ふうと一息
空に向かって
シャボン玉が膨らんでゆく

光に照らされて
青くなり
赤くなり
くるくる回る

たくさん飛ばして
気づけば
シャボン玉の空

地上では
アジサイが ....
男の子になりたいと
今でも思うときがある


女の子でよかったと
今でも思うときがある



女の子だから
スカートが制服
男の子になりたいと思った


体力テストの持久走 ....
風薫る五月は様々なニュースを吹き流し
五月雨が哀しみをぽとりと垂らす

滲んでいった誰かの想いを背負って
命にきりきり舞いしているときは

ライオンが行ったり来たりしている様子や
猿 ....

森には緑が生い茂る
その中のたった一枚の葉
その葉がなくとも
森は揺るぎないだろう
でも
その一枚の葉が
一枚の葉になるまで
どれだけ過程があるのだろう
その一枚にも
命が通っ ....
人生は刹那の繋ぎ合わせ
時間はただ
平等に人々に与えられ
平等に消えてゆく

刹那の時間に変わる世界を
瞬きすらも惜しみながら
隣り合わせた花の開花を
運命と名付けて
見逃さないでい ....
いつか見た大きな虹

空に架かった大きな橋

24色の色鉛筆じゃ描けない事

あの日はじめて知ったの


ねぇ あなたは知ってた?
先日、祖母の誕生日でした。
80歳になりました。
「傘寿」というらしいです。
「傘」の略字が縦書きの「八十」に見えることから、そう呼ぶのだとか。
来年は「盤寿」だそうで、その後も「卒寿」「白寿 ....
基本となる本体が手に入れば
いろいろなオプションがついてくる
たくさんの機能を身につけて
それだけあれば一日の生活は
事足りた
むしろオプションなしでは
生きてはゆけない

ある日
 ....
温かい人 冷たい人
どうやって決めましょう?


どこかの名前だけしか知らない国の不幸
嘆く事はできないの
だって私は飽食の国の住人だもの

誰かが言うわ
「あなたって冷たい ....
(日本は夜でも宇宙から見るとはっきりその形がわかる)
なんて思いながら
トイレに行く
その廊下で
隣から
義理の叔父と叔母の
喧嘩の音がする
わたしは舅のことを想う

嫁いで二年目
 ....
各駅停車しか停まらない
その駅のベンチに
ふと置かれた本が一冊
鞄に入れたつもりが
入らなかったのだろう

風でページがはらはらと
少しだけ浮き上がる
どこか心地よさそう

急行列 ....
(ミルクティを飲まなきゃいけないの
(ミルクティ、ある?
(歯を磨いたんだから、もう寝なさい


最近、きみは早く寝てしまうから
赤いランドセルの留金をひらいて
見てしまったんだ

 ....
時代が進み
同時に技術も進歩した
ある日
割れないガラスが作られた
高いところから落としても
ハンマーで強く叩いても
割れることはなかった
値段も普通のガラスよりも安く
大量に生産する ....
いつも駅まで歩く道
朝が早いので
その店はまだ閉まっている
どうやら花屋らしい
けれども
見るのは灰色のシャッターだけ

盲目的に一日を働いた
マニュアル通りに忠実に
終わりのない繰 ....
友達同士は
そのとき気分で

だなんて
なんだか寂しい気がするな

友達だと思っていても
困ったときには知らんぷり

お釈迦様の蜘蛛の糸。とっくに切れてしまったよう

ファイト・ ....
満員電車の中のつり革を
片腕を伸ばしたまま
必死になって握り締め
このつり革は自分ものだと
態度で主張する
そんなわずかな場所が
そんなに欲しいのかい
数分後にはみんな降りてしまうよ
 ....
傷つけたくありません。
だから
この『想い』は、心に、秘めることに決めました。

貴方の私に対する『想い』
私の貴方に対する『想い』

全く違うものだと知っているから。
何も言わずに、 ....
家も無く
吾を知る者も
今は莫し
根無し草とぞ
人は言ふらむ


風荒ぶ
夜の旅路に
光差す
命の灯火
いざ、行きめやも


黎明に
はためく翼は
輝きて
火の粉振り ....
“三歩下がって付いてゆきます”

いつだって女は
そう思っているの

紅差し指に光る
永遠の絆

永遠なんて
そんな簡単に掴めるものじゃない
わかっている
わかっているから

 ....
駅までは歩いて十数分
雨の日は五分も待てばバスが来る
車と人の道も分けられて
目的地までは
黙ってまっすぐ進めばよい

この道は
多くの人のために作られた
そしてこの道には
多くの人 ....
「宇宙」と書いて「ソラ」と読む

自称詩人の始まりだとしたら

私は間違いなく

それにあたると思うんです

「本気」と書いて「マジ」と読むとは

ちょっと違うのです

 ....
別れの理由

十一ヶ月考えて
やっとわかったよ

本当に好きでいてくれたから
ずっと拒めずにいたんだね

無理させちゃってごめんね

気付かないふりして
甘えてばかりだったね
 ....
山を見ろ
何かが聞こえてくるだろ
それが
ヤマトの歌だ

海を見ろ
何かが動いているだろ
それが
ヤマトの踊りだ

ヤマトは
自然という言葉を知らない
なぜならば
自然そのも ....
【愛してる】
これ以外では表せず
君に捧げる五文字の心


友愛と恋の違いを知り得ずに
ただ愛だけが心を占めた


世界中誰に聞いてもわからない
【愛】の意味は自ら生み出す
舟を流す
船という形を流す
手紙は乗せない
自分の名前も土地の名前も書かない
からっぽの方舟
形だけが少しずつ違ううつろ船

笹舟にさえひとは何か
思いを浮かべずにはいられないけれど
 ....
ぎらぎらとした太陽の光を
何も遮るものもなく
そのまま受けながら
アスファルトの道を
ひたすらと歩き続ける
たらたらと頭から汗が落ち
体がべとべとする
道からはむらむらとした熱が
浮き ....
一秒
このわずか一秒の間に
地球の中で
数えきれないほどの電子が移動する
それが今という時代

今の時代には今の詩を
それでは
何が生まれるというのだろう
とてつもなく広く速い流れの ....
ある日の夏
空にできた波紋は
地上のあらゆるものを揺らした
緑豊かな森も
氷で覆われている山頂も
果てしなく続く海も
一日を必死で生き抜く動物も
せわしく生きる人間も
その波紋に包まれ ....
一夜目に
魚は水底で静かに息を潜めてる
女は甘い溜息を波紋の隙に流してる

二夜目に
月の裏側から覗く女の憂い顔
空虚に穴の開いた瞳と痩せ細った指先と嘆きと嗚咽

とうに音をなくしてき ....
一期一会
だなんて、ことばでは語りきれない

こんなデジタルの時代だからこそ
0と1の狭間にあるものを
あなたに伝えたい

それは
感動に震える心臓の鼓動であり
汗ばんでしまった掌の ....
ペポパンプさんのおすすめリスト(7314)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シャボン玉の空- ぽえむ君自由詩14*07-6-8
男の子_女の子- 秋桜自由詩7*07-6-8
*植物園まで*- かおる自由詩9*07-6-8
一枚の葉- ぽえむ君自由詩15*07-6-8
刹那- 小原あき自由詩26*07-6-8
虹色- 優飛自由詩6*07-6-8
祖母のこと_2007年6月- 北大路京 ...散文(批評 ...22*07-6-7
オプション- ぽえむ君自由詩8*07-6-7
ライン- 優飛自由詩4*07-6-7
夫婦- 小原あき自由詩23*07-6-7
忘れ物- ぽえむ君自由詩9*07-6-7
自由帳- 佐野権太自由詩26*07-6-7
割れないガラス- ぽえむ君自由詩5*07-6-6
花屋のシャッター- ぽえむ君自由詩14*07-6-6
どうし- 恋月 ぴ ...自由詩19*07-6-6
悲しい占領地- ぽえむ君自由詩26*07-6-5
告白の前日- 愛心自由詩2*07-6-5
旅人- 秋桜短歌10*07-6-5
紅差し指- 小原あき自由詩18*07-6-5
都会の温かさ- ぽえむ君自由詩13*07-6-5
詩人はじめました。- 優飛自由詩13*07-6-5
無題- Wasabi 未詩・独白307-6-5
ヤマトの歌- ぽえむ君自由詩12*07-6-4
あい- 秋桜短歌10*07-6-4
ペットボトルじゃないほうがいいね- 小池房枝自由詩12*07-6-4
夏歩き- ぽえむ君自由詩21*07-6-4
今の時代には今の詩を- ぽえむ君自由詩10*07-6-3
空の波紋- ぽえむ君自由詩11*07-6-3
入水のち- 夕凪ここ ...自由詩607-6-3
- 恋月 ぴ ...自由詩32*07-6-3

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