人の大事な気持ちは どこか大切な処で静かに呼吸をしている

多分 処理なんて出来ない しない

劣っているなんて 億劫だ

途上だから 親しみ歩み近づいてゆく

 大事な気持ちは臆病に ....
君に恋して僕はバカになりました 大事にしていた鎖が切れた
猫が転んだ
列車が衝突した
雨はまだ降らない

東京が歓声をあげる
世界が悲鳴をおしころす

僕はなんとなく笑う
君が呟く

( )

唇 ....
インスパイアを拾う頂く 奪う本能 アタシのもの
形成された思考回路に新たな道を工事している 音が煩い

タイヤが滑らかに唸る様に 道を削いでゆく 鍛冶職人の様に
未だ雷師の様な閃きはない 如是 ....
古い山荘の天井から  
電球が外れたまま、黒いコードが
吊り下がっている 

あそこに  
寒村の夜をも照らす  
ひとつの明るい電燈の  
幻を視るのは  

霊の世界にいるひとと ....
近所に温泉があって
泥水のように濁った湯と
青みがかった透明な湯と

泥んこ温泉はホントに温泉らしくて
透明温泉は井戸水お風呂のようで
でもどちらも温泉

晴れた朝の風景を
 ....
君のために生きるから君のためには死ねない 思考と感情機能



わたしが
ふたたび
世界をもつために
陥ってはならないことは
まとまらない衝動で
突き動かされてしまう前に
感情を別けて考えるのではなく、
感情を読み取り
 ....
生前の祖父のことをよく覚えてはいない
祖父はわたしが物心つく前には亡くなっていた
抱かれた話を聞いても
、抱きおとされた怖さを聞いても
、色の剥げた写真に並ぶしわくちゃな姿だけが写る
 ....
                130909



緊急ブレーキの軋む音
大災害でも大活躍した
気の好い
エアーポンプの劣情を促す
黄緑色の青春VS赤黒の想念も
形を得て
型を得て ....
しかし
だけど
そのまんま

それで
だから
ほしいまま

たぶん
おそらく
このうえなく

まったく
すべて
すべからく

いきて
いかされ
それだけで
 ....
「one person, two persons, three persons」と数えてしまう人がいたら、
おしえてあげよう
「違う、one person, two people, thre ....
たぶん今頃あなたは
見知らぬ女のために
木綿豆腐を切り分け
お出汁にすべりこませる
積算書にメモ書きをしてみせた
やわらかく白い指先で


一方残業を終えたばかりのわたしは
娘のお迎 ....
 
 
アパートに似た生き物が
背中を掻いている
古い窓を開ければ子供の声が聞こえ
秋の風も入るようになった

父が死に
母が死に
君は僕と同じ籍にいたくないと言った
もう昔みたい ....
悲しみは後からやってくる

それでも私は今生きている

想いでが突如現れたことに

戸惑うて眼を閉じ深層心理

入り込み入り込ませるのだ

それは誰不可思議な出遭い

あなたは ....
校庭を見つめる

あんなことをして

秋の日暮れを

ぼくもまた過ごしていた

校庭を行き過ぎる

あんなことをして

秋の日暮れを

ぼくもまた過ごしていた


「 ....
水面しか思い出せない 悔いはない

 溢れんばかりに憚る言葉が間合に入ってくる いつでもどこでも
 拾おうと跪くと脆く「N」の単位でなんか話にならない 早くに去ってしまう

 いづれ ....
汚染された少年は
灰だらけの翼を広げて
身を抱いている
汚染された少年は
ろくでもない世の中から
隔絶されたいと願っている
心が血を流し
私は気を失いかけ
果てのない悲しさに
果てを ....
引越しが落ちついて
さあどこかに食べに行こうという算段になり
歩いていける距離といえば
とんかつかフランス料理風か喫茶店かお好み焼きだった

「お好み焼きアキちゃん」は
とびきりの笑顔のふ ....
言葉にできないほど好きなことを言葉にするのは難しい

だーーーーー(略)ーーーい好き
玄関の隅に蜘蛛の巣がある
大きな蚊の死骸が かかっている

ほうきではらい 外に掃く
小さな蜘蛛が逃げる

朝の外気が 玄関から流れ込む
蚊の死骸は やがて蟻に運ばれるだろうか

巣 ....
ありのままをみせる蟻はいないけど、わたしたちはあるがままに暮らす人だったので、ゴシック体でゴシップ斜め微笑み返しでお互いの口の中へウィスキーボンボンを放り込み、舌べらで潰しあった。薄っぺらな唇を噛んで .... さんずいと林の狭間をうろつきながらハンドルを握っていると
「もうすぐひがくれます。ライトをつけませんか?」
壊れたはずのナビがしゃべる無機質な声に、さんずいのよこで立ちくずれそうになった。
きみの薄い膜がやぶれる理由や
まなざしが冷たくなっていくときを
ぼくは近くで見ていた

さいごに聞いたきみの笑い声は
お笑い芸人のコントだったね
年の瀬 新しく歩んでいく(はずだった)世界 ....
詩について論じたり
批評したりできる人たちが読むならば
詩とは呼んでもらえないような代物を
三年間で百八十くらい書き投稿してきた
それ以前にも書いてはいたが
誰にも読んでもらう機会がなかった ....
仲間と盛り上がる時
大切な人を失った時
お腹を抱えて笑った時
許せず牙を向けた時
君と誓ったあの時
繋がっている
一つの時間(とき)に

早くなることなく
遅くなることなく
平等に ....
 
自転車の花が咲いたよ
靴ひもの言葉で
僕は君に告げた
今日も生活の中で
信号は赤から青へと変わる
軟らかなコンクリートの
優しさに包まれながら
もう少し眠っていたいけれど
僕の身 ....
だいじょうぶ

気持ちで言っても伝わらない

数字で言ったら伝わるのかな

数字で言うならいまのこと

みらいではなくていまのこと


ひとはいつの世も雰囲気にながされて

 ....
TOKYO
小さな文字が
大写しされ
会場が
街が
歓喜で満ちる

2020
TOKYO
私たちは
皆どこかで安堵する

(そうか)
(とりあえず)
(そこまで未来は続くら ....
あかねにきらめく雲母の
ひとひら
水面に
さかさまの
稜線
今も
背伸びしている梢

憎しみだった


どこから
逆流したのか
痩せ細る
影を滲ませ
それは 確かに
 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15764)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
甘美にくちづけ- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-9-11
君に恋して僕はバカになりました- 北大路京 ...自由詩513-9-11
もうだめ- はるな自由詩313-9-11
思考回路工事中- 朝焼彩茜 ...自由詩513-9-10
山荘の灯__- 服部 剛自由詩213-9-10
温泉水と詩- イナエ自由詩6*13-9-10
君のために生きるから君のためには死ねない- 北大路京 ...自由詩1813-9-10
思考と感情機能- はなもと ...自由詩513-9-10
青黄黒緑赤- アラガイ ...自由詩18*13-9-10
青黄黒緑赤- あおば自由詩5*13-9-10
このまま- シホ.N自由詩413-9-10
青黄黒緑赤- るるりら自由詩8*13-9-9
アパートメント- 伊織自由詩9*13-9-9
電話- たもつ自由詩2313-9-9
風の響き・・・- tamami自由詩113-9-9
秋の日暮れ- 吉岡ペペ ...自由詩413-9-9
間合に入る言葉- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-9-9
いつかきっと生まれ変われる時まで- 黒髪自由詩3*13-9-9
アキちゃん- そらの珊 ...自由詩20*13-9-9
言葉にできないほど好きなこと- 北大路京 ...自由詩313-9-9
巣編み- 砂木自由詩13*13-9-9
WORD+L=WORLD - 阿ト理恵自由詩19*13-9-9
夏が終わる、それは、不意打ち - 阿ト理恵自由詩6*13-9-9
世界が終わった朝- AquArium自由詩113-9-8
空白地帯- ただのみ ...自由詩20*13-9-8
先と無- ムウ自由詩413-9-8
生活- たもつ自由詩913-9-8
だいじょうぶ- 吉岡ペペ ...自由詩413-9-8
東京2020- umineko自由詩16*13-9-8
山の学校__ー秋ー- Lucy自由詩8*13-9-8

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