すっかり肩落としてる
なぜとたずねてよお願い
でもわたしきっと明かさない
隠すことでもないのだけど

疲れてしまってだから
よぎる衝動もある
時々じゃなくて頻繁なそれは
自分で決定しな ....
 5回に2回しか考えていることを言葉に出さない そういう私の上澄みを皆が好いてくれていた 淡白であとを濁さない演技で 私なりに道を極めていた 対話を悲しみでもみ消す以外の表現をまだ知らなかった 時には ....

誰かの笑い声が聞こえる 僕は壇上に立ちつくしたまんま
何か気の利いたことを 言わなきゃって心の中を探すけど
そんなもの最初っからなかったんだ 分かっていたんだ
僕の右往左往する様を見て ....
ある日私たちは純白に生まれる
何一つ自分らしさなど持ち合わせず
ただひたすら落ちて往く
それはいつの時代も変わらない

けれどこの時代に相応しい
数多の毒に冒されながら
私たちは落ちて往 ....
お隣に
君の横顔があります
白いうなじが光って
クラクラ目眩

音鳴りに
君の好きな歌が聞こえます
幸せそうに鼻歌うたって
キラキラ二重

大人なりに
君の良いところを褒 ....
いいな いいな 
にんげんの子っていいな
たましい、なんてたべあきちゃった!
ボクもおかしほしいよーママ

ひとりくらい仮装じゃなくて
ほんまもんが
まぎれているとか いないとか
長いノリツッコミのあいだに結婚していた なんぼ、心や心や
言うても
クタクタに疲れたらなんもできへん

なんぼ、悪いところはありません
って医者に言われても
ショック受けてへこんだら動かれへん

心身ともに健全って当たり前
 ....
あなたには
彼女がいるって
きいたわ
地位も
名誉も
揃ってて
正常で
スペシャルで
きれい

まるで手が届かないわ

わたしたちには
許されないことがある
冗談とか
軽 ....
人間の住処に入り込んで
人間の保護するツバメの
まだ飛べない幼鳥を盗み取る
怒りに任せて蛇をつかみ

初めてつかんだ蛇
のサラサラした感触
ウナギのようなヌメヌメなど無い

以来 
 ....
今日は可燃ゴミ収集日
ゆるゆるゴムのパンツを捨てる

魚肉の切れっ端や野菜葛の異臭にまみれたパンツ
カラス除けのネットを剥がし
顔色も変えずに集めてくれる若いあなたがいる

履き替える新 ....
おいしいスープも煮えた頃だし
バイオリン弾きも呼んできな
けむくじゃらの獣たちも着飾って
誰もが招かれざるお客
ラー油をたっぷりラードもこってり
けじめもなしの騒ぎ放題
まちがえたって?
 ....
踏切虫が
手に鋏を持って
葬列へと襲いかかる

無限遠点が交わる時
私たちは一斉に羽を震わせて
踏切虫のように触覚を
様月と印月の間にかけて
ジャックは豆の木を駆け下りて
大急ぎで斧を持ってきた
ラン蘭乱卵
たん淡譚
話しかけないでください
ローソクの火が妖しく揺らぎ
ウィンナーワルツのレコードが
くるくると逆回転し始める深夜
ソファに百年腰掛けていた
黒服の人形が笑いだし
ラファエルの心臓が壁一面に引 ....
屋根のうえで電話した

南の黒い風に吹かれてた

僕はあの頃小説を書いていた

吐き出す言葉はそこだけに注いでいた

僕はそういう道を歩いていた


みんな生きているか

ネットのニュースに人の影

 ....
いつからこんな所にいたんだっけ

寝転んで
床に耳をあてて聞いてみる
足がくすぐったい
口の中 鉄の味がする

白い部屋に
白いワンピースが1つ
真っ黒の私が1人

閉じ ....
育つ
育てられていく
時間をかけて
お金をかけて
思い出さえ
何層にも
織り成されて
必要なときに
必要な手を
考え
実行できる
ちからをもつ
未来の
理想に
似せて

 ....
八年間を棒に振ったと嘆く彼女の向かいで
彼女の八年プラス八年分の熱量を羨ましく
も理解できないでいる私は私で十一年間を
棒に振ったかもしれない現実から目を逸ら
しつづけているのだからお互い仕方 ....
同じ明かりを求め消えてしまった とんぼは空を飛ぶ

一生懸命羽根をふるわせ
からっぽなからだを浮遊させる

最低限のそらを飛ぶ機能しかもたない
あとは生殖機能と風にのる技術

歌舞管弦がなくとも
やつらは限りなく美 ....
夜の旧山手通り

どこかの大使館の前
キャリーパミュパミュみたいな
自転車少女やハットできどった
ボーイズがとおりすぎる

夜の明治通り

花園神社からさきは闇だ
人種と性のごった ....
  半刻ほど前から
  組んでいた指をほどいて
  あなたが落とす銀箔に似た笑み
  ガソリンじみた水溜まりにひとつ、
  爛れたショパンがしゅんと跳ねた
私ね、月から来たんだよ

って君が言ったこと
最初は信じなかったけど
本当だったんだね ごめんね

天に架かる橋が
地からのびた日

君が裸足で近所の公園の
ジャングル ....
「阿」

宇宙のはじまり
命のはじまり
言葉のはじまり

はじまりの吐息が
外側をふるわせる時
内側のふるえは

色となり
音となり
文字となって
世界を創りはじめる
 ....
長く白い廊下を歩いている
窓のない、一人分の幅しかない廊下を
私はただ延々と無言で歩いている

平易な路程ではなかった
ある時は出口を求め走りに走り
またある時は壁にすがり壁を壊 ....
アイスコーヒーをフーフーして飲んだ 晩秋の貌
こがらしを予感させる
襟巻やコートが
街にちらほら

また白い息の季節がくる
暖めあうにはいいが
ひとりはつらいものだ

痩せこけた猫のよう
昔看取った
皮膚病もちの野 ....
きのこから
かすかに放たれる
木の薫り

ふかふかのおがくずに
そっと置かれた
誠実なお守りが
息をしている

きのこ

木の子
木の子ども

木は森の子ども
森は山の ....
夕日が雲を赤く染める時
切り絵のような木々が
空に黒く浮かぶ

烏は寝床へ帰って行く
昼間は息を潜めていた虫たちが
あちこちで鳴き出す

冷たい風が部屋を吹き抜けた
金木犀の香りは無 ....
殿上 童さんのおすすめリスト(15765)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
しゅん- もっぷ自由詩314-11-1
引け目- 深水遊脚自由詩4+*14-10-31
- itukamitanij ...自由詩2+*14-10-31
恋のように死す- ただのみ ...自由詩15+*14-10-31
おとなりに- 瑞海自由詩2+*14-10-31
ハローおばけちゃん_【るるりら収穫祭参加】- そらの珊 ...自由詩7+14-10-31
長いノリツッコミのあいだに結婚していた- 北大路京 ...自由詩2+14-10-31
元気が一番- 中原純乃自由詩3+*14-10-31
こと、もの、- はなもと ...自由詩5+*14-10-31
狩りーぼくらは人間2ー- イナエ自由詩6+*14-10-31
パンツ来歴ーぼくらは人間1ー- イナエ自由詩6+*14-10-31
今夜はお祭り(3)_- Lucy自由詩6+*14-10-31
_踏切虫- 佐藤伊織自由詩3+*14-10-31
今夜はお祭り(2)- Lucy自由詩4+*14-10-31
今夜はお祭りー収穫祭協賛- Lucy自由詩7+*14-10-31
そういう道- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-10-30
白の約束- 瑞海自由詩4*14-10-30
育成されるEvery_days- はなもと ...自由詩314-10-30
桂冠に捧げ詩- こうだた ...自由詩2*14-10-30
同じ明かりを求め消えてしまった- 北大路京 ...自由詩114-10-30
とんぼ- 梅昆布茶自由詩1114-10-30
ストリート- 梅昆布茶自由詩1014-10-30
爛れたショパン- 草野春心自由詩914-10-29
アスファルトムーン- 瑞海自由詩7*14-10-29
アルモニカ- nonya自由詩14*14-10-29
「メビウス」- 桐ヶ谷忍自由詩814-10-29
アイスコーヒーをフーフーして飲んだ- 北大路京 ...自由詩514-10-29
変奏曲- 梅昆布茶自由詩914-10-29
PORTE-BONHEUR_【詩サークル群青十月のお題「山」 ...- そらの珊 ...自由詩1514-10-29
さようならがまだ寂しく耳に残るから- ミツバチ自由詩5*14-10-29

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