あまねく霄より聞こえし唄は
天使が歌う鎮魂歌
幼子の落涙は葬花の弔い
マリオネットの苦笑は生への憐憫
解けた写真に写っていたのは
狂い咲いた銀木犀
「世界の構成など易しいものだ」と
つま ....
 昔々、向日葵村と言う場所がありました。其処はヒマワリしか住んでいませんでした。どのヒマワリも背が高いので、ノッポさんと呼ばれていました。この村でノッポさんと呼べば、何人も振り向いてくれます。ただ、一 .... ざぶん
   ざぶん

さらさら
    さらさら

波は寄せて
砂は浚われて

すっーと記憶を読み返せば
海水の味が甦る


ざぶん
   ざぶん
 ....
昨日は切なさを
今日は愛おしさを
明後日は狂おしさを
一枚
また一枚
引き剥いだ心から溢れ出る
あかい
あかい溶液は
あなたの眺める空を
あなたの愛でる花を
染めぬいてくれるでしょ ....
生暖かい風を受けて
君は眠りについている

世界のリズムを君だけは止めたみたい・・・

緩やかに雲は流れて
静かに時は刻まれて
未来に進んでいる

水面を優しく撫でて
 ....
えんえん泣いてるときより

はにかんで大笑いしてる方が可愛いよ

なにげなくふれあう瞬間

電撃が体内をいっそうに駆け抜ける

消えかかる心の奥底に

沈み損ねていた思い ....
何にも問題が起こらず日々は過ぎて行く
唐突に自分自身に何が起こることはない
そんな風に感じている

ベランダに住み着いた
鴉に夕食の残りをあげる
有無を言わずに皿を突付く
その姿が何処か ....
緩やかに伸びる陽射し
カーテンの影が揺らめく日曜日
君のいないソファーに転がり
時の流れを穏やかに感じています

淹れたての珈琲の芳醇な香り
苦味の中に隠した砂糖の甘さ
見え ....
この事柄を目にして
なにを生み出す?

私がつくったにちがいないが
どこまでも未知数な
私というフィルターよ

なにを入れたら 
なにが出てくるのだ?

どう改良すればよい?

 ....
縁日の知らせを笛太鼓が告げる
心底に響く懐かしいメロディー
思い出す思い出に花を咲かし
酒の肴にする

最近の子供は金魚掬いを知らないだろう
と、飲み屋の親父はそんなことを呟き

串揚 ....
思い出せない人
どうやって

思い出せない人
思い出せる?

思い出せない人
目を伏せたまま

思い出せない人
わたしに話した


つねって
振り回せば?
からっぽの体で ....
広大な夜空の万華鏡
瞬く間に移り変わる

世界の姿は明日と今日では何も変わらないけど
数百年単位や数千年の単位で少しだけ成長している

打ち寄せる波
浚われる砂
帰らない人

心の ....
黒色の雪がヒラヒラ舞い落ちる

それに合わせてリズムをとるぼく

ブランコにのりながら遠くまで飛ばした

靴は雲の中に突き刺さり落ちてこないよ

ぼんやり光っている電灯に夜蝶が ....
ちっぽけな わたし

だれも みていない

それでも わたし

ここに いるの

ないて いるの

わらって いるの

おもって いるの

いきて いるの




 ....
初夏の雫を集めた、里芋の
透明な葉脈の裏側で
夏風の子が
小さな産声をあげる
まだ、うまく飛べない

棚田の{ルビ畦=あぜ}に沿って
緩やかな曲線を描くと
早苗に浮かぶ蛙が
水かきを ....
光る
ざわめく
お前を
連れ出す


打たれる
二人で
稲妻
はぜる


当たるぜ
俺たち
そんな
ひどい


あたった
ためしが
ないのよ
宝くじ
 ....
誰かに理解してもらおうなんて思いたくない
そんな事を考えて数年が経つ
共に過した月日に傍に在るのは治らない病

例えば、「おやすみ」と言って欲しいと頼む
そしたら誰かは「おやすみ」と ....
たった一人を満足させるために
君は不自由な生活をする
寝不足と二日酔い
時間と比例して蓄積していく

両手一杯の雪の華
自分の手の温もりで
溶けて、さぁ...
哀しいけど生きている
 ....
今日も俺は外に憧れている
教室の外に確実に在る自由
犬の散歩をする老人
手の届かない高い所を飛ぶ鴉
クダラナイ授業と堅苦しい校則
僕を縛り付けるにはどちら一つで十分だろう
反抗 ....
薄暗い理科室には真っ黒な机が並んでいて
白衣の教師は訥々と…
橙の柔らかい光を放つ豆電球を見つめる
とても明るく
少女と目が合わぬように
見つめる
そして思い出す
暗い部屋にポツンと浮か ....
豊かなだけの想像力なんか俺はいらない
そう思いながら自転車専用の真っ赤な道を歩いていたら
後ろから
すけぼーで
いかついリーゼントのお姉さんが
ざっ
と通り過ぎた
首筋には漢字で ....
君のオルゴールは静かに音色を響かす
今まで聴いた事の在る音の中でも存在感が合った

君は決意に満ちた顔
迷いと運命を受け入れた様な顔
昨日の切ない横顔の面影はない

手紙を読んでくれたん ....
絵はがきみたいな花丸正しい夏休みには
入道雲と蝉の声と蒼い海の三点セット

空と大地をパッキリと分ける入道雲は
どこまでも大きくまっしろで
桃源郷までいける螺旋階段を隠す
蝉はサイレン ....
昨日のアルコールが抜けていなくて
頭痛と吐き気を催す目覚めになった

ポストに足を運び新聞を取りに行く
ひらり、と舞った
茶封筒

君の決意が其処に書かれていた

{引用=
昔から ....
僕は僕それいがいなんでもない

僕の鎖で絡まれた心は矛先は

常に君の方向を示している

君は僕のことなんか一つも知らないけど

僕は君のことならなんでも知ってるつもりだよ

偶然 ....
休みだからと昼間で寝むれる
と、夜更かしをした
そのために目覚めたら頭痛がして
さらに眠りに付いた

同窓会の予定が数週間前に届いていた
そんなことを思い出して手紙を探す
約束の日取りは ....
自分の信用の分だけ渡された仕事
自分で築いた
信用と言う建築物
一つの柱が壊れてたら他の柱に負荷がかかり
簡単に全てが壊れてしまうだろう

実体の無いものだからこそ
儚くて切なくて
ラ ....
昨日の予告通りの日程をこなす
文句を言わずに外回りをしている
「暑い」とも口にせずに
灰色の{ルビ地面=アスファルト}を歩いている

昼食はいつもと同じコンビニ弁当で390円
その重みを僕 ....
N・Kに





魚がいる
魚についばまれている
ちいさな
魚たちに

僕は部屋 ....
明日の花火大会の知らせがコンビニの壁に貼られていた
家からそれほど遠くないけど行く気がしない
それは単純に仕事の疲れなのかな?
社会人という存在だからなのだろうか・・・

数年前の大学時代
 ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
7番目の唄- 夏鬼未詩・独白2*06-7-26
向日葵村のタンポポと蒲公英村のヒマワリ- 海月散文(批評 ...1*06-7-26
- 海月自由詩2*06-7-26
百日紅- Rin.自由詩24*06-7-26
優しい日々- 海月自由詩3*06-7-25
ありきたりなストーリーでも満足だよ- こめ自由詩1206-7-25
嘔吐- 海月自由詩2*06-7-24
風車- 海月自由詩1*06-7-23
フィルター- 九谷夏紀自由詩306-7-23
縁日を居酒屋で- 海月自由詩4*06-7-22
思い出せない人- アサリナ自由詩6*06-7-22
- 海月自由詩1*06-7-21
アナタの色は何色ですか?- こめ自由詩1006-7-21
かたすみ・・・『宇宙の塵』へ・・・- さち未詩・独白7*06-7-20
夏風の子- 佐野権太自由詩29*06-7-20
夏の嵐- 水在らあ ...自由詩15*06-7-19
未来手紙- 海月自由詩1*06-7-19
終着駅で君を待つ- 海月自由詩1*06-7-18
黒猫- 海月自由詩1*06-7-17
水槽メランコリー- 結城 森 ...自由詩4*06-7-17
所在無い日- 水在らあ ...自由詩22*06-7-16
一週間_ー日曜日・後半ー- 海月自由詩1*06-7-16
*あ〜ぁ、夏休み*- かおる自由詩8*06-7-16
一週間_ー日曜日・前半ー- 海月自由詩2*06-7-16
偶然と必然が奇跡へと繋いでいく- こめ自由詩906-7-15
一週間_ー土曜日ー- 海月自由詩2*06-7-15
一週間_ー金曜日・後半ー- 海月自由詩2*06-7-14
一週間_ー金曜日・前半ー- 海月自由詩1*06-7-14
AUSENCIA- 水在らあ ...自由詩23*06-7-13
一週間_ー木曜日ー- 海月自由詩1*06-7-13

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