プラットホームに無数に付けられた
チューインガムの黒点が
未熟な夏の気温を
幾分か下げている気さえして
ぎんいろの屋根に逃げ込む

そこから視界に飛び込む紫陽花の
無防備な一片は
まだ ....
山の奥に入って行かなければ
採ることのできない昆虫が
都会の真ん中にたくさん生きている
虫網を使わなくとも
高価なお金で獲得できる
採る楽しみよりも
持つ楽しみに変わってきたのだろうか
 ....
地球が背伸びをした
夢の中から目覚めて

(いつになったら
孤独は消えるのだろう)

そんなことを考えていた

夢で見た
木星との
失恋を思い出していた

悲しかった
こんな ....
近頃やたらと
涙もろくなっちゃった
なんでかな

自宅で映画の予告編を眺めていても
気がつくと
ぽろぽろしている
自分に気付く

やっと梅雨入りしたんだってね

紫陽花は
お隣 ....
ひとりきり の かえりみち
いつもと おなじみち なのに

なぜだか きょう は
ちがうみち のような きが した



あのこ と かえる かえりみち

いつもと おなじみち な ....
夜の川
仄かに光り
飛び交うは
源氏と名の付く
儚き命
 
 
螢火を
頼りに歩く
夜の道
昔の空を
心に浮かべ
 
 
月は照る
遥かな空から
地の果てへ
星は ....
その人が
その人であると感じるとき
土の匂いがする
生まれ育ったその土が
自分に伝わってくる
そこにしかない土
その土の一部分だけを
他の場所に移しても
土が壊れてしまいそうな
そん ....
積み木をバラ撒いたコンクリートジャングルには
ペ天使やダ天使を筆頭としたイロハ天使が
なぜか、ハムハム王子を創ろうと画策している

こどもはみんな
ハンカチ王子やハニカミ王子になるのに
 ....
手を繋ぐだけで、伝わればイイのにね。

静電気みたいに、ぴぴぴって。

この気持ち。トクベツだから。

あなただけに…。ね。
揺りかごより這い出でて
私たちは人間になったのでしょう

帰る場所が存在るのなら
揺りかごに戻りたいなんて
おいそれとは言うべきではないわね

生きる事は楽ではなくてよ
死ぬ事より ....
 
 
 
悲しいわけでもない
嬉しいわけでもない
 
 
 
それでも涙が止まらない
 
 
 
 
悲しくなんてないのに
 
嬉しくなんかないのに



鼻ま ....
今、会いたい人がいます
否、ずっと会いたい人がいます

会えない時間が
愛、育てるのさ
と言う流行歌が
昔あったけど

これは
会えると言う確約があるから
成り立つもので

 ....
雨に濡れてる紫陽花の
赤が濃くなるその花に
ほのかに光る銀の雨
一つ一つの音を聞く

そこには時が動いてる
膨らみながら進んでる
雫に溜まるその詩は
紫陽花の詩

風に吹かれる紫陽 ....
青空が映った瞳は
力強い光の匂いがする
その目が捕らえるものは
枯れた幹でさえも
息吹きが聞こえてきそうで

夕焼けが映った瞳は
哀愁が漂い
声をかけることすらも
ためらいがちにさせ ....
『おはよう』と
交わす言葉に
込み上げる
今日の愛しさ
噛み締め生きる


『また明日』
あると信じて
別れてく
沸き上がりくる
寂しさ隠し
好きな人には、恋人がいました。

可愛くて、イイコな、私の親友です。

だから、

悲しいけど、つらいけど、苦しいけど、

…泣いてしまうけど。

二人の、恋を、祝福したいと、思います。


そんな思 ....
夏至も間近
積もると
真っ黒になる雪を想像してみる
アルベドはゼロ
全ての波長を吸収し
構造色もなく
黒体放射は
あれは温度だから関係ないか
ああ、ちっちゃなブラックホールみたいだね
 ....
大切に使ってほしいからと
単純な直方体ではなく
いろいろな形の消しゴムが
たくさん作られた
なるべく人気のある人形や
自動車や食べ物など
色や匂いも工夫されていた
開発が開発を繋げ
本 ....
生きる希望などこの世界には無い。
あるとするなら、それは君の胸のうちにしかないものだろう。
押してだめでも
引けないときがある

一歩でも下がれば
負けてしまうと思うときがある

失敗しちゃう事も
それなりにある

後悔する事も
けっこう頻繁にある

でも意地を張 ....
雨降りて 蛙も宿りに 帰りたり


窓枠に 狭しと並ぶ 白きもの


紫陽花の 葉の裏見れば 蝸牛


長靴と 黄色い傘の 帰り道


水たまり  ....
浅い眠りのなかに
潮の匂いと砂を踏みしめる音がして
わたしは海辺にいるらしかった

裸足に海水は冷たくはなく
貝殻の欠片を拾い上げても
その尖った先は指を刺さない

(きっと夢なの ....
そっと でいいから
ふれてみたい
あなたの零した一雫のわけを

どこから
流れてきたのですか

まりのような白い雲が
あちこち 漂っている
空なのに
雪解け水が激しく流れる季節は
 ....
ぎんいろの折り紙で
鶴を折る

ぎんいろ
それは
わたし自身を惑わす窓辺の色合い

ぎんいろの街で
あなたとの足跡を探してしまう
例え人違いだったとしても
あなたに良く似た後姿に
 ....
嘘で固めた
仮面を嵌めて
 
道化のように
飄々と
 
 
愛想笑いを
貼り付けて
 
表面上の
お付き合い
 
 
 
誰も仮面に気づかない
誰も嘘には気づかない
 ....
神哭きて
割れんばかりに
響いては
涙滴り
大地を濡らす


刻経りて
涙は尽きて
笑い出す
陽の優しさに
虹を返して
雨上がり
太陽
夕焼け
そこに虹が架かるといい

私の気持ち
雨上がれ
人には見えて
自分には見えないもの
それは
自分の幸せなのかもしれない

自分では
不幸なことが多いと思うけど
人から見れば
幸せの方が多いらしい

いつも困ったことばかりだから
 ....
いつもの時間

いつもの場所

いつもの景色

幸せな空間

それでいいと思う
何も欲しがる必要ないと思う

これ以上は望まなくていい
今がきっと最良だから


 ....
  「アリュール」

{ルビ汚=けが}れならば五月雨川に流せりと誘ふその手は{ルビ梔子=くちなし}に似て


  「ブラック」

黒髪に触れし指先奏づるは重なる肌のあつき旋律
 ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黒点- 銀猫自由詩19*07-6-15
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- 恋月 ぴ ...自由詩37*07-6-15
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土の匂いがする- ぽえむ君自由詩5*07-6-13
*東京パック*- かおる自由詩9*07-6-13
ぴぴぴ- 愛心携帯写真+ ...9*07-6-13
ヘブン- 優飛自由詩4*07-6-13
気儘な- 秋桜未詩・独白3*07-6-12
*会いたい*- かおる自由詩10*07-6-12
紫陽花の詩- ぽえむ君自由詩10*07-6-12
瞳の中の空- 小原あき自由詩28*07-6-12
あいさつ- 秋桜短歌7*07-6-11
初めて失恋をしました。- 愛心携帯写真+ ...4*07-6-11
暗黒の六華- 小池房枝自由詩7*07-6-11
大切な消しゴム- ぽえむ君自由詩5*07-6-11
希望- DoGear自由詩307-6-11
意地っ張り- 優飛自由詩7*07-6-11
梅雨- 秋桜俳句4*07-6-11
夢の浜辺にて- 銀猫自由詩17*07-6-10
教えてください- 乱太郎自由詩20*07-6-10
ぎんいろ- 恋月 ぴ ...自由詩59+*07-6-9
仮面- 秋桜自由詩9*07-6-9
かみなり- 秋桜短歌7*07-6-9
雨上がり- 夕焼け空自由詩5*07-6-9
人には見えて- ぽえむ君自由詩9*07-6-9
違和感- 優飛自由詩10*07-6-9
パルファム- Rin K短歌32*07-6-9

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