遠い昔に
私は生まれなかったけれど
言葉によって
その過去に行くことができる
言葉以上のものを見ることもできる

遥か未来に
私は生きることはできないけれど
言葉によって
その時の先 ....
歌を 聞きました

君の 友がくれた

とある歌 を。

残された者が 自分の為

沢山の思いを 抱きます

復讐や 郷愁や 悲哀を

そんな思いは 自身の為

自分自身の ....
ぼくはぬいぐるみ
くまだよ
白いよ
いつも笑顔だよ

この家にきてから
二十四年
ぼくをこの家につれてきた
おじいさんはもういない
おととし星になっちゃった

この家にきてから
 ....
「雪の音階」


舞う羽の静かな音こぼれるよう
  手のひらの中で羽化した希望(のぞみ)

こんこんとこころに積もる雪の下
  あなたが埋めた種が芽を出す



 ....
果てなく遠い道の中
私は歩く

私は鳥になれないから
その道を一気に飛んではゆけない
私は
私を飛び越えることはできない

私は風になれないから
その道を一息に飛んではゆけない
私 ....
大地には梅の花
赤い赤い梅の花
光をいっぱいに受けて
大地を彩る

花が開くと
なぜだろう
どこからか
喜びがやってくる

今の喜びがやってくる
今の喜びは今しかない
明日の喜 ....
ぎゅー って 抱きしめられて

痛いって 言おうとして

君が 不安そう で。

泣きたい とか

哀しい とか

苦しい とか

つらいとか 怖いとか いやだとか

そう ....
何も書かれていないノートに
想いを綴る
真っ白な小さいノートの中には
えんぴつでしか書かれていないけれど
そこには
色がある
歌がある
風がある

とても小さな平面の上には
とても ....
    


とんとん とんとん
リズムに合せてお野菜きざむ
今日のメニューは何にする
あなたを想う一人のキッチン
思い浮かぶは昨夜の出来事
包丁持つ手に力が入る

玉葱一つ微塵に ....
彼は眠りこけているが彼女は目覚めている。

息で曇る車窓の向こうは夜更けた雪国、
どうせなら洒落たペンションにでも泊まりたかった、
と彼女は思うけれど、
財布の中身を考えれば車中泊もしかたな ....
どうしようもない
奈落の底にすいこまれるような
欠落

人生に完璧はありえない
だから

欠落は
欠落のままでいい
闇が深いから
光はまばゆいんだ
今の生活から逃げたくて
花になりたいと
思った日はいくつあっただろう
それでも人として生まれたのだから
自分のどこかに
きっと
花があるにちがいない

一日中ずっと部屋にいて
星にな ....
赤ちゃんに笑いかけたら
笑い返してくれるように
空に
街に
世界に
笑いかけよう
わたしから
あなたに

ないものばかり
足りないゆびで
折りかぞえても
夜のさみしさは
ぬぐ ....
あなたの心の手を広げてください
そして
風を抱きしめてください
ほら
やわらかい風が
あなたの微笑みに応えている
もしも
あなたが涙を流しそうになったら
ここに来て
大地に浮きましょ ....
死のうと生きようと私の勝手だよ?

あなたに決めて欲しくないな。

私は私の力で私の死を探すから。

それこそ、自由死。
その犠牲が 必要だったら

この生命を 求めて下さい

躊躇等せず お使い下さい

悦び勇んで 捧げましょう

何度でも 幾らでも 幾度でも

何年でも 何円でも 何回でも

 ....
この日の為に頑張ってきた。
鈍感な彼は気付いてる
のかなあ?

−五キロのダイエットに
メイク、ファッション用意して
チョコレートと共に渡す
人生で初めての告白の練習

甘いの苦手だ ....
坂を上れば風の里
力弱まり留まるも
風から風へ向きを変え
遠い空へと旅に出る

坂を下れば風の道
力の限り流れ出し
風と風とが重ねあい
遠い街へと旅に出る

目には見えない風の里
 ....
動かない空気のなかで
宛てもなくひらりと
便箋を翻すと
そこには
まだ言葉にならない溜息やのぞみが湧きだして
いつの間にか黒い模様を描きはじめる


遠くへ帰るひとを
いま見送っ ....
まだ行けぬ まだ生けぬまま 我は逝く ぽかぽかの空の下

少し 風は寒いけど

貴方を待っています。

早く来たこと 怒らないでくださいね。

そんな薄着してって 言わないでね。

私も思うんです。

こんなに早く ....
もしも空がなかったら
空よりも広い
夢を抱くことができただろうか
静かに流れている雲は
どこから来て
どこへ向かうのだろう

もしも星がなかったら
星よりも遠い
想いを馳せることがで ....
おいおい
もう座るのかい?
さっき歩き始めたばかりじゃないか
歩いているだけだぜ
走ってなんかいないんだぜ
上り坂もなかったぞ
第一
ここは道の上だぞ
座るとこじゃないだろ

普段 ....
君と僕はいつ始まったのか
知る前から
すでに知っていたのかもしれない
君と僕に始まりはない
いつも二人で一緒にいる

辛い時も
うれしい時も
気がついたら
いつも一緒にいる

君 ....
いつだって君はそうなんだ
本当は塩ラーメンが食べたいくせに
なんでもいいよと答えてみせる
そのくせ
味噌ラーメンを食べたあと
必ずこう言うんだ
塩ラーメンが食べたかったのに


アイ ....
負けることの悔しさは嫌だけれど
勝つことの苦しさも辛いのかもしれない

負けてしまえば
一度はそこで終わることができるけれど
勝ってしまえば
今度も戦わなくてはならない
次も勝たなければ ....
長短の夜に君に出会った
優しく微笑んでいた

実体の持たない感情
無理矢理に形に表そうとするなら
君を抱くこと
つまり、愛?

やわらかな陽射しが窓ガラスをすり抜けて
 ....
ピンとはりつめた

透明クリアなつめたさが

ほころびはじめると

乳白色の

おぼろなまくがかかる

天たかく、

空のあおさを

つきさしていた

はだかんぼう ....
風には{ルビ詩=うた}がある

時に哀しく
時に喜び
時に怒り
時に笑う

聞こえるだろう
空から降りてくる詩を
山々を越えてくる詩を
海を渡ってくる詩を
森の木々を通り抜けてく ....
もう昔のこと
ある国があった
その国の人々は
自分が良いと認めたものしか作らなかった
自分が気に入らないものは作っても全て壊した
自分が良いと認めたものしか使わなかった
自分が気に入らない ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私の心よ- ぽえむ君自由詩12*07-2-1
貴方を悼んでいるのかしら?- Anima自由詩2*07-2-1
二十四歳のぬいぐるみ- ぽえむ君自由詩11*07-2-1
■共同作品■_冬幻郷(とうげんきょう)- Rin K短歌27*07-1-31
私は私でしか進めない- ぽえむ君自由詩11*07-1-31
赤と白の喜びと幸せ- ぽえむ君自由詩8*07-1-31
不安いっぱいの腕の中。- Anima自由詩2*07-1-30
白いノート- ぽえむ君自由詩12*07-1-30
召しませ- 川口 掌自由詩5*07-1-30
創書日和。雪_【軍靴の響き】- 佐々宝砂自由詩1107-1-30
欠落- 渡辺亘自由詩107-1-30
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ハッピーから始めよう- ふぁんバ ...自由詩7*07-1-29
翼を広げてください- ぽえむ君自由詩14*07-1-29
Dead_or_Alive- Anima自由詩1*07-1-28
そして其れは遺の言- Anima自由詩3*07-1-28
聖バレンタインディ- 愛心自由詩4*07-1-28
風の里- ぽえむ君自由詩9*07-1-28
砂のことば- 銀猫自由詩24*07-1-28
何処へでも- Anima俳句2*07-1-28
それが乙女なんですよ?- Anima自由詩3*07-1-28
もしも空がなかったら- ぽえむ君自由詩12*07-1-28
おいおい- ぽえむ君自由詩7*07-1-27
君と僕に始まりはない- ぽえむ君自由詩9*07-1-27
アイ・マイ・ミー- 恋月 ぴ ...自由詩36*07-1-27
勝ち組の嘆き- ぽえむ君自由詩4*07-1-26
長短の夜- 海月自由詩3*07-1-26
*つぼみ*- かおる自由詩11*07-1-26
風には詩がある- ぽえむ君自由詩11*07-1-25
もう昔のこと- ぽえむ君自由詩10*07-1-24

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