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あなたの選んだ道に頷けなかった私がいる。


もしここであなたが車に轢かれそうになったら

私はためらわず飛び出すでしょう。


けれど。

毎日の中で私を殺しては生きてゆけな ....
愛が欲しかったわけじゃない

拠り所が欲しかっただけ


優しくしたのは優しくされたかったから


愛を情熱に換算できるとして

私にはその余力さえも残っていなかった
 ....
私の人生を一冊のノートに綴れば

なんて薄っぺらいものになるだろう。

あなたと出会った事も

時折情熱を感じただけと言ってしまえば

それで事足りる。

泣いた事も笑った事も ....
嘘を憎むのなら

誰かを傷つける罪を覚悟しなければいけない。

嘘を否定するのなら

真実を受け入れる強さを持たなくてはいけない。



あの晩彼女をありきたりな理由で傷付 ....
置いてけぼりシンデレラ

ボロボロの服はドレスにはならないし

かぼちゃは馬車になんかならない

それに気付いた灰かぶりは

自分でドレスを縫って

自力で馬車を作っちゃうかもよ? ....
飛び立った鳥の行方を捜してる 夜に焦がれて夜に怯えて

いつだって夜は味方じゃなかったし別れの電話も覚悟してたし

アイドルと政治家が並ぶ深夜枠誰も嘘つき誰も正直

真夜中のテレショ ....
愛憎は一雨ごとに深くなり黒髪に落ちる椿の骸 僕はコールタールでできてる 秋になったから

イチョウや赤とんぼをモチーフにした雑貨を探してたんだけど

何故か桜に蜜蜂のモチーフの雑貨を見つけてしまった。

いや、「しまった」とかじゃないけど。

来年の春 ....
優しさに接吻

朝晩冷え込んできたから

風邪に気を付けてね

優しさに接吻

車の往来が激しいから

帰り道は気を付けてね

優しさに接吻

生きようとしてい ....
雨の日はビー玉に

世界を映して覗き見た。

このビー玉をくれたのは知らないおじさんで

両手に溢れるほどの色とりどりのビー玉をくれた。

雨の日は透明。

夕暮れは橙 ....
愛しなさい

ただひたむきに

引き換えるものなど待ってはいけない

見返りを求めた途端

それは愛ではなくなるから
教室の隅に削った名前だけ生きてるようで泣きたくなった

雑踏に心が蝕まれてゆく泣きたい泣けない私をさらって

雪の中歩幅の狭い足跡を振り返り見るまだ生きていく

君はまだ知らなく ....
「あの人は優しいからね」友達が呟く言葉に泣きそうになる

優しさも厳しさもみんな好きだからずるさも弱さも責められないまま

あの空にあの星にあの夕焼けにいつもあなたが微笑んでいる

こんな ....
もう一度



もう二度と



一体どちらが



罪深いだろう



愛に後先などなく



後悔に未来などない



けれども幾つかの煌めきを
 ....
柔らかい言葉は聞き飽きた


辛辣な愛の言葉を星空の果てまで届けておくれ


激しさだけで抱き合った真夜中の赤い部屋


星が上から下へ流れていく様子を見ながら


君 ....
この恋が終われば私は消えてしまう 恋することは息をすること

もう二度と優しい嘘に傷付かないようにあなたを愛し抜きます

夜になり朝顔たちが眠ってもあなたの笑顔が瞼に沁みて

 ....
あぁ、あなた。誰かを愛したんだね。

愛し過ぎて、泣いてしまったんだね。

そうか。迷ってるのか。


でも、たぶんその気持ちは、自分でも

止められないよ?

 ....
あなたに会って涙の{ルビ理由=わけ}に気付いた


悲しくなくても


涙を流すんだね



あなたに会って優しさの意味に気付いた


誰かの為に


優し ....
――――夏の初めだった――――


おばあちゃんが他界した。

おばあちゃんは、どこにでもいるような

ごくごく普通の田舎のおばあちゃんで

真面目で頑固で亭主関白な大正生まれのおじ ....
風邪をひいたと言う人の見舞いには行かない きっとまた迷うから

真昼間に蛇口から出た熱い水「お湯じゃなくてさ」と言う君が好き

放課後の少女は三つ編み解きつつ運命などを未だ夢見る

あ ....
さよなら


はちみつのような思い出たち


あなたのほほの熱を


忘れられないままに


さよなら


はちみつのような思い出たち


あなたが決めた道を
 ....
           
この目で見ていこうね

この耳で聞いていこうね

この口で笑っていこうね

この手で触れていこうね

この足で歩いていこうね

この心で感じていこうね
 ....
愛するほどに遠くなる

貴方は私をやさしく傷付けて

飛ぶ鳥は振り向かないからと言って

背中だけ向けて私の知らない世界へ歩き出す



あの花束は

もう枯れたでしょ ....
僕たちはただ、夏のせいにして

激しく求め合い

そしてただ、夏のせいにして

激しく傷付け合った



総てはあの照り付ける

太陽のせいだと

思いたかった ....
毎晩3人の『子ども達』と一緒に寝る。

名前は

『ライオン丸』

『ライ次郎』

『うさこ』。

9年前にとある雑貨店、いや、『産婦人科』で

発見、いや、『出産』した。 ....
昨日夕方、あの人に偶然会いました。

表情も分からないくらい遠い距離だったけれど

大きく手を振ると

大きく手を振り返してくれました。

あの人は急いでいる風で

わたしは足 ....
空は


晴天なり


晴天なり



恋は


その向こう


その向こう


いつか


この胸に


輝いて


この胸に

 ....
路地裏に朝が来る


渇いた夜をすり抜けて朝が来る


湿った朝顔たちが顔を上げ始め


そうして恋が


そっと目を覚ます
ねぇ君
泣いてないで笑いなよ

空き缶を蹴飛ばしても
明日には届かない

空が海に溶けてるって知ってるかい?

僕らが見つけたものに
名前を付けるとして
それが恋なら良いと ....
ペポパンプさんの永乃ゆちさんおすすめリスト(86)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私の理由- 永乃ゆち自由詩2*12-10-30
- 永乃ゆち自由詩3*12-10-29
一冊のノート- 永乃ゆち自由詩3*12-10-29
海月の夜- 永乃ゆち自由詩4*12-10-28
良く晴れた日の屋上で- 永乃ゆち自由詩3*12-10-21
夜(或いは希望或いは絶望)- 永乃ゆち短歌3*12-10-3
愛憎- 永乃ゆち短歌2*12-10-2
コールタール- 永乃ゆち自由詩6*12-10-2
春の約束- 永乃ゆち自由詩11*12-10-2
優しさに接吻- 永乃ゆち自由詩4*12-9-30
ビー玉- 永乃ゆち自由詩13+*12-9-26
ひたむきに- 永乃ゆち自由詩3*12-9-26
氷点下十度の記憶- 永乃ゆち短歌1*12-9-25
片恋短歌Ⅰ- 永乃ゆち短歌1*12-9-21
もう一度、もう二度と。- 永乃ゆち自由詩4*12-9-20
星空の果て- 永乃ゆち自由詩3*12-9-20
空は晴天- 永乃ゆち短歌3*12-9-19
そうゆう風にできている。- 永乃ゆち自由詩2*12-9-18
あなたへ- 永乃ゆち自由詩4*12-9-18
ファンタオレンジ- 永乃ゆち自由詩8*12-8-28
その他大勢の中の孤独という事。- 永乃ゆち短歌8*12-8-25
はちみつ(改作)- 永乃ゆち自由詩4*12-8-25
旅の途中- 永乃ゆち自由詩3*12-8-24
あの花束は- 永乃ゆち自由詩8*12-8-24
僕たちはただ- 永乃ゆち自由詩3*12-8-8
『子ども達』- 永乃ゆち自由詩9*12-8-4
昨日夕方、- 永乃ゆち自由詩8*12-8-1
晴天なり- 永乃ゆち自由詩4*12-7-31
路地裏に朝が来る- 永乃ゆち自由詩5*12-7-30
言っておくれよ- 永乃ゆち自由詩4*12-7-29

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