそうなかわいそうな
つばめ
苦しくても悲しくても
飛ばなければいけない
空は遥かに広く
未来を彩るその色は
淀んでいる
海は ....
ぽつぽつと木の葉に落ちる雨の雫よ
誰が泣いているのか
天神か
窓辺に寄り添う乙女か
そんなにわたしが憎いのか
そんなにわたしが許せぬのか
....
てんてんてんまり てんてまり
一つに父死んで 二つで母死んで
三つで兄死んで 四つに姉が死ぬ
五つに弟死んで 六つで妹死んで
七つで赤ん坊死んで 八つに ....
今を生きている青年よ
羽ばたくがよい
その大きな翼でもって
夢に向かって真直ぐに
私はただ見守ることしか
できないけれど
それでも願う ....
遠い 遠い
ギリシャのイカロス
蝋で作った重たい翼
太陽の熱で溶けて
あわれ イカロス
まっさかさま
昔 昔
ギリシャのイカロス ....
秋の夜長
月の野原
さやさやと風に
揺れるすすき
鈴虫の声が
哀愁を誘う
星の煌きで
野原いっぱいの
すすきが踊り出す
....
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