明日 言おう を 出来るだけ
今日 伝えたい と 思った日から
素直に表現して来た 言葉のつもりが
そうでないことも 有るけれど、
伝えないよりは 良い と 信じたいんだ。
紅の月が昇ったら
宴の始まりだ
一人踊りを踊る
赤い月に恋をしてるように
一人歌を歌う
赤い月に届くように
私は紅の月が好きだ
赤く燃えるようね情熱的な月に恋 ....
地平線をトリミングする山はない
(従って心を潤してくれる一級河川はない)
水平線を指呼できる前庭はない
(従って体を洗ってくれる潮騒は聞こえない)
そんな転居先の片田舎だが きょうは
遠 ....
砂時計を鏡に向かって投げた
壊れたものを拾い集めて
あなたにあげるわ
喜んでくれるんでしょうね?
私を車に向かって走らせる
崩れた肢体を元通りにして
あなたにあげるわ
綺麗だねと言う ....
「言葉を洗う雨」
木の若芽
雨よ わたしの中に降ってきて
雨音で雨を詩えるように
この雨は言葉をみがき洗う雨
雨が土に降る音で 雨が土を歌ってる
雨 ....
「木のマーチ」
木の若芽
トルマリンの波動が足先と共鳴すれば
けやきの梢のゆらぎが手のひらと同調するのだ
枝はみんなタクト
暑い日のわたしの足を応援するマー ....
瞳と心を閉ざした 若人の前で
観音開きしながら お茶らけて観たら
きっと 白い目で見られるコト
請け合いだけれど
一瞬でも良いから
落ち込んだ気持ち 忘れられるなら
....
それは命を宿す なみだをながす そして朽ちる
やがてこどもたちはそれぞれの死を選択せねばならない
たやすく眠らせるようにやってくるのだから
ぼくがあの子を選ぶのに理由なんていらない
指 ....
120811
マグロが好きだったが
いつもカジキマグロで誤魔化されていたようだ
たから本当はマグロが好きなのか
カジキマグロが好きなのか分か ....
僕達は小さな距離のなかでひしめき合っていて
森の木のみえない生き物なのだ
下ばえのひんやりとした塊の世界で緩慢に
じぶんにつまずいてゆく愚か者なのだ
僕たちの祖先は宇宙の果てから流れ着 ....
例えば。
自然界の中に、
唯一不自然に生きる生命体。
人間。
そんな私達に、
唯一出来ること。
飾らず自然に生きること。
ある日の天気予報で、
「本日は肌寒くなります。」
そんなことを耳にしたもので、
久しぶりに半袖を着て、
出歩いた。
そしたらどうだ。
思いの外、
日差しが強かった。
そんな立秋。
....
先方は 意外と
疎遠だなんて
思って居ないのかも 知れません
気にしているのは こちら側で
多忙な 毎日の 中では
日々の循環が
あっと言う間だったりも
するのでし ....
成長した一つの細胞が
小さな二つの細胞に
分裂した
別れたあとには
なにも残っていない
細胞の
一つの影が
二つとなって
1+1=2
と表せる
見慣れた景色となる
小 ....
垂直な光のピンで留められて
横たわる朝は散乱した昨夜の屍だった
まだ誰もいないスーパーの駐車場で
ぬるい風が砂埃を吹き上げている
一匹の小さな蛾が
逆らいながら飛んで行く
....
とりどりの花散らしゆく街にきみの息づくしるし捜す
トロピカルドレス熱く纏う真夏のひとみと星とヴァンパイアー
ロードムービーからもれるつめたいバーモントの月ちょっと欠け
絶望的に収縮す ....
どうしたら
靄が
取れるかなぁ
あたたかな鍋
美味しい御喋り
綺麗な音楽
爽やかな朝・・
「いつまでも」
木の若芽
微笑んで輝いて進むために
今日も木が霊感をくれる 根も幹も葉も
木が育つのは歌 星がめぐるのは歌 人が愛すのは歌
宇宙の心にかなうことは ....
いとは紡ぐ
いとはのびる
いとは結ぶ
いとは繋がる
いとはほどける
いとは絡まる
いとは切れる
それでもまた
いとを紡ぎ
いとをのばし
....
年内で 終わると 良いですね
いや でも
年内で 終わるためには
業務も 壮絶ですね
するってえと
年始に 繰り越した方が 良いってことも
あるのでしょうか の 堂々巡 ....
あの河が望んでる
一つの答えが出せなくて
ごめんね
気の利いた答えは
出払っていて
今頃は海原だろうか
あの河が清らかに見えて
その跳ねた水の飛沫に
打たれた誰も彼もが
感銘 ....
白くかかるもやの
向こうに私はいるらしい
その目に映らない笑顔も涙も
一人で飲みこんで吐き出して
何度反芻しても消化できない
いつになったら心は晴れますか
いつになったら来てくれますか
....
何もかも捨ててしまいたいと
最初からやり直したいんだと
すべてが嫌になったんだと
君は笑って話していたけど
消えそうな横顔で
さみしそうに笑ったけど
それが本当だとしたら
やりなおした未 ....
「風と」 木の若芽
すっかり風を体に染み込ませて
髪は風になぶられるまま
強い風 花の香りは飛び散ってしまうけど
くすのきの香りは渦巻いてたちこめている
いたずら ....
「嘆きなく」
木の若芽
ゆりの木が鳴る
けやきの木が踊る
とてもさっぱりした風だよ
昨日の風はしっとりとしていた
今日の風はからりとして
いちょうを匂わせ
....
「草熟す 潮は変わる」
木の若芽
立てば木と すわれば草とともにある
和草(にこくさ)を守れ荒草
また己が脆さによろけ花に倒れ
荒れ果てた庭が私のサンクチュ ....
昨日に戻りたくて戻りたくて振り返ったけど
そこにはもう何もなくて
まるで
ドミノ倒しの先頭にいるようだと
目を瞑って耳をふさいで口をつぐんでみたけれど
誰も傷つけまいとして
距離を測っ ....
120808
木偶人形のため息を
有人に託した
触ると
ざらっとした感触の灰皿
古くて錆びて汚れたままになってるが
ご馳走様の声は聞いている
出番 ....
僕たちはただ、夏のせいにして
激しく求め合い
そしてただ、夏のせいにして
激しく傷付け合った
総てはあの照り付ける
太陽のせいだと
思いたかった ....
また一つ。
何処ぞの悪事が、
見え隠れ。
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