木曜日の朝
いつもより
ちょっと贅沢

差し入れのプリン
大好きなプリン

好きなもの
覚えててくれた親友の

優しい気持ちと
甘いプリン

カラメルのほろ苦さみたいに

 ....
十年ぶりのあなたを見て
すこし寂しくなりました

わたしが
紅く染まり
散っていくさまを
じっと見ていたあなた

その輝かしい憂いを失い
探しているように感じます




 ....
働くってことは
否応無く押し付けられた役柄を演じること

食品会社に勤めれば
賞味期限の記されたシールを貼りかえる日々
罪の意識など三日で消えてしまう

コールセンターに勤めれば
クレ ....
昏い昏い
夜があけようとしている

黄金色の朝は
いつも下からやってきて

夜は上に追い払われる

おはようって
最初にいいたいのは
やっぱりあのひと

でも
会えないから
 ....
ジャガイモの皮を剥いたことある?

妻に尋ねられ
そういえば
記憶に残っていない

娘が小学校低学年のとき
いもの皮むき みんなでしたとき
血だらけになった男の子がいたらしいよ
娘が ....
何度も
睡眠薬を貰っても
寝つけない夜には

眠るのを諦めて
窓辺で夜景を見つめる

秋の夜の
甘い甘い香り

自分だけのもののように
胸いっぱいすいこんで

この灯りのどこ ....
手でも叩こうよ
しあわせであっても
そうじゃなくても

しあわせなら
よりしあわせになるように

そうじゃないのなら
少しでもしあわせに近付けるように

できることなら
あなたの ....
灰色のコンクリートには
ない、ない
としか書かれていなくて

薄紫色の夕暮れには
さあ、さあ
としか書かれていなくて

茶色の地面には
まあ、まあ
としか書かれていなくて

青 ....
もう
何もいらない

あのひとさえ
こころから遠ざかって

あの過去の記憶も消えうせて

ああ

そうなれば
どんなにいいだろう

わたしという存在
それは無用なものなのに
寂れた教会に嘆きの歌声が響く
優しい旋律が辺りに流れ出す

顔の半分が壊れた銅像
それでも神に祈りを捧げる
老婆は今日も来る

一縷の光が導く明日への階段
希望の後の絶望を ....
刹那の叫びの声のする方
深紅の瞳をした少女が
何も言わずにこちらを見ている

赤い扉は未だに開くことはない

指を売った少年が残りの指を売りに出す
手の中には掴む事の出来ない金 ....
いつか、迎えの時が来る
そう信じている
だが、実際の所は何も来ない

遠くの街から響く鐘の音
その鐘は見たことがない
僕らは未だその街に住むことを許されていない
想像の中の街の姿 ....
また
「会えない」のメールを
削除できずに
鼻腔に遺された
親友のお骨の匂い

身体に染付いた
病院の匂い

金木犀でもなんでもいいから

どうか消して

いい香りで
わたしをいっぱいにして
10センチしか
開かない窓と

網格子のガラス

誰も逃げ出さないよう
注意を重ねて

それなら

私が私から
逃げ出さないよう
力を貸して

もう
あっちの世界に
還 ....
どうせなら
完全に見捨てて

おねがい

半端にやさしくしないで

やさしくするなら
もっと
精神病院に
ずっと閉じ込められていると

雨にうたれたい
日の光を浴びたい
霧の中を歩きたい

足の裏で
土の感触をたしかめたい

なんて贅沢な時間だったんだろう

自由って
 ....
ずっと
雲に話したいことが

あるの

でも雲は
なにも話さないの

聞いてくれてるのかな
ホットミルクを片手にベランダへ出た。
闇夜に広がる無数の星たち。
腰を落としてホットミルクをすすった。
湯気と息が白く見える。

空を見上げたら あまりの綺麗さに溜め息1つ。
それと同時に ....
目の前に横たわる死体から
なにを手に入れた

喉を縊ったその手は失ったはずだ
束縛を解いたその心は手に入れたはずだ

保存エネルギーを

{引用=
電柱の上にとまった黒い少女
クス ....
無いものねだりをするよりはと
秋の白い雲流れる堤防で
ひとり
清貧ということばの意味に思いを馳せる

それはあまりにも懐かしいことば
仄かなランプの灯かりを頼りに
見果てぬ夢を追い続けら ....
あたしの傷口

なめてみて

きっと
すごくしょっぱいよ

塩がたくさん
塗りこまれてるから
恋人のお母さんが睨みます

子供の恋人が苦笑いします

なぜ??

私には学歴がないから..


こんな世の中にしたのはだれですか

名乗り出なさい


そう言っても

 ....
秋を肴に一編の詩
まずいな
無口な月が雲隠れ
うまい酒は
そうあるものではないからな

あのひとがいなくなった
突然 ぼくには
あのひとにはもう会えない
おそらく ぼくには
辛い肴 ....
ママはいつも

君の傍で

見守っているよ。

君の笑顔を

絶やさないように。
そこにも君が
あそこにも君が
白いばらは
青い水を与えられて無理に
青いばらに

わたし

何色に染まってるんだろ

あのひとの色や
今日出会ったひとや
今までに会ったひと
そんな色彩に染まって

わたし
自分が何色か
わからない ....
濁った太陽が
地上に灼熱の渦をもたらす

手にしたソフトクリームは
一瞬にしてドロドロに
アスファルトはうねり
猫は爪先立ってそっと歩く

消費電力はうなぎのぼり
エアコンの熱風が
 ....
夜のまんなかで
佇んでいるあのひとを
みつけた

何ヶ月ぶりなのかな

なにも考えられなくて
考えるなんてとても無理で

でもこれは
必然でも運命でも偶然でもなく

ただそこに ....
むりしないでいい
背伸びしなくていい

つまづいたり
転んだなら
空を見上げて

蒼を焼き付けて
目を閉じる


風を肌に感じて
吸いこんでみれば

ささくれだらけの心が
 ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
木曜日のプリン- 風音携帯写真+ ...5*07-10-11
花詠残影- 悠詩自由詩4*07-10-11
働くってことは- 恋月 ぴ ...自由詩28+*07-10-10
朝が来る- 風音携帯写真+ ...3*07-10-10
じゃがいも- 乱太郎自由詩17*07-10-9
眠れない夜- 風音携帯写真+ ...5*07-10-8
- 恋月 ぴ ...自由詩27*07-10-8
人生ノート- 小原あき自由詩24*07-10-7
もう何もいらない- 風音自由詩2*07-10-7
赤い扉_Ⅲ- 海月自由詩107-10-7
赤い扉_Ⅱ- 海月自由詩107-10-7
赤い扉_Ⅰ- 海月自由詩107-10-7
終わりかな- 風音川柳3*07-10-7
金木犀でもなんでもいいから- 風音自由詩5*07-10-7
10センチの窓- 風音携帯写真+ ...4*07-10-6
屈折- 風音自由詩4*07-10-6
雨に- 風音自由詩3*07-10-5
でも雲は- 風音携帯写真+ ...4*07-10-4
眠れぬ夜は- Rinka自由詩2*07-10-4
虚軸天秤- 悠詩自由詩6*07-10-3
銭の花- 恋月 ぴ ...自由詩34*07-10-3
結晶- 風音未詩・独白3*07-10-3
・中退・- はち自由詩207-10-3
秋に- 乱太郎自由詩12*07-10-3
愛しい我が子- Rinka携帯写真+ ...4*07-10-3
しゃぼん- cass携帯写真+ ...6*07-10-3
色彩- 風音携帯写真+ ...4+*07-10-2
灼熱の地獄- 風音自由詩1+*07-10-2
好き- 風音自由詩2+*07-10-2
深呼吸- 秋桜自由詩307-10-2

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