『狂おしいほど』
『気が触れそうなほど』

どんな言葉を費やしても
陳腐にしか聞こえない


早くなる鼓動
貴方以外に向ける意識なんてもったいない

ただただ呼吸困難なの
全神経 ....
春の公園に満面の笑みが咲く
お花模様のワンピースでタンタカタンタカ
お砂場までもタンタカ行進だ
お日さまが照らす世界はこんなにも広い
驚くことはあっても怖いものなど何もない
ほらほら お友だ ....
風は飛んでいた
どこまでも飛んでいけた
そんな自分が誇らしかった


風は飛んでいた
飛ぶことしかできなかった
その運命に涙を流して
嵐を作った


風は飛んでいた
嵐を作るの ....
【命の島】

瀬戸内の生温かい風の中
虫篭を編む 
白いビニール製のストローを器用に組み立てて
円錐状の虫篭を編む
昔は 葦だので編んだらしい
ストローの語源は ワラだと言う ....
今夜は 里芋と蛍イカの含め煮にとか いいながら 
包丁をおろされて ちょいとキレテちまって
↑やじるし うしなったけど 気にしない

おいらは ついこのあいだまで
竜宮城にいたんだぜ ....
ときどきは会いたいね
ところで思うんだけど

藍色の自分がいて
それは愛にもなれるし
遇いもつかめる

2音素のaiという母音は
子音を携えて色を変えてゆく
それがあなた

 ....
線香花火の煙の匂いと
遠く遠くで垂直に昇れば
散らばって消える花火音は
静まり返る部屋で眠ってた私を
呼び覚まそうとするから


林檎色のワンピースを着て
底の低いミュールを焦りな ....
     雨の匂いがする
      川沿いを下る道すがら

     梅も桜も木蓮もまだ閉店中
      一度に咲こうとしめし合わせているのだ

     雨の匂いがする
      ....
好き
嫌い嫌い嫌い


嫌いになれないくらいに
あなたが好きだから

やっぱりすごく嫌い


なんだか癪にさわる



もっと全力で
私を好きになってほしいから

鏡 ....
まず魂のくせを矯正します
今世のくせも後で清算する予定ですが...
とりあえずお世話になった想いの数々に手土産のひとつももたせて
さっと湯通しをします

その際肩をおもみしても構いません
 ....
詩人が真実を語ると
人は「黙れ」と言う
詩人が美について語ると
「あいつは現実を知らない。空想的だ」と人は言う
君よ 真実を語ってやれ
人々の中に咲くたった一輪の花になれ
例えこの世界が壊 ....
メダカは気弱な小魚だって
それが定義だと
それが憐れだと
勝手な思い込みが押し並べて

それがあまりにも{ルビ酷=むご}いと
両手で包み込もうとする
君の余計な優しさが
彼等の胸まで押 ....
遠い思い出
青い海

浜辺でお昼寝

鯉の甘露煮

砂だらけのシャワー室

赤い車

もう戻らない
ふたりの時間
向い風が吹き荒れて
わたしを白線へ押し戻す
もがけばもがくほど
重くなったコートは
身体から熱を奪っていく
向い風いつの日か
そよ風に変わるだろうか

向い風が容赦なく
わたしを地 ....
ベランダにするりと入り込んできた花びらは
物干し竿の隅っこにぺったりとくっついたままで
当の木はもう半分以上が緑色なのに
無機質なアルミをほんのりと密やかに
しっとりとささやかに染め上げている ....
曇天から垂れ下がる梯子
見つめる君がいて(天使だった)
問いかける

帰還はいつのこと

・・・・・・

土は汚れ
川の水は濁り
かなしみの花が咲く

無口な冬の日溜まり
 ....
あなたの造った
椅子の
中に

大切なものが
かくされている

それは
誰も
知らない
私も
望まない

重大なものだ

私が
望まないから
知らないもので

夕 ....
そこは儚い

青い微熱  うつぶせの日記

ぼくの息づかいったら  こんなにも  儚い

三つめの春が  言葉もなしに  やって来るってね

だれもしらないよ  


宇宙の ....
月を揺すりながら宇宙の
中空散歩の夜が落ちてきて 
ショートスカートをするり
とくぐりぬける箒星の尾っぽで
果てまで飛んで行けたらなと
思うのはなぜなんだろう
かすかに星の砂を
片手 ....
朝日はね
特に良く晴れた日の朝日はね
そりゃあもう別嬪さんで
たったひとりで見ていると
もったいないような
独り占めできてうれしいような
不思議だね おれは
新しい朝と結婚したくなっちま ....
大空に心を飛ばそう
美しいコトバを追いかけて
風船のようにふわふわ漂いながら
心の中に綺麗な模様を描く
それは私だけのオリジナル
私には 『 創作 』という翼がある

誰にも理解されな ....
給料日またもや上がる摩擦係数

柿の種噛みつぶすのは癪の種

イエスノー枕最近イエスも忘れかけ

山の神箱根駅伝速いかもね

ダイエットしてどうするのと言いそびれ

幸せにする ....
タイトルはブリティッシュトラッドの歌姫
サンディ−デニ−の海と私のねじれたキャンドルというアルバムからいただいた

近所に日本最大級の品揃えの蔦屋ができてそこでいまはなき彼女のジャッケットに遭遇 ....
{画像=120420133733.jpg}
                    2012/04/19 撮影


 【 窓辺 】

窓辺に観葉植物を並べたら
小さなジャングルができた
 ....
{画像=120420123341.jpg}
                   2012/04/19 撮影


 【 たんぽぽ 】

コンクリートの駐車場
ほんの少し剝き ....
雨水ではしゃぐ雀を見ていた 水浸しになった朝はコラールで起きる 割れやすいグラスになった気分だ
一昨日、わたしの青い庭にルルという野良猫がやって来た 随分と眠たそうな目をしている黄色い猫だ
毎朝、 ....
思い出の箱を
春の野に
夏の朝に
秋の鳥に
冬の霰に隠してる

栗鼠のように
大切な食料

びっくり箱のように
色彩が溢れないように

暗証番号つける
秘密のファイルのように ....
青い瞳の中に
沈みかかる方舟

手を振れば
手を振り返す
遥か彼方から

震えた体を
異人の言葉が抱きしめてくる
温め合う心と心

黒い瞳の中から
ありったけのサンキューを
 ....
01 目覚め 


ひかりを集めた 蛍雪時代は ほたるのひかりまどのゆき
ありふれたひかり啓蒙時代でもあった 蒙には盲の意味もあると聞いた
ひかりがないことを盲ということに怯えた人との ....
眠る前に まじないを 眠る前に カフェインを

呟いたとしても まじないを
ごくり と飲んだとしても カフェインを

影響など されない 隙間だらけの 想いまつげ

働き者の蟻さんが入れ ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
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